2015年 03月 04日

必然

昔、

2360ホーンに憧れ、2450ドライバーを夢見ていた頃、

自分の将来の夢の理想のスピーカーは、4550(2220×2)に2450を装着した2360ホーンを乗せたものだった。

クラシックばかり聞いている人間がおおよそ考えないような取り合わせだろうし、

他の誰にも勧めないし、もしもそんなことをやろうという人がいたら、あわてて止めるように諭すだろうが、

それでも私は大まじめにそんなシステムを夢見ていた。



本の解説によると、2450というドライバーは画期的なもので、

とうとうツイーター無しで2ウエイで完結できると言われていた。

実際、JBLのシステムではそういう使われ方をしているが、

いかんせんそんな音を聞いたことも無ければ、ユニットも見たことも無かった。


でも、

まだまだ素直だった私は、そうであれば実に明快に2ウエイで自分の夢が叶うと信じていた。






とうとう2360を実際に手に入れた後のこの十数年の悪戦苦闘の一部はこのブログでも紹介しているが、

2ウエイで完結できるはずの私のシステムは、6ウエイにまで成長してしまった。

誰もそんな面倒なことをしたいわけじゃないが、

自分の理想のものを追い求めたら、そうなってしまった。



もちろんそれ以上の7ウエイまでは試したが、これはすぐさま撤退した。


全ては功罪を併せ持つもので、どこまで行くのかは自分で決める以外には無い。

私には6ウエイが理想的であったというだけの話なんだ。



そうやって完成した私のマンハッタンシステムであるが、

完成形を成したのが、今調べてみると2008年の9月。

死にもの狂いのオーディオが始まったのが、恐らく2001年か2002年だから、6~7年かかって完成したんだろう。

2008年から今年まで、マンハッタンシステムは全く不動で、

ブログ的にはあまり面白くない時期だったのかもしれないが、

不動ということは、私自身としては非常に幸せな時期だった。




今年、とうとうマンハッタンシステムにモノリスが導入され、

スピーカーシステムの再構築が始まった。


昔夢に見た2450は2451と姿を変えていたが、それでもJBLは今でもこいつを最高域部に使っている。

夢を再びということで、そのまま使いたかった。

そのまま使えるなら、システムは4ウエイで完結できる。



が、



やはり家庭で使うにはツイーターが欲しく、

5ウエイとなった。



しかししかし、

これではまだ高域の上ずりや薄さが気になる。

2451といえども、4インチダイアフラムドライバーにすぐツイーターをつなげるのは、

私には無理がありすぎるように聞こえてしまう。


ここら辺のことは、旧マンハッタンシステムで嫌というほど苦労したからその解決策は解っている。

4インチダイアフラムドライバーとツイーターの間に2インチダイアフラムドライバーをあてがえばよい。

以前はすべてアルニコを使ったユニットだったから、普通に2420を使った。

ホーンは2360属とも言うべき(開発、発表はこちらが先だったか?)2344ホーンを使い、

全く違和感なくシステム構成が可能だった。



しかし今回は、モノリスの上を担当せねばならない。

ドライバーは2425あるいは2426で良いとしても(本当はスナウトレスであってほしいが)、

ホーンが難しい。



あろうことか、今や唯一の相談相手と言えるODさんとしつこく喋っても、

なかなか解決策が出てこない。


でもその中で、これしか無いだろうという話になったのは、2374ホーン。





だれもこんなホーンを話題になんかしないだろうが、

いや、確かにこいつしか無いんだ。



2374ホーンは現在のJBLシアターシステムの4632などに使われているホーン。





これの一番上のやつね。



こいつなら、もちろんウエイブガイドホーンであるから、

形はともかく、その下の2352ホーンとの違和感も少ないだろう。



問題は、



こんなものが単体で手に入るのかどうかなのだが、




それが、





手に入った!





2425付!




願えば叶うもんだ。




しかし、こいつは数字よりでかく感じる。

今までのハイを担当していた2344と比べると、




でかい!




で早速、

取り替える



先ずこれは現状




2404Hツイーターの代わりに2374+2425




これで数時間頑張ったが、

やはり少し物足りない。



門外漢のJAZZをぼーっと聴くには力もあって良いが、

弦は物足りない。


で、結局、



6ウエイ。。。




この配置では2352ホーンと2374ホーンが干渉して気になる帯域が出るが、

2374ホーンのセッティングは思惑があるので、その実行さえあれば問題は無くなるだろう。



それにしても、


結局6ウエイ。




まあ文句は無いが。。



アンプリトンTS-3000の完全復活の可能性も大きくなってきた。


なんせ、

今ツイーターにあてがっているがこいつだから




おおよそツイーターには不釣り合いな6233。

フルレンジで鳴らすこいつは大好きなんだけど、

さすがにツイーターは柄じゃない  (+_+)







気分が良い。



今夜は大好きなケフェレックのピアノでバッハ





# by johannes30w | 2015-03-04 00:48 | オーディオと音楽 | Trackback | Comments(6)
2015年 02月 26日

走れ!走れ!

身体が動く間に頑張らなきゃ!






アンプリトンTS-3000が逝ってしまった。

修理に出している間、どうしようかとぼんやり考えていたが、



IクンからカウンターポイントSA-4の修理が完了したとの連絡が入っていたことを思い出した。

搬入をお願いし、その日程も決まっていたが、

あれが帰ってきたら、とりあえずかもしれないが音を出せることに気が付いた。



さっそくIクンに連絡し、自分で取りに行く段取りを組んだ。


C嬢で走る!









お店でSA-4を受け取り、

ダークサイドへ運び込む。

同時にアンプリトンTS-3000を運び出し、

修理へ送り出す。





家へ帰り、

妙に疲れて眠り込んでしまった。



気が付くと、

もうすっかり夜も更けていたが、

ここで頑張らねばどうする!



SA-4をスピーカーの前に運んで、






ああ、こいつはやっぱりいい顔している。






日替わりのアンプシステムになっているから良く解らないだろうが、

別に説明する必要も無いのだろうが、組みなおしたアンプは、



ウルトラロー(30w)   VTL MB-100

ロー(4550・2220C×2) カウンターポイント SA-4

ミッドロー (2392ホーン・2490) アンプリトン TS-5500

ミッドハイ (2352ホーン・2451) アンプリトン TS-5500

ハイ (2404H×2)  カウンターポイント SA-20


こんな感じ。

これでもツイーター部以外はモノラル構成。



SA-4は、まだ正規代理店がなんとか直してくれるようで助かる。

しかし、

最近の経験から、

もう天板は外しておきたい。







アンプリトンも、球の部分はボンネットが付いているのだが、

放熱のことも考えて、私は外して使っていた。

しかし、よくぞ外していたと言うべきで、

もしボンネット付きで使っていたら、

一昨日の炎上事件で、フーフー吹いて消し止めることもできなかっただろう。



天板が無いための埃の問題は、これはまめにエアダスターでも使うしかないだろうが。。。




ウーハーにIDDWであてがったアンプリトンTS-5500は、

導入後数時間で持ち場をミッドロー部とミッドハイ部に変更された。

実はこれは期待できる使い方なんだ。


アンプリトンのTS-3000もTS-5500も、単体でフルレンジシステム(という言い方も変だが)を鳴らしてその素性を確認している。

その時の感触で言えば、

私の場合、フルレンジで鳴らす限り、圧倒的にTS-3000が好みであった。

それに比べると、TS-5500は少し散漫でぼける。

それぞれに使われている出力管が、EL34とKT88であるからその違いも大きいだろうし、

この違いが真空管それぞれの特徴を表しているようにも思うのだが、

それはさておき、



ではそれぞれの性格を、システムに組むときに考えるなら、

ぼけ気味のTS-5500をホーン+ドライバーにあてがい、

締まるTS-3000をウーハー部に持ってきたい。


しかし現実は、出力の問題で、TS-3000をホーン部、TS-5500をウーハー部にあてがわざるを得ない。



先日はそうやってあてがい、これは先ずは満足のいく結果を得られたのではあるが、

TS-5500の鳴らすホーンの音は聞いてみたかった。



図らずしてその組み合わせをすることになったわけだ。





IDDW用の配線を作り直し、

ざっくりレベル調整をして鳴らしたその第一声は、



これはモノリス導入後、最も素晴らしいもので、

今までとは一ケタ違うレベルにいきなり進化した。



SA-4の魅力もさることながら、

TS-5500の鳴らすモノリスが実に良い。








思い出す。

マンハッタンシステムで、JBLの62XXアンプシリーズでシステムを組んだ時、

フルレンジで鳴らすとどうしても鈍くてくぐもっていて大嫌いな6260が、

ホーンにあてがうと、何とも魅力的な生々しさを発揮したことを。







もうこの組み合わせで煮詰めていって良いんじゃないかとさえ思える。







あんなに好きだったTS-3000は行き場を失うかもしれない。




でも今は、

そんなことは考えずに音楽を楽しもう。



いろいろ聴ける状態になってきた。

# by johannes30w | 2015-02-26 00:57 | オーディオと音楽 | Trackback | Comments(4)
2015年 02月 23日

負けるもんか パート2

やっとアンプが揃ってきた。

スピーカーシステムの構成は、

自分の現在の不満を考えればもう一歩進めたいが、

できれば現在の構成で完結させたい。


スピーカーの前がアンプだらけであまりにみっともないのでとりあえず整理したい。

30wの間にアンプタワーを組むのはスペース的に無理になったので、

いずれにしてもスピーカーの前に並ぶことにはなるのだが、

それにしても、もう少し何とかしたい。


ということで、

以前Mさんにいただいたアンプラックの天板を持ってきた。

放熱は気を付けないといけないので、

とりあえずアンプリトンは天板の上に並べ、

その下にもアンプを仕込みたい。






下に30w用のカーバーを入れようと思ったが、

いやいや、

どうせなら、30wも余った真空管アンプのVTLを使ってみよう。





ざっくりレベル調整したが、

あまりの音の違いにしばし呆然。。


カーバーの30wは結構気に入っていて、

その無駄が無く、力まない力感は実に魅力的。

VTLに換えた途端、その野放図な鳴りっぷりにびっくりした。

VTLってこんなんだったかな?

豊かに伸び伸び鳴ってくれるのは良いけど、

ちょっと真空管真空管しすぎのようにも感じる。

まあしかし、しばらくこれで使ってみよう。


外したカーバーは4Fのシアターで使う。





現在シアターのメインのアンプは、これもダークサイドからはみ出てしまったセータの4チャンネルアンプ「ドレッドノート」だが、

センターとサブウーハーにカーバーをあてがう。


シアターでの各チャンネルのレベル調整を済ませ、

少し映画を鳴らしてみたが、

いや、

カーバーは実にすごい。

ゲインを上げれば上げるだけ、いくらでもパワーが湧いてくる。

どこまでもついてくる。

こんな強烈なサブウーハーは初めて聞いた。



なるほど、このアンプが日本のオーディオ界で話題にもならなかったことが良くわかる。

こいつの真骨頂を日本の家庭内で聞くのは不可能だね。

あんな出力を放出させるのは、日本の家庭では無理だ。

逆に、イットキの能率の悪いスピーカーを鳴らしてやると良いのかもしれない。

ま、能率の悪いハイエンド系のスピーカーにこんなアンプをあてがうなんて、

普通の先入観を持った人なら絶対に拒否するだろうけどね。



シアターで気分を良くした私はダークサイドへ戻る。

縦置きではやっぱり扱いにくいので、アンプリトンは横並びに置き換えた。







うひゃひゃ!

バカバカしくって良い感じ!


配線も少し整理して、電源ON。





う~む、

少し音が変になってる。


今日は雨だから、そのせいか?


いや、

湿気が多い時の音とは逆方向に変だ。


明らかに中高域が弱い。




2393ホーン+2490ドライバーは、現代のホーンらしくイコライジングが前提。

なんとかイコライジング無しで完結させたかったが、やっぱり無理なのか?

う~む、

じゃ、

パライコで、一つまみだけしてやろう。。




うんうん、

これで良い。







と、

曲が進んだその時、
















   バーン!



と右手の方で何かが爆発した!




え?


と、その方向を見ると、

右チャンネルの中高域を受け持っているアンプリトンTS-3000からただならぬ煙が立ち上っている!



あ!  来た!



椅子から飛び上がって見に行くと、真空管も赤熱!

プラットホームの下から炎が立ち上がっている!



ありゃ~!




電源を落とし、

カメラカメラ!









さすがに焦っていて手ぶれしているのはご愛嬌。。



この後、火が収まるのを待ったが、一向に収まらないのでフーフー息をかけて消した。

ありがたいことにそれで消えてくれた。





しばし呆然。。



う~む、

さすがに真空管アンプはすごいな。

おまけにこいつはフランス製だもんな。





さあ、どうする?




アンプリトンを修理に出すのはもちろんとして、

その間の穴埋めをどうする?



それより、

この先もこいつを使って良いものなのか?






どうも考えがまとまらないが、

まあいい。



頑張るしかない!

















今日、K自動車のKさんからC嬢が治ったとの連絡をいただいた。

C嬢が帰ってきたら、慰めてもらおーっと。。

フランス生まれだけど。。

# by johannes30w | 2015-02-23 00:38 | オーディオと音楽 | Trackback | Comments(10)


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