2014年 04月 21日

事故

hasegawaさんの訪問以来、

調整はじりじりと進んでいる。

不具合も少しづつ見えてきている。


真空管アンプに慣れない私として、最も気になるのはその発熱。

この発熱がコンデンサー等に与える悪影響はシロートには気になるところ。

ファンによる強制冷却も簡単には出来るが、せっかくのファン追放キャンペーン中だから、

先ずはそのセッティングで放熱しやすい環境作り。

アンプをラックに入れる時、強制ファンを持たない自然空冷アンプの場合はその周りの空間をしっかり確保するのが当然のセオリーではあるが、

うちの場合、ぎちぎちではないものの、30wエンクロージャーに挟まれた19インチラックへの積み上げセッティングだから、

上下方向へは十分空間を取りたい。

取りたいが、空間は限られるので、いろいろ考える。

既存のゴム足の高さも不満なので、少しは持ち上げて、アンプの下の空間も確保したい。






しかし、

この真空管アンプというもの、

重いのはほとんどトランスで、またそれがシャーシの一方にかためてあったりするので、

バランスは当然悪く、ラックから出したり入れたりするのは一人では非常に難しいので、

昨日、16インチ~’S若手のホープである4BAちゃんに手伝ってもらった。


ラックに入ったアンプを、ラックの前と後ろから二人でじりじりと出す。

ラックの後ろに入るには、スピーカーシステムを乗り越えなければいけない。

一番右の2360ホーンをずらして、その隙間に体を押し込み、

そして4550エンクロージャーの上に上って後ろに降りる。



実は先日のアンプの組換えをやっている時に、頻繁にこれをやっていたため、

2360ホーンの転倒防止用に固定してあった板とホーンの足がほとんど外れていた。



改めてホーンをずらすと、ガコ! と板は完全に外れ、2360ホーンはひっくりかえりそうになった。

普通の状態なら、2360ホーンはドライバーが付いた状態で、非常に安定しているのだが、

なにせ私のこのミッドローには後ろにごさ丸かいちょ特製の木製ダブルスロートと二機の2482ドライバーが付いている。

そのままでは、ちょいと触れるだけで簡単にひっくりかえる。



ひっくりかえりそうなホーンをナントカ持ち上げ、とりあえず床に下ろした。

しかしこの重量は、

あと10年もしたら完全に持てなくなるだろうな~




スピーカーの後ろを通ってアンプラックの裏に回り込み、

前から4BAちゃんに引っ張ってもらい、後ろからは私が押し出して、

なんとか3台とも出した。

出したからにはもはやうちでは必要ないメッシュのガードパネルは取り外してしまう。





ついでに接点回復のために真空管は外して入れて外して入れて。。。。



シャーシを布で拭き上げて、

もとに戻すのだが、

ゴム足を避けて石のブロックの上にセッティングすることにした。

入れるにあたっては、上下の余裕がほとんどなく、

前と後ろで「危ない危ない!」 「押しますよー!」 「押して押して!」 「引っ張るぞー!」と、

大騒ぎした。


で、

なんとかセッティング





かっこいいような、かっこわるいような、、、、、



私が真空管アンプを微妙に避けてきたのはこの点もあるんだ。

つまり、

うちは6ウエイなので、それをすべて真空管アンプで賄うとなると、

最低限でも6台の真空管アンプが並ぶことになる。

6台も縦に積まれた真空管アンプなんて、なんだか発電所か怪しいハカセの実験室みたいになるんじゃないかと危惧していたんだ。



ま、

3台ならかわいいものかな。

目障りになったら、ついたて立てて、隠してやろう。





4BAちゃんにお願いして、重い重いダブルドライバーを持ち上げてもらい、

なんとか転倒防止の板にホーンの足を固定しなおした。



よしよし。。




    -・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-



さっき、



昨日外したミッドローの極性を間違えてとめたような気がしてきた。

確認しようとホーンに触れたとたん、

ダブルドライバーを抱えた巨大な2360ホーンは、

凄まじい音響とともに、4550エンクロージャーの後ろへ消えていった。






ありゃー!

やっちまった。。。






あんな音がしたんだから、ホーンは割れたに違いない。



4550の上に上り、恐る恐る覗き込むと、








4550の後ろに降りる時用に置いてある折り畳み椅子を枕にドライバーが鎮座してた。



狭い空間で、どりゃー! と持ち上げると、なんとホーンは完全に無事だった。

スロートも、何の問題も無かった。



良かった~~~!!!!







長年、このおバカなスピーカーシステムと格闘してきたが、

今まで何度も危ないことはあったにせよ、

しかしこんなことは初めての経験だった。



あの恐ろしい瞬間は、思い出したくもない。


# by johannes30w | 2014-04-21 01:22 | オーディオと音楽 | Trackback | Comments(12)
2014年 04月 16日

経験値アップ!

hasegawaさんとのお話は実に楽しかった。

クラシックファンというのは何故だかとても孤独で、

いつも友達を探している気がする。

私にしても音楽の話ができたのは高校のイットキだけで、

後はほぼ皆無だった。

クラシックを聴く人は意外に多いようだが、

ヘビーに聴く人となると途端に少なくなり、

さらにそういう人は、大概偏屈な「好み」を持ってしまい、

その自分の「好み」から外れる人間に対しては、悪意さえ抱くようなケースが多い。

相手の人格さえ否定するようなケースだってある。

面倒なことだ。



私がクラシックにのめり込んだのは、まだまだ楽界の華やかかりし頃。

カラヤンが厳然と君臨していた。


プロ野球と同じで、巨人が強ければ、アンチ巨人も元気になって、

球界も盛り上がる。



うーむ、話がそれる。。




とにかく、

hasegawaさんとの話は実に楽しかった。

彼はヘビーリスナーであるにもかかわらず、ニュートラルで真っ直ぐな方で、

私はほんとに嬉しかった。

3時間ほどの訪問だったが、あっという間に時間が過ぎた。





お客様をお見送りして、

私は自分の席へ戻った。


おもむろにCDを鳴らしてみて愕然となった。

実にもごもごしてる。


下はボーボー言ってるし、上はキャーキャーしてる。



「下はボーボー、上はキャーキャー」なんて、昔話のかちかち山なんかにそんなフレーズがあったっけ~?



なんて、遠くを見ている場合ではない。

ちょっと恥ずかしかったが、いやいやオーディオを聞いてもらうなんていうのはこんなもんだと自分をなだめつつ、

もう少し聞いてみる。


レベル調整を進めてみるが、どうも落としどころが無い。

う~む、アンプの選択を誤ったか?









またいずれ紹介しようと思うが、

今回の新たなアンプ群の主力は、とうとう真空管アンプなんだ。

ただ、30wを受け持つ最低域と、ツイーター、スーパーツイーター(と言っても、2420と2404なんだけど)にはトランジスタアンプを当てがっている。






今まではっきりと紹介しなかったのは訳があって、それもおいおい説明しよう。



これらの真空管アンプは、単独で、もちろんしっかりチェックして納得している。

チェックには4Fのシアターで活躍中の4520システムを使った。

真空管アンプだから、私が今まで使ってきたような駆動力のバケモノのような鳴り方はしない。

だから少々低域がぼけるのは仕方ないとも言える。





しかし、

これではさすがに酷すぎるじゃないか。

ぼけてにじんで我慢がならん。


レベル調整でも追いつかない。

やっぱりウーハー部も6233をあてがうべきか。。



なんて考えながらいろいろ聞いていた。




中島みゆきを聞いてみよう。


う~む、これはなかなか良い。

これならアンプの一新も意味がある。




「あたいの夏休み」



私はこれがかなり好きで、良く聞く。

鳴りだして、

酷い違和感を覚える。



なんだ?

ベースが遅れるぞ?


気持ち悪いぞ?


バスドラも遅れるぞ?



なんじゃこりゃ?









どうも30wが遅れる。


もしかしたらアンプのレイテンシの違いがもろに出てるのか?





デジチャンdbx4800を弄る。

こいつは各チャンネルのディレイを調整できる。



何かの計測器など持ち合わせていないので、

設定は完全に耳で行ったのだが、

その設定は思いのほか簡単で、すぐにポイントが見つかった。



ツイーター、スーパーツイーターの部分も少しばかり調整。




すると、


実に気持ちよく鳴りだした。

時間軸が合うとはこういうことなのか!



気持ちいいが、レベル調整はもう一度必要だね。

時間軸が合っていない時の最適なレベルと時間軸が合った時の最適値は全く違う。

面白いのは、

音楽の鳴り方がはっきり違って聞こえること。


30wが遅れていた時にはのんびり聞こえていた演奏も、

時間軸が合ってくると、実にはつらつと聞こえてくる。


今までも、義務的な調整は加えていたが、

ここまで明確に感じられたのは初めてだな。





面白い。



私はもう一つの調整アイテムを手に入れた。

ユニットの位置やそのマスだけではなく、アンプのレイテンシも含めた調整が必要だ。

問題は複雑に絡まるから、計算や測定は参考にしかならないだろう。

でも大丈夫。

ディレイの調整は、実に耳に解りやすい。



レベル調整とディレイの調整で、私のシステムはさらに追い込める。




ワクワク!!!


# by johannes30w | 2014-04-16 01:11 | オーディオと音楽 | Trackback | Comments(5)
2014年 04月 15日

怒涛の週末

いつもの出張の無い週末だったのでゆっくりできるかとホイホイ予定を入れていったら、

超過激な週末になってしまった。。



目玉は、土曜日の16インチー’s会合と、日曜日のhasegawaさんの襲撃。

久々にアンプ解体を進めていたから、先週はその再構築にマジで追われた。



金曜の夜には音出しを確認し、

アナライザーを使ってとりあえずのフラットバランスを取る。

こういうところはアナライザーの存在がありがたいのだが、

実際にはアナライザーでのフラットバランスなどは出発点に過ぎない。

アナライザーでのフラットバランスが、へんちくりんな音であることは誰もが知っているが、

それでも出発点には出来る。


しかし、

この時点ですでに頭を抱えてしまった。

デジチャンでのゲイン調整にはもちろん限界がある。

新しいパワーアンプ群には30w用のJBL6233以外にはボリュームが存在せず、

全てをデジチャン内で処理しなくてはならない。

問題になったのは4550(2220x2)のローと、2360+2440のミッドハイ。

ロー部にあてがったアンプはおよそ60wの出力を持ち、

ミッドハイには37w出力のアンプなのだが、

これが、その差を20db取ってもバランスしない。

ロー部のパワーが足りない。


その解決に四苦八苦。

内容は面倒なので書かないが、

ナントカカントカバランス取って、

もういいやと開き直って寝た。




土曜は本当はお休みのはずなのだが、朝からお仕事が入っていた。

昼過ぎに終わって、ファーストフードのハンバーガーを齧りながら次の会合へ出席。

眠さに耐えて会合が終わったら、先輩から付き合ってくれと頼まれて、

昼間っからビール。

ほうほうの体で抜け出して、BunJinにたどり着き、コーヒーをごちそうになっていたら、

そこにTKさんが来た。

そう、土曜日の夜は16インチ~’S会合なのだ。

TKさんの怒涛の健康談義攻撃を浴び、それでも一時間近くは耐えたのではなかろうか。

「え? 帰るのですか?」という言葉を振り切って、逃げ帰った。

もうたまらんと、横になったら寝てた。

けなげにも、携帯で目覚ましをかけていたのできちんと起きて16インチー’s会合へ向かう。

へばっていたが、仲間との時間は楽しい。

結局終わったのは12時を軽く回っていて、もはやアンプのスイッチを入れる元気も無かった。

しかし、明日はhasegawaさんがいらっしゃる。

音は仕方ないとは言え、一番の問題は、部屋がガラクタに溢れていて、

歩くのにも困難であること。

ソファーの上にもアンプやらケーブルやらが散乱していて、とてもじゃないがお客様を迎える状態では無い。



もういいや!  明日は早起きして、とにかく部屋の片づけをしようと心に誓って寝た。






誓ったところで早起きできる私ではもちろんない。

当然予定のギリギリになって、勉強会参加のために家を飛び出た。

勉強会自体は示唆に富んだもので面白かったが、

朝から夕方までかかった。

4時過ぎに終了し、関係者に挨拶し、タクシーに飛び乗る。

へとへとは続いていて、もはやまっすぐ座っているのも苦しい。

4:20、家に到着。

ウソだろ?  hasegawaさんが来るのは5時だ。


エレベーターが昇るのももどかしく、部屋に入りアンプの電源を入れる。

片づけだ! 

もう大きなものは部屋から運び出すしかない!

要らないアンプも運ぶ運ぶ!

訳の分からないケーブルがとぐろを巻いている。

こいつら切ったろか!


アンプの電源がはっきり入ったことを確認し、

とりあえず音を出してみる。



どあー!!!  左が鳴らないぞ!!


血走った目でPCの設定を確認する。

わからん!  わからん!!   わからん!!!



時計を見る

4:35


もう左の音が出ないことは無視して片づけ再開

細かいものは、ソファーの後ろと下に隠す隠す。

少し大きなものは階段に隠す隠す。

何だこの紙袋は?

良く解らんが、そこらへんのものを突っ込んで隠す隠す。

あ! これ、ごみ箱代わりだった!

何でストーブがこんなところにあるんだ?


掃除機掃除機!


電源タップは?

これ、

電源入らんぞ?

あ、

繋いでない!

なんで繋いでない電源タップがゴロゴロしてるんだ?



時計を見る

4:50




うぉ~!  あと10分くれー!



掃除機かけた。   掃除機自体は階段に隠す。




あ、

左が鳴らないのはあそこが・・・・


座り込んで設定設定設定設定設定


でた!




少し雰囲気出そう。



スタンドを点ける。

あれ?

なんでこのスタンド点かないんだ?

暗いぞ?


あれ?



もういい!

違うのを点ける。




できたか?



できた!






汗だくだ。

ネクタイのまま着替えてないが、もういいや。



5:00


よ~し!

やっつけた!



5:05

hasegawaさんから近くのコンビニを過ぎたというメールが入った。





間に合ったー!

迎えに行こう



「やあ、こんにちは」






# by johannes30w | 2014-04-15 01:37 | オーディオと音楽 | Trackback | Comments(6)


< 前のページ      次のページ >