2009年 06月 17日
先日、kenplinさんが遊びにいらした。 アイドラー・レコカットをかっぱらいに来たのだが、ついでに少しばかり聞いてもらった。 コダーイを聴かせてくれとおっしゃるので、かけた デュトアのCDだね。。 kenplinさんがどう思われたのか解らないが、私は少し焦った。 最近、ターンテーブルのレストアばかりにかかりっきりで、実はあんまり聞けていなかった。 マンハッタンシステムは、ずいぶんまともに鳴るようになって、もうあんまり弄らない方がいいなとまで思っていた。 しかし、 このCDのグランカッサはかなりの聞きモノで、まあ言ってみればこけおどし的CDなのだが、 そのこけおどしが全然こけおどしになっていない。。 良く言えば、実に自然に鳴っているとも言えるのだが、いやいやなんだか肩透かしだ。 こけおどしはこけおどしとして鳴らなきゃね まだまだまとまっていなかった以前は、このこけおどしが実にこけおどしだった。 どうしたもんだろうなと、ぼんやり考えていた。 kenplinさんも来ていることだし、こけおどしソフトをいろいろかけてみた。 全てがよろしくない。。。 パワーが全然出ていない。。。。 あるソフトでは、CDプレーヤーの音飛びまで起こしたが、 それでもパワーが出ていない。 いや、パワーが音になっていない。 どうしたもんだろう・・・・・・ 中島みゆきをかけて、お茶をにごした。 一息ついて、 電源ケーブルの話になった。 私のスチューダーA730には不動の電源ケーブルを使っている。 いままで一度も外したこともない。 メーカーも知らないケーブルで、おそらくどこかの販売店がテキトーに作ったもんだと思う。 私もこのケーブルは、ある店からかっぱらって来たものだ。 このケーブルが気に入っていて、というか、あまり不満が無くて、 ずーっと使ってきた。 これを、kenplinさんのお勧めもあって、ベルデンに換えてみた。 実は私もここ以外の電源ケーブルは、全てベルデンなんだ。。 ベルデンに換えて、すこしばかり驚いた。 もちろん勝手知ったるベルデンの音がしたのだが、 それは予想していたよりも細くなかった。 ベルデンの電源ケーブルは、「太い音がする」というのが一般の評価らしいが、 うちに限ったことだとは思うが、私は意外と太くないと感じている。 へたすりゃ華奢で中高域に妙なカラーが乗ってしまうように思っている。 ただ、私はここに注目していろいろ試すのはまだまだ先だと思っているから、 現在は、電源ケーブル単体が必要な部位にはベルデンを使うことに決めている。 唯一の例外が、このスチューダー用のものだった。 ベルデンに換えて、予想通り若干細身になったのだが、自分が気になるほどの細さではなかったことに驚いたんだ。 でももっと驚いたのは、 美しい音が得られたこと。 一晩この音を堪能していた。 美しい音 久しぶりに聴く音 今まで、あまりにも無難な方向に進んでしまっていたんじゃないか? 一日が過ぎて、 しばらく考えた後、 ベルデン電源ケーブルをしばらくは使ってみることにした。 美しさ以外のマイナス要素は微調整でなんとかなるだろう。 そう決定したら、ハリーヤーノシュの無難さが気になってきた。 あれが最も生き生き鳴っていたのはパワーアンプにJBL6290を使っていた時代。 現在は、アムクロンK1、K2をパワーアンプとして使っているわけだが、 単純に「音」を考えた場合、好みもあるだろうが、私はJBL/Ureiの62シリーズが今でも好きだ。 ただ、 ウチで私の聞き方で鳴らす場合、JBL/Ureiのパワーアンプはあまりにも危険だ。 何もかもを無視して音にしてしまうその能力・性能は素晴らしいの一語だが、 いまさらスピーカーが燃えるのを見るのはさすがに辛い。 で、 安全で、間違いのないアムクロンを使わざるを得ないわけだが、 さすがにJBL/Ureiに比べると、今さらに物足りなさを感じてしまう。 今回のことをきっかけに、今一度そのセッティングを見直すことにした。 ミッド以上の帯域でのバランスは、今は弄るつもりは無い。 自分ではかなり納得できるバランスが得られていると考えている。 問題は、やはり4550と30wにある。 4550は、ミッド以上と密接にかかわってくるから下手に触ることは出来ない。 必然的に、最もその使いこなしが難しい30w部を弄ることになる。 この部分は、周波数特性を測っても、その結果が試聴結果と連動することはほとんど無く、 したがって結局聴感で決めていくほか無い。 ローカットの見直し ローカットといえどもカットオフ周波数できっぱり切れる訳ではなく、やはりカーブを描いて減衰していくわけだから、 頭で何ヘルツと考えて決めてしまうと必ず失敗する。 以前は16Hzカットとして、その全ての能力を発揮するような設定をしていたのだが、 現状でもアムクロンK2のクリップランプは時々点灯し、アムクロンであるからスピーカーやアンプが破壊されることは無いにしても、精神衛生上良くない。 低域に必要なエネルギーは想像を絶するものがあるのは誰でも知っていることで、 ここを聴感問題が無い周波数まで上げてやることで、スピーカーやアンプに対する負担を減らしてやろうというわけだ。 最終決定ではないが、20数ヘルツまで上げてやった。 次に4550とのクロス周波数だが、 これは現状は70Hz周辺であった。 ここのカットオフを先ずは弄ってみる。 24dBカットであったものを、18dBにしてみる。 経験者ならご理解いただけるだろうが、急激なカットを選択すればするほどすっきりした音となる。 少しぼかしたいこともあって、24から18にした訳だが、もちろんそのままでは単純にぼけるだけだ。 同時にカットオフ周波数も弄らなければ意味が無い。 じりじりと下げる。 さらに、 カットオフ周波数を下げると同時に極性の確認が必要だ。 不思議なことに、設定する周波数によって極性、もっとやる気ならディレイも弄らなければ、まともには鳴らない。 そう! これをやりだすと、 終わらない。 しかし、 少しずつ 鳴り出した
by johannes30w
| 2009-06-17 16:48
| オーディオと音楽
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