2009年 07月 15日
部屋が少ずつ片付き始め、それにつれて聴く時間が増えてきている が、 相変わらず30w周辺に取り組んでいる 30w本体は、デジチャンDCS280を使ってじりじりと追い込んでいる。 が、根本的には4550とのクロス周辺もまとめなければいけない。 現在のスピーカーの構成は、 4ウエイが基本になり、それに別駆動のサブウーハー30wとスーパーツイーターとしての2404H ×2という構成。 つまり、Urei525チャンデバを使った4ウエイのシステムに、JBL DSC280デジチャンを使って上と下を足した変則6ウエイ つまりつまり、肝心の4550は下が出しっぱなしで、それに30wを重ねている。 30wは、上にも書いたとおり、デジチャンの操作性、ファンクションの多さを生かして追い込めつつある。 4550も、デジチャンに任せてしまって追い込んでもいいのだが、本体部分をデジチャンに任せてしまうのは、未だどうしても踏ん切りがつかず、Urei525に拘ってしまっている。 問題になるのが4550の出しっぱなしになった低域だとしたら、打つべき手はいくつかある。 4550の出しっぱなしの低域が問題だと思い出したのは実は今回に始まったことではなく、 少し前から気にはなっていた。 地震系ソフトなどを鳴らした時には30wに繋げられたアンプより早く4550の繋げられたアンプのクリップランプが点灯する。 私の聴く音量が、いくら普通より大きいとは言え、PA現場などに比べればかわいいもののはず。 もちろんパワーアンプが全てのパワーを出し切った上でのクリップではなく、 ボイスコイルが(大きく動きすぎて)磁気回路を外れたためのショート状態によるクリップランプ点灯なのには違いはないが、 それにしても・・・・・・だ。 4550が2220と組み合わされたシステムなど、過去のPA現場などでは当たり前に使われていたはずで、 こんなふうになっていたのでは使えないはず。 結局、4550のホーンロードがかかる周波数の問題に違いないんだ。 4560エンクロージャーの資料の中に、〇〇Hz以下ではホーンロードがかからないため、 それ以下の周波数の信号が多く入力された場合、ユニットが破壊される危険があると書かれていることが、 以前話題になっていた。 まさにその状態に違いないんだ。 ロードがかからない(押さえが効かない)周波数の信号が過大に入った場合、 ユニットは、いきなり大きな動きをしてしまい、破壊される。 そんなこともあって、PA現場で使われる機器にはローカット(ハイパス)フィルターが用意されている。 フロントロードエンクロージャーを使う場合、それは必須であることは、頭では理解していたが、 まさか自分の家で必要になるとは思ってもいなかった。 つまりつまりつまり、 30wのクロス云々の前に、4550にはローカットが必要であったということだね。 ただ私の生来の無精から、一つくらいの理由ではなかなか腰が上がらない。 今回、30wとのクロスを再考察しなくてはいけない状態になって、 理由が2つになって、 初めてやる気になってきた。 いろんな手があると書いた 先ずは、一番簡単な方法を試してみる メインの4ウエイにローカットフィルターを入れよう 使う機器は、クラークテクニクのグラフィックイコライザー グラフィックイコライザーだけど、イコライザー部は使わず、ハイパスフィルターのみを使う。 机の下にしこんで 音は、 猛烈に変化した (当たり前だ) びっくりした ローカットの威力は素晴らしいものだったが、 実は違うところで驚いたんだ 音のエネルギーのあまりに強烈なことに驚いた ま、所謂ラインアンプ効果なのだが、 ローカット効果もあって、4550が、いきなり強烈なエネルギーを放出しはじめる 音がどうのこうの言うのはさておいても、4550の本領を発揮させるためにはローカットが必須であることがはっきり体感できる すごい! ラインアンプ効果もあって、上に積まれたホーンから飛んでくるエネルギーも尋常ではない なにをさておいても、このエネルギーをもってすれば、尾張の軍団を迎え撃てるとほくそえんだ。 しかし、 一晩で外した。 音が気に入らなかったからではなく、 このエネルギーを聴きつづけるのは私の体力が持たない 非常に残念な気分だったがしかたがない。 で、 次の手 と言ってもチャンデバなのだが・・・・ Urei525チャンデバは、ステレオで2~3ウエイ、モノで4~5ウエイが可能。。 4550が来る以前はモノ5ウエイで使っていたが、4550が来てからは、モノ4ウエイで使っていた。 要は、4550が来てからは、30wはクロスさせずに単独で鳴らしていたわけだ。 それは、4550の低域の全てを聞きたかったから。 今回、4550のローをカットすることになり、現在の4ウエイの状態でローカットフィルターを入れるのも手だし、 チャンデバを5ウエイに変更して、最低域部とのクロスポイントをローカット周波数と見ることも出来る。 ただその場合も、30wの駆動は別駆動としてデジチャンDSC280のきめ細かい設定を生かしたい。 5ウエイチャンデバの上の4ウエイ部分のみ使おうというわけだ。 この場合、カットオフ周波数は、当然チャンデバの取り得る数値によって決定され、 Urei525の場合、45Hzがその取り得る最も低い値で、18dB/octは変えようが無い。 しかし、4550のホーンロードのかかる周波数を考えると、45Hzでも、私はこの場合は納得できる。 もっと高く設定するかもしれない。 とりあえず、45Hzに設定し、30wの設定は変えずに鳴らし始める 一番最初に気が付くのは、クラークテクニクの時もそうだったけれど、音像の締まり。 気持ちいいくらいギュッと絞られて、音像が安定する。 現実にはありえない定位感。 オーディオファンには堪えられない。 しかし、 暫く聞いていると、あまりに不自然で、逆に不気味に感じてしまう。 もう少し、ぼかしたい。。 30wとの繋がりは、 おかしくなった。 極性を慎重に聞き分け、今までの逆に。。 暫く聞いて、 30wのクロスを60Hz周辺に。。。 音が落ち着いてきたが、ふたたびおかしくなる。 もう一度、慎重に極性を聞き分ける。。 ふたたび逆へ。。。。 ああ、どこまで続くか・・・・・・ 音楽の快楽 こんなのモーツァルトじゃないと言われても、 効し難い快楽
by johannes30w
| 2009-07-15 19:22
| オーディオと音楽
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