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2010年 01月 05日

何かを聴こうと

無理やり聴かなくてもいいはずで、

近所でも散歩してくればいいのだが、

部屋に入り、電源を入れる。



何を聴いてもしっくりこない。

そわそわして、落ち着きが無い。



それでもあれやこれやCDを出しては聴き、

それもすぐに止めて、次のCDを探してる。



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ラベルのピアノ曲集にたどり着き、

やっと少し落ち着いてきた。



パスカル・ロジェのこの演奏は、お気に入り。

妙にきらびやかなラベルが多い中で、フランスのほんもののラベル

こんなラベルはもう聴けないのかもしれない。




やっと聴けたことに安心してしまったのか、

うつらうつら



睡眠は十分なはずなんだが






先日、友人達の手を借りてモーターを分解清掃したレコカットターンテーブル。




そうだ、



レコードを聴こうと思ってプレーヤーを動かした。

モーター音が気になって、ノブをぎゅうぎゅう押した



がたん!   と、レコカットターンテーブルがプレーヤーベースから外れた。



あぶないあぶない




元に戻して、

動かした。



モーター音が気になって、ノブをぎゅうぎゅう押した。





どかんっ!   と、レコカットターンテーブルがプレーヤーベースから落ちた!!!






灯りとりの小さなスタンドは、傘をとばして一緒に落ちた。

巨大なグレイのアームは、もろともに吹っ飛んで落ちた。

アームのケーブルは、コネクターの根元で切れた。




なんてことだ



いや、

そういうことか。









小さなスタンドは、壊れてはいなかった。

不思議なことに、電球も割れてはいなかった。


グレイアームに付けてあったSPUカートリッジは、

針先もなんともなかった。






そうか

ありがとう









グレイのアーム

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この巨大なオイルダンプアームは、非常に気に入っている。

ぶさいくで、どうしようもないデザインではあるが、使ってみれば判る。


見たとおり、このアーム自体はバリレラカートリッジ用に作られている。

基本設計の時代からも予想されるように、このアームは現在の常識から言えば信じられないくらいの重針圧のカートリッジ用として設計されている。

したがって、このアームを現代のステレオカートリッジ用として使うことは、非常に困難だ。

下手に使うとレコードもカートリッジも傷めてしまうに違いない。

しかしこのアームが軽針圧の時代まで生き残っていたことも事実で、

要は、慎重にセッティングして使いこなしてやればいいと、私は考えている。





実際にはこのアームはワンポイントサポートの非常に繊細なアームで、

そんじょそこらのナイフエッジアームよりも感度がいいんだ。

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いいかげんに見えるかもしれないが、全く単純にして合理的な構造。

凄いアームだとこの構造を見れば判ってもらえるだろう。



しかしこの繊細な構造のアームの調整は、

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このいいかげんな鉛のウエイトをずらすことのみで行わなくてはいけない。



これが、いくら音がいいと言っても他人様には絶対お勧めしたくない理由なんだ。




ワンポイントアームのラテラルバランスも、針圧も、全てこの重りの位置だけで決めていかなくてはいけない。





調整を始めてしまうと、



重りをずらす。

セッテイングしてみる。

ラテラルバランスが取れているかどうかを確認する。

針圧を確認する。

ダメなら外してひっくり返す。

重りをずらす。

セッティングしてみる。

・・・・・・・・・

・・・・・・・・・




という行為を延々と繰り返す。

何時間もかかる。。。




言っておくが、上の写真でも判るとおり、ダンプ材であるオイル(グリス)は開放されており、

ひっくり返して重りの微調整をする度に、手はオイルでべたべたになる。






お勧めしたい素晴らしいアームだと思うが、

以上のような行為が(音のためとはいえ)嫌な場合は絶対に手を出してはいけない。





私の場合、

ラテラルバランスは何とかとりきったが、

微妙な針圧調整まではやっつけられなかった。



よって、アイテムを使う

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これはゴルフで使うアイテム。

鉛シート

ドライバーなどのバランスを、これを貼ることで自分好みに微調整するもの。

これを鋏で切って少しづつ張ってゆき、針圧の微調整をする。



針圧が変われば当然ラテラルバランスも微妙に狂ってくるので、そのつど確認が必要であることは言うまでも無い。




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やっと元に戻した。


ターンテーブルマットが妙なことになっているが、

これについてはまたの機会に。





レコードを聴こう

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ビル・エバンス



落ち着いた。



ビル・エバンスのピアノを、いっぱいいっぱい聴いた。
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by johannes30w | 2010-01-05 02:29 | オーディオと音楽


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