ノイマンのプリシステムは、うちのオーディオシステムの要と言える。
特別こいつを使い続けようと思っているわけではないが、
その座を譲る気配も無い。
私もこのノイマンには何故だか絶大な信頼があって、
いつも何の不満も無く、不安も無く使える。
不安を感じずに使えるのが、私にはなによりありがたい。
画像中央に見えるノイマン444Aフェーダーユニットは、
これが私が初めて出合ったノイマンなのであるが、
パッシブフェーダーではなく、アンプ回路を含むアクティブフェーダー。
ミキサーコンソールから外されたものに違いなく、それゆえ電源部を持っていない。
つまり、使うためには専用の24V電源が必要になる。
エレクトロニクスの自作などはもちろん、回路図などももちろんちんぷんかんぷんの私であるから、
電源は人様にお願いするほか無く、
よって、テクニカルサポート(TSさん)という特注のプロ機などを組んでくれる人に電源製作をお願いした。
紆余曲折あって(今、このブログで確認したら、2005年あたりからもうやってる)、
現在は、
ARISA工房製作軍用君電源にノイマン製レギュレーターをかまして24Vを得ている。
今回、ノイマン製の純正(恐らくカッテイングマシンで使われていたもの)電源が手に入ったので、
それを試してみたく、再びARISA工房にお願いして、(私にでも)使える状態にしていただいた。
つまり、その電源を使えば、完全にノイマンのコンプリートプリシステムが完成する!
5年越しの時間を耐えて、これで当初の理想が完成する。
しかし、
ARISA工房入魂の、この軍用君電源は恐ろしいまでの音を持ってる。
ヨーロッパの知恵も、日本の技も、はなにもかけずに物量でねじ伏せてきた。
スチューダー製の電源も、さまざまな日本製電源も、相手にならなかった。
今、
理想と想定してきた電源、システムの完成を目の前にしてる。
しかし、最後の判断はこれから。
どちらが生き残るのか
最終の判断には、じっくり取り組もう