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2012年 06月 30日

謎のベール

ひこさんちに遊びに行ってきた。

デジタルフォノイコによるステレオ再生が始まったと聞いたからだ。



もうご存知だと思うが、改めて説明すると、、



一般的に、レコード再生は、


カートリッジ出力をフォノイコライザーを通してRIAAカーブでイコライジングし同時に増幅、

アンプでさらに増幅してスピーカーに出力する。




これもみんな御承知のように、良質なフォノイコライザーというのは意外と少ない。

一昔前はフォノイコはアンプに内蔵されており、その出来不出来がアンプの良し悪しの重要な部分だったが、

主なソースがCDに変わり、フォノイコを内蔵するアンプが少なくなった。

レコードを聴きたい時、現代の我々は、過去の名アンプを探すか良質のフォノイコライザーを選ぶしかないのだが、

現代においてはそのような問題の多いフォノイコを、いっそデジタル化してしまえばいろいろな問題を回避し、

良質なレコード再生ができるのではないかというのがひこさんの狙い。



もちろん問題点はある。

デジタル信号内でのRIAAカーブのイコライジングは、そういうソフトがあるから問題無いとして、

問題は、カートリッジ出力のような微細な信号を、直接AD変換(アナログ⇒デジタル変換)するのは困難だということ。

つまり、カートリッジ出力を、いきなりAD変換するのは無理だと言うことなんだ。

よって、カートリッジ出力を、何らかの方法であるていど増幅し、

その上でAD変換する必要がある。




この「あるていど増幅」するというのが微妙な話で、

ひこさんはミキサーのマイク入力を使うという手に出た。




カートリッジの微細な信号のレベルに一番近いのは実はマイクの出力で、

よってBUNJINHALLなどで使われている本当のビンテージアンプなどは、

フォノ入力とマイク入力が並んで存在する。

昔使われたカートリッジはバリレラに代表されるように、現代のカートリッジよりもはるかに大きな出力をもっているのではあるが。。。。



カートリッジ出力を、マイク入力で受けるというのは、

実は私も昔やったことがある。

このブログでもちょっぴり紹介したとは思うのだが。


私の場合はデジタル化を考えてそういうことをやったわけではなく、

MCカートリッジの昇圧を、トランスやヘッドアンプを使うのではなく、

ミキサーのマイク入力を使うことで(マイクアンプを通すことで)行ってやろうと考えたんだ。

使ったのは、最近よく出てくるAMPEX AM-10.

今でもよく覚えているが、音は非常に良かった。

ただ、当時はその時発生したハムノイズをどうしても取る事ができなくて、

常用は断念した。

(いまならもう少し頑張れるかな)



そんな経験があるから、

ひこさんのミキサーチャレンジは、他人事とは思えないんだ。



で、

のぞいてきた



謎のベール_e0080678_2111080.jpg



見事に音が出てる。

ノイズも無い。



スタートとしては、上の上だろう。



ただ、

謎のベールがかかっている。



メリットも大きな方法で、

しかし、他ではまだ成功したという話を聞かない。



どう解決されるのか、

楽しみ  !(^^)!

by johannes30w | 2012-06-30 02:16 | オーディオと音楽


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