2014年 01月 30日

とんでも録音シリーズ Vol.1

いろんな録音について、気の向くままに紹介してみる。


先ず思いついたのは、パイプオルガンの録音。

なんといっても西洋音楽の楽器の王様だもんね。

古今東西の楽器の中で最大(教会やホールの建物自体が楽器だったりする)。

再生周波数も下は16Hzから出るものもある。


この16Hzのパイプオルガンを使った有名な曲は、

R.シュトラウス作曲の「ツァラトゥストラはかく語りき」なんだけど、

この曲のレコードやCDで、そのパイプオルガンが凄い!なんて感じたものは存在しない。

うちの装置は16Hzまでは完全に再生できることは確認できている(聞こえるかどうかは別)のだが、

測定してみても、それらしき凄い音声信号が入っているものは無い。

これは当然のことで、

16Hzなんて信号がまともに入っていたら、アンプは焼けるしスピーカーは燃える。

なので、常識あるエンジニアは決してまともには入れないはずだ。


ついでに言っておくと、

レコードを再生する場合、35Hz以下をまともに再生しちゃうといろいろ不都合が出る。

ターンテーブルの微細な振動音はもちろん、レコードをこするという行為で発生する低周波が30Hz前後に存在するから、

そこら辺は上手く「再生しないように」しなくてはいけない。

世のワイドレンジを誇るスピーカーたちも、

良く解っている設計者が作ったものなら、そういう低周波帯域は、うまくごまかしているはずだ。

バスレフポートの設計周波数を調べてみると面白い。

最大規模のスピーカーでもたいていは35Hzあたりに設定されていて、

よってその下はばっさり落ちている。

昔の大型スピーカーもそうで、JBL4520の低音ホーン再生する最低周波数は30Hzあたりだし、

あの理想と思えるエンクロージャーを持つボザーク・プロトタイプも、測定してみると、

35Hz以下はバッサリ落ちている。

いや、落としている。

それ以下を伸ばしたいものは、ティールのパッシブラジエターみたいに上手くごまかしている。





恐いもの知らずで、直接、それも密閉で再生してやろうなんて考えて作っちゃった私は、

だからアンプを何台も壊し、スピーカーから火を噴かせるはめになる。

最低域の音の再生というのは、想像を絶するエネルギーをすべての機器に課するんだ。

ただ、実際にやってみなくては判らないこともあって、

それはそれで良かったとはおもっているのだが。。。








話を録音に戻す。

よって、

常識あるエンジニアは30Hz以下の信号など気にしていない(再生できるモニタースピーカーが存在しない)か、

気の利く人は、必ずローカットしている。






CDを紹介するつもりが全然たどり着かない。。


よって、   つづく

by johannes30w | 2014-01-30 01:51 | オーディオと音楽


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