2007年 02月 02日
AVでの音のあり方を考えていて、興味深く思った。 今までピュアオーディオ(なんとうさんくさい言葉だろう)ばかりしてきて、AVなんかにはとてもじゃないが手が回らなかったわけだが、妙な出会いで始まってしまったわけで、、、 AVでの音は、既存のオーディオに映像を足せばそれでよいと考えてきた。 どうも違うような気がしてならない。 というか、自分がやってきたことを見直すいい機会にもなってる。 はなからAVに真剣に取り組むつもりはなく、オーディオで余った機械をうまく使ってできればそれでよいと思ってきた。 スピーカーも、アンプも。 であるから、オーディオのほうでお役御免になったディットン66をAV用スピーカーとして使おうと考えて、実際そうしてきた。 もっと言えば、AVに力を入れたくない私にとっては、贅沢だなぁ~とさえ思ってきた。 ディットン66は、さすがにレコーディングモニターとして作られただけあって、非常に緻密な音がする。 予想以上に素晴らしいスピーカーだ。 (余談だが、カタログ上の周波数特性は、何デシ落ちかは知らないが、16~40000Hzとなっている。すごいねぇ~) これしか無いと言われても、そうとう満足して聞いていけるんじゃないか? パワーを入れたときの臨場感など、素晴らしいものがある。 当然お気に入りのスピーカーなんだけど、これをAVで使うと何とも物足りない。 サブウーハーを足して、ドカンドカンやってもなんだか拍子抜けだ。 もっとエネルギーが必要だ。音量のエネルギーじゃなく、音の持つエネルギーが。 ディットンが悪いんじゃなく、クラシックプロがいいのでもなく、AVにはまずエネルギーが必要なんだとつくづく感じた。 濃厚な音が必要なんだと感じた。 これは最新映画のバカみたいな低音を再生するためじゃなく、単なるセリフの再生においての話であってもだ。 で、どうしても思い出すのがアルテック。 おりしもありさ邸において、アルテックA5をAV用として使い始めたと報告された。 これって当然理想的じゃないの? しかし、、、だ アルテックは当然のごとくナローレンジ。 オーディオとして単純に音楽を聞くぶんにはもちろんそれでも十分聞いてきられる。セリフなんて、本当に理想的な再生が可能なわけだが、先述の最新の映画のバカみたいな低音を再生するにはいかんともしがたい。 当然サブウーハーが必要になることは、ありささんもおっしゃっておられた。 これってどういうことだ? 表情豊かな音を生かしたまま、レンジを広げる。 これって、、 私がオーディオで目指してることなんじゃないの? OTさんと、メールのやり取りがあった。 彼はティールを使っている。 しかし、彼もアルテックA5を所有しており、好ましく思っているらしい。 ティールとアルテックの間で心が揺れているらしい。 一見ばかばかしい悩み(OTさんごめんね)のように思われるかもしれないが、 私にはこの悩みが非常にわかる気がする。 私がOTさんならどうするのか、、、。 アルテックを使ってティールを越える努力をするんだろうなぁ~ A5に足したり引いたりするのはアルテックに失礼だから、バラでユニットとエンクロージャーを使ってるつもりでハイとローを足して、マルチにして、、、、 で、そんなふうに、うちのマンハッタンシステムが出来上がってきたんだよな~ 実は今のAVシステム、以前のマンハッタンシステムを彷彿とさせる音がしてる。 血は争えないか・・・・ でもAVはここら辺で止めておいて、あとはチューニングのみとする。 私には、もはやそんな余力が無い (^_^;)
by johannes30w
| 2007-02-02 03:19
| オーディオと音楽
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