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2007年 10月 24日

大阪秋の陣 総集編 Ⅵ

MRⅡ542の話は続く


だーだちんの明快な指向性のお話はとりあえず置いておいて、、、


そのエネルギー感溢れる(こんな表現では表しきれないほどのモンだ)音は実に魅力的だった。

今までに聞いたことも無いような、それはエネルギー溢れる音!


ではその音が癖の強い音かというと、これが実に素直なんだなぁ~

で、やっぱりアルテックのホーン技術は凄いということになる。


単純に考えて、
MR94やMRⅡ594と比較すれば、その指向特性は四分の一以下。
単位面積あたりのエネルギーは4倍以上!   とは言わないが、猛烈に強くなることは確か。

ざっとしたウーハーとのレベル調整もMR94のままでは聞いていられない。


ただ、ざっとしたレベル調整を行ったあとでも、つまり、単位面積あたりの受ける音量を調整した後でも、そのエネルギーの強い音は変わりはしない。

何でかな?



またまたいろいろ考えてみたくなる。。



ドライバーが発する音量が同じだとして、指向性の狭いホーンを使うとレベルを下げたくなる。
つまり、受け手の聴く音量を変化させないなら、指向性の強いホーンを使ったほうが、ドライバーの仕事は楽になる。仕事が楽になれば、ドライバーはその能力を楽に発揮できる。
であれば、志向性の強いホーンを使うほうが、ドライバーからは素直な音を取り出しやすいんじゃないか?

指向性の強いホーンを使うほうが、ドライバーからよりいっそうデリケートな音まで聴くことができるんじゃないか?



強くなったエネルギーばかりに気を取られてはいけないのかもしれない。





もう一つ。



同じ音量に揃えても、志向性の強いホーンを使ったほうがエネルギー感溢れる音がする。

これはどういうことか。。。。


少し前、「音力」という言葉が話題になっていた。
今回のMRⅡ542の試聴で、すぐにそれを思い出した。

音量の大小ではなく、音の持つエネルギーの大小がやはり存在する。


マルチをやっている人ならすぐに解るだろう。

各チャンネルのレベル調整を、スペアナなんかでそろえることは、やっていれば勝手に達成できる。しかし、その音量のバランスを取っただけでは解決できない違和感があるとすれば、それはエネルギーバランスが崩れているということだ。音量だけじゃなく、エネルギーの整合も必要になる。これがもっとも難しい。スピーカーユニット等の整合だけじゃなく、それぞれの帯域のパワーアンプの持つエネルギーもユニットにあわせて整合してやる必要がある。




MRⅡ542は、今まで私が経験したことの無い強烈なエネルギーを持っている。

強い!

うひょうひょ言いたくなる音の魅力。




828エンクロージャーに入った一発の515では物足りない。
音量レベルを合わせるのは簡単だけど、エネルギーバランスがまったく合わない。

が、
エネルギーバランスなんて崩れててもいいじゃんと思えるほどの魅力的な音の力。


どうする?



使いこなしてみたいな~

MRⅡ542



どうする?

by johannes30w | 2007-10-24 01:24 | オーディオと音楽


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