難聴になろうが身体を壊そうが、調整は続行しなければならない。
それを乗り越えなければ解決は無いわけで、途中でほおり投げれば、残るのは黒い巨大な残骸だ。
音を出せば、自分の身体が痛めつけられているのが判る。
しかし、音を出さなければ調整も何も進まない。
ダークサイドに巣くっている得体の知れない見えない怪物と戦っているような気がした。
自分が育て上げた怪物ではあるが、恐怖さえ感じた。
自分はこのままどうかなってしまうんじゃないか
ごんたどんには「死ぬぞ」と言われた。
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マルチの調整をする時は、フルレンジスピーカーや、メーカーが真面目に作ったスピーカーシステムを聞き、その素直な(?)バランスを参考にすればよいなんていうことがまことしやかに言われている。
本当にそうか?
確かに見事なフルレンジはあるんだろう。素晴らしい特性をもったスピーカーシステムも存在する。
しかし、それらを聞くことは、気分転換にはなっても、直接の参考になったことはいままで一度も無い。
私のシステムで、問題になるのは低音。
既存のシステムで、マンハッタンシステムの30wの帯域を、正面から再生しようとしているものなど皆無。
いや、あの帯域を、オーディオとして再生する必要があるのかどうかも議論すべき。
その帯域の取り扱いなど、どんなシステムを聞いても参考になるわけはない。
やはり、オーディオで最も難しいのは最低域の再生。
極端な言い方をすれば、高域は性能のいいスーパーツイーターをどんどん積み重ねれば、出る。
ギミックじゃなく、正面から最低域の再生に挑戦すれば、、、、、、
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自分の身体を張った調整は続いていた。
身体を蝕むその原因はわかっている。
30wの低域だ。
単純に、絞ってしまえばいいと思われるだろうが、絞ってしまえば4550の出すエネルギーに負けてしまう。
強靭さと豊かさを、自然な形で実現したいんだ。
それが出来るものがここにはあるに違いないと信じるから、
頑張る。
解決は、意外なところにあった