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2008年 12月 03日

トゥーランガリラ

オリヴィエ・メシアンを知っているだろうか

もう死んじゃったけど、現代フランスの作曲家だよ



美しい響きを持つ作曲家はいっぱいいるけど、メシアンの響きの美しさはたとええようもない




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                                          トゥーランガリラ交響曲



書けない


いっぱい言いたいのに



いっぱいいっぱい



いっぱいいっぱい伝えたいのに






                                    いい演奏、いい録音

                                    いいオーディオさえあれば


 
トゥーランガリラ_e0080678_05660.jpg



 世の終わりのための四重奏曲




曲の背景の壮絶さは、もはや考えたくない

しかし、その祈りにも似た音楽は、その心にあまりにも正直で痛々しい。

心が見えれば見えるほど、ピュアになればなるほど、それは痛々しくて、そして美しい


美しいと感じてしまった自分が、ひどく不遜な存在に思えてくる








トゥーランガリラ_e0080678_051913.jpg





いまさらながら、オーディオって大切だなと思う。

少し前までは、響きのニュアンスなんて、そんなに意識していなかったもの。



そのニュアンスを感じられるようになってから、私は改めて新鮮な音楽と出会えるようになった。



私が変わったのか、オーディオが落ち着いたのか、



恐らくその両方なのだろうな。





ただ一つ確実に言えるのは、



たまにTVで放送しているメシアンなどが、じつにつまらないこと。


曲を良く知っている人が、想像を膨らませれば聴いていられるのかもしれないが、

あれはやはり単にモニターしているだけにすぎないな。


手垢にまみれているのかもしれないが、オーディオで聴く新鮮なメシアンは、実体験として実に魅力的だよ。





でも、

聴こうとしなきゃ、聴こえてこないね





感じ取りたいね



感じ取らなきゃ


トゥーランガリラ_e0080678_1375426.jpg


by johannes30w | 2008-12-03 00:05 | オーディオと音楽


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