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2008年 08月 31日

夏休み最終日 一気に・・・

昔からそうだった。。

宿題は、期日の前の日に泥縄式に・・・・



実家に呼ばれて機器のチェック


先ず、マランツのCDプレーヤーの修理

トレーが出ない

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ギアとゴムの交換

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修理上がりのパワーアンプチェック

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このアンプ、かなりいいな

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振り返ると、スピーカーがまたまた増えてる      (*_*;

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これはESS?

面白い!  うまく使えば・・・・ (^^♪



懐かしいオンキョーのセプター10

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これが発売された時、オーディオ店で聞かせてもらった。

こいつのつや消し低音が、結構気に入ったんだっけ


しかし、なんでこんなものがあるんだ?


妙に美品だ





自分の家に(父兄同伴で)取って返し、

宿題のまとめ



いよいよアナログプレーヤーを仕上げる



>気合入れて聴くなら

という言葉にも後押しされた。


気になっていたターンテーブルの去就がはっきりしない現在、中途半端な気持ちで中途半端な状態のモノが目の前にあっても鬱陶しい。

とにかく安心して聴ける状態にしたい。




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見た人には解ってもらえる(数人だけど)だろうが、


このベースの木材は合板。

ブロックになって置いてあるのは軟らかい木を接着したもの。

ここで軟らかい木を使うのが、私としてはミソになる。


この状態で全体のバランスを取って、裏から長い長いモクネジで固定

で、

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塗った~




結局、黒だけど、、、、。




都合、4回塗った。





乾くのを待つ間に



懸案の




4550の補修



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薄く薄く



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薄く薄く      (だだちんは、ここで笑う)






で、





出来た!


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アームベースはありささんからいただいた硬い硬いウッドブロックを使った。

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この使い分けがミソ     (^_^)v






音出しすると、




妙なノイズが乗る。



先ずはモーターの電源極性をチェック

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こいつ、アメリカ製のくせに、アースが無い。

ひっくり返せば別物になる。


ノイズの低い方(恐ろしく違う)にセット



まだ足りない




で、モーターのグランドとアームのグランドを昇圧トランス(とりあえず)のグランドに落とす

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初日にしては、いいレベルだな





改めて



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このじゃまっけなでかいベースの効果がやっと発揮される





私が今まで聴いたことに無い安定感。



うん、


この安定感は、私がアナログで最も求めていたもの




嬉しい!




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聴けるかも





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by johannes30w | 2008-08-31 23:59 | オーディオと音楽
2008年 08月 29日

たとえば

>どんなものを選べばいいのか判らない

これは、

誰にも判りません。


私も判りません




でも、

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これはJBLのポータブルPA用ミキサー

今やまったく人気が無いようで、ヤフオクでも2万以下でも流れてたりします



このミキサー、確かに音が悪いと言えるかもしれない(私はそうでもないと思っていますが)。



でも、オーディオ用プリには無いミキサー系の魅力は確かに持っている



方向性は判るわけです。






こいつを1万5千円で買う。

自分に合わないと思えば1万円で売る。


誰も知らない知識を得ることが出来た費用として5千円。



昔と違って今は、オークションなんて言う市場がある。

ありがたいことです。





自分自身が開拓しなければならない未開の地が広がっています。



自分しか、それを行う人はいません。





評価を追いかけるのは、他人様の後を追うことで、決してその人の前を歩くことにはなりません。

世評はあくまで参考。

自分自身が体験しなければ、何も知らないのと同じこと。

狭い世界をぐるぐる回っていても、進歩は無い。



ブレイクスルーしましょう!




誰も理解してくれなくっても、

いや、理解などできるはずなくっても、いいじゃないですか






ちなみに、

一番参考になるのは、

その機器が生まれた国

メーカーのカラー

それだけですね




ちなみにちなみに、

失礼だけど、

私は国産のミキサーは大嫌い。

あれは酷い。。  便利ではあるけど。。。





(私がオンボロ仏車ばかり乗ってきた人間であることを差し引いて考えてくださいね (^_^)v )

by johannes30w | 2008-08-29 02:14 | オーディオと音楽
2008年 08月 27日

いつも思うこと

私は元箱なんかにはあまり拘らないのだが、

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やはり、在ると嬉しい

おまけに当時のデータシート(?)まで付いてきた

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改めて読むと、結構面白い

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というわけで、4560システムのホーンを2307から2345に変更したわけだが、



ま、予想通りホーンは基本的にはでかければでかいほど良い。

しっとり繋がる。

本当は、800Hzクロスのネットワークを用意するのが先なんだろうが、

もう別にどっちでもいいや。


ここでは3115を使うことが先決なわけで、

クロスを上げたければ、うちの場合マルチにした方が手っ取り早い。





あー、

力が入ってないのがバレバレだけど、かなりこれで聞ける。



2345に換えて意外だったのは、このホーンが2307よりもリスニングポイントにシビアなこと。



あちこちで、あるいは寝そべって聞くことが多いであろうこの部屋では、ちょっと鬱陶しいが、

まあいいさ




しかし、2307の方が、リスニングポイントをブロードにとれるというのは・・・・

あんないいかげんな使い方からくる解析効果のおかげなのかな



     -・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-





いつも思うことだが、

システムを組む時に、キモとなるのがプリ部


スピーカーの成り立ちは置いておいて、


パワーアンプは先ずはドライブ能力ありき。

それさえクリアすれば、いや、そのクリアは大変には違いないが、

それさえクリアすれば、ナンとかなるもんだ。


CDPは、変なものじゃなければ安物だっていい。

ここで私が使っているのはLDPだったりするし・・・

あ、今度、CDウォークマンで鳴らしてみよう

かなりいいはず。。





しかし、プリ部は、

これは手を抜けない。


しっかり選ばねばならない。



4Fのシステムだって、結局ボザークを入れなければならなかった。



この3Fの4560システムにしたって、簡単に済まそうと思えば、プリなんて入れずにアムクロン直結でいい。


しかし、どうしてもそれではダメで、ここではヴァイタルオーディオのラインミキサーを入れた。


他の(普通の)プリも入れてみたが、どうにもダメだった。



「高品位」なんていう見方からすれば、このラインミキサーなんて酷いモンなんだが、

それでもこれを入れる必要は、聞いた人にははっきりと解ってもらえるだろうな。

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みんなだまされたと思って、一度ミキサー系の機械を使ってみればいいのにね。

さっきの「高品位」というものはさておき、オーディオの「プリ」とは違う世界を感じ取れるはず。

そちらの方向に行くかどうかは、使ってみてから考えればいい。





ま、とにかく3Fはこれでおしまい

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十分魅力的なシステムができた。




で、


誰か使ってみたい人があったら使ってやってくださいな

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2307

by johannes30w | 2008-08-27 01:56 | オーディオと音楽
2008年 08月 25日

開腹

よせばいいのに、妙にやる気になって、

封印されたネットワークに手を出す


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いざドリルの刃を当てると、さすがにもう一度考えてしまう

やっちゃっていいのかな?


しかし、やらねば直らない

不安を振り切りドリルを押し込む



開いた

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おー、いろいろ頑張ってるね~

ケーブルも太さを使い分けてる。。

この使い分けの方程式を知りたいなぁ~


なんて、

感心してたら、


思い出した。


私には、プロが行ったハンダのやり直しなんて出来る腕は無い




そうだった。



ハンダなんて、めったにやらないんだった。




どうしたもんだろう・・・




やっぱり、


やっちゃったか。。。





わけもわからず接触不良と思われる部分にテスターを当てて確認




オールOKだぜ。




あー、





もう手が無くなった。



だからいわんこっちゃない




                        (*_*;






気を取り直して、




えと~、接触不良と思われたのは

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ここ



その裏は

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ここ



ネジがある




しっかり締めた







直っちゃった       (@_@)








ご機嫌

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by johannes30w | 2008-08-25 23:24 | オーディオと音楽
2008年 08月 25日

夏休みの工作 掃除ついでに整理

3Fは今や工作室となっているが、5F、4Fを追い出されたSPやアンプをここで鳴らすことにした。

補修塗装も(いいかげんだけど)終わって、

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使うのは

フィリップスのLDP
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ヴァイタルオーディオのラインミキサー
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アムクロン K2
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これで十分だね

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片方のネットワーク3115が、どうも内部で接触不良

無理やり開腹しないといけないかな。。

by johannes30w | 2008-08-25 00:53 | オーディオと音楽
2008年 08月 24日

夏休みの工作 追い込み編

先日作ったものは納得できず、新たに作り直し

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単純にカットだけしているように見えるが、3mm程度のスペーサーをかませた上で、

木のブロックで固定する

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ホームセンターの存在というのはありがたいね。


で、


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できた

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後は塗装

by johannes30w | 2008-08-24 14:21 | オーディオと音楽
2008年 08月 23日

いつものように

電話が鳴る


「お!」


  はいはい


「あのー」


  へいへい


「暇でっか?」


  暇でっせ


「あー、」


  ほいほい


「ちょーっと、お邪魔してもよろしいでしょうか?」


  はいはい、お待ちしております




20分もすれば、総裁のご到着



ありゃ、何か持ってる



「うへへ~」

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おー、デッカをお持ちだ

アームもベースも付いてる





二人でへらへらセッティング


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う~ん・・・


  いいねぇ~



「そうでっしゃろ」



  こういう豊かなデッカっていうのはなかなか聴けるもんじゃないね



「ヌハハハハハハ~」





確かにこれはいい。

このいいかげんなインターナショナルアームが素晴らしい!

純正組み合わせでないと、こうは鳴らないよね。




真面目な日本人は、こういうアームは作れない。

高剛性、超精密、「ガタ」の気配も無くスムーズな動き

これがいいに決まっていると、どうしても考えてしまう。

SAECやFRのアームだね。


誤解の無いように言っておくが、私も典型的な日本人だ。

SAECに憧れた。

FRのアームがどうしても欲しかった。

いずれもとてもじゃないが手が届かなかった。。


工業製品としては、それが素晴らしいことに決まっている。

しかし、

文化的には未熟な証拠となってしまう。



このちゃちなデッカのアームの魅力的な「音」は、そんなアームでは出せない。


なんて成熟した工業製品なんだろう




唖然とする私を置いて、総裁は10分もしないうちに帰っていった。。。


いつものことだが、、、、、(>_<)






オリジナル組み合わせのデッカが来たなら、やはりデッカのレコードを聴こう



と、



レコード棚の前に座り込んで物色しはじめたが、

もともと私のレコードにはデッカが非常に少ない。




何を聴こうかと、いろいろ見てたら、関係ないものを見つけてしまった


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フルトヴェングラーのエロイカ




これは1952年のベルリンフィルライブ




聴いてしまった。。





ごんたどん、すいません。






またまた火がついて、


CDを物色


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1956年のクレンペラー・フィルハーモニア




とどめは


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1961年 シューリヒトのウィーンフィル ライブ



このライブは素晴らしい

はがねのようなベートーベン


しかし、豊かな表情




吼えるウィーンフィルがいる!





あんまりよくって



聴き込んじゃって





疲れた






少し落ち着こう


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ブラームス ヴァイオリンソナタ1番「雨の歌」

by johannes30w | 2008-08-23 04:01 | オーディオと音楽
2008年 08月 18日

エロイカ

我々に残された時間は少ない

つまらない曲ばかり聴いてないで、正面から聴き直そう。




この曲は、正直に言えば、私にはずいぶん苦手な曲だった。

ベートーベンの他の交響曲が全て好きになっても、

何故だかこのエロイカだけは馴染めなかった。



それが、いつの間にか、最も好きな曲になっていた。



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このバーンスタイン=NYPのレコードを買ったのはいつの頃だったか。

「英雄」を買うんだと、意気込んで買ったのを覚えている。



意気揚々と買って帰り、一生懸命聴いて、ずいぶん疲れたことも覚えている。





話は変わるが、



CBS/SONYのこの時代のレコードの音は酷い。

あまりに酷い。

嫌がらせみたいに酷い。



これがステレオだよと言わんばかりに左右に思いっきり振り分けられた楽器群。

中抜けの典型だ。


カーカー、キャーキャーと癇に障る弦の音。


まったく酷い録音もあったもんだと思っていたが、

後にオリジナルのコロンビア盤を聴いて、この酷さがCBS/SONY特有のものである事が解った。

オリジナルは、もっと豊かで、空間表現にさえ優れる。




しかし、この酷いCBS/SONY盤で私は育った。

この酷い音をいかにして魅力的な音で再生するか。

左右にぶっちぎられた音像を、いかに中央に定位させるか。



この酷いレコードのおかげで、私のオーディオテクニックは進歩せざるを得なかったと言ってもいい。




最近、この演奏のリマスター盤が発売されている。


素晴らしい音だよ。


と言っても、オリジナルに近づいただけなのかもね。



しかし、CBS/SONY盤しか持っていない私にとっては、まったくありがたいことなんだ。








この演奏は、1966年のもの。

バーンスタインも若く、その才能は溢れきっている。

NYPも、70~80年代のぐうたらではなく、トスカニーニのNBCを思い出させるほどのキレとパワーとハーモニーを持っている。

ミトリプーロスの薫陶が生きていた時代。

うんうん、これが本当のNYPなんだよね。





この時代、

急速に名を上げてきたバーンスタイン=NYPの演奏に対し、ヨーロッパ至上主義者たちの中には、面白くない思いを感じる人も多くいたようだ。

アメリカナイズされたヨーロッパ音楽として、一種軽蔑の視線さえ送る者もいた。


しかしこの演奏をもう一度聴き直してみよう。


たしかにヨーロッパ的とは言いがたい。

それまでのベートーベンの作品としての既成概念とは少し異質なものを感じる人も少なくないだろう。

だがそこに流れる音楽の喜びは、それまでのどんな演奏より正直だ。

それまでのどんな演奏よりまっすぐだ。




後にアメリカ人たるバーンスタインは、ヨーロッパ音楽の総本山とも言えるウィーンフィルを指揮し、
ベートーベンの交響曲全集を作る。






ヨーロッパ至上主義者達が眉を顰めるに違いない演奏を紹介しておこうか


http://jp.youtube.com/watch?v=xjdAyy1xatA



いろいろ言いたくなる人は多いだろうが、

言いたいことは、私にだって良く解るが、

大好きな演奏だ。



・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・




いろいろなオーディオ装置を聴いていると、音楽のリズムが変化して聞こえることが良くある。


ゆっくりになったり、妙に早く感じたり。




先日も、夏の陣において、ある機器を繋いだとたん、音楽がゆったり流れ始めた。

お~、と感心していると、そんなことにはまったく興味が無いだろうと思われたODさんが、

この機器は音楽がゆっくり聞こえると言い出した。



言い出したのがODさんだったから、私はのけぞるほど驚いたのだが、

そんな感覚は、皆が持っているんだと解って、なんだか嬉しかった。



ゆったり鳴るのがいいのか、軽快に鳴るのがいいのかは、私自身ははっきりしないが、

たしかにそういうことは、よく感じる。




音楽演奏においても、そういうことはよくある。



単純に、テンポが速い遅いということではなく、

演奏時間を見てみると、非常に遅いはずなのに、聴いてみるとそう感じなかったり、その逆だったり。。。




私が体験した最も遅い演奏は、大阪フェスティバルホールで行われたチェリビダッケ指揮のブルックナー8番の演奏。

きちんと計ったわけではないが、ほとんど2時間が過ぎていた。

時計を見て驚いたのだが、聴いている間はそこまでスローペースであるとは感じていなかった。




ここにあるジュリーニのエロイカ。



この演奏も、遅い。

演奏時間を見てみると、唖然とする。

聴いてみても、チェリビダッケを上回る遅さで曲が始まる。



だが、

遅くないんだ。



とうとうと流れる音楽がそこにある。




楽譜にはテンポの指定がある。

演奏家は、そのリズム指定を参考に演奏する。


しかし本来は、

テンポがあって、そのテンポに乗って音楽があるわけじゃなく、

まず存在するのは音楽。

その音楽の流れを数えてみれば、テンポのようなものがある。



あくまで音楽の流れが先ずは存在する。



・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・



指揮者バルビローリは、その指揮するオーケストラに向かって、

「音符の一つ一つ、音の一つ一つを愛してください」と、繰り返し繰り返し言ったという



その逸話を知った若い頃は、そうだろうなと、大して強い感想は持たなかった。

しかし、

今、


感性も擦り切れているに違いない現在、


バルビローリが言いたかったことが、心の底から解る。





そういう意味で、ジュリーニはスカラ座を選んだに違いないんだ。





合奏の最大の形態として、オーケストラというものがある。

合奏の規模が大きくなればなるほど、個々の演奏家が占める割合は当然低くなり、

よって細部に目を届かせることがどうしても難しくなる。


さらに、交響曲などという楽曲の形態は、その曲の、巨大な建築物のような構成をいかに再現するかがその演奏の最大の目的となってしまう。


ますます細部はおろそかになりがちだ。



おろそかと言っては言い過ぎになるのかもしれない。



確かに強力な指導力をもって、ゆるぎない構成美を見せてくれる演奏も多い。

オーケストラを一つの楽器のように、自由自在に操るような演奏もある。



しかし、

「神は細部に宿る」と誰かが言ったとおり、

作曲家が一つ一つの音符、音を小編成の曲に比べてその比重を小さく書いているはずはないんだ。



独奏楽器の楽曲の巨大な集合体であると交響曲を捉えるならば、

巨大な全体像の再現だけで、その演奏がいいはずがない。




バルビローリの言葉の意味はここにある。



頭ではなく、実感して初めて理解できる言葉だ。








音楽には歌が必要だ。

音を出せば、楽譜どおりの音が出れば、音楽になると考えるのは、音楽家ではなく学者。


音楽は、どんな小さなフレーズにも、どんなちっぽけな音にも、計り知れないニュアンスと表情が無ければいけない。

音楽ってそういうもんだ。



イタリア人の演奏は、総じてよく歌う。

オーケストラであってもそうだ。


ドイツやアメリカや、ましてロシアのオーケストラとは比べられない。





どんなに小さな音であっても、そこに豊かなニュアンスが込められている。





これが、ジュリーニがスカラ座を選んだ理由なんだ。





思い返してみれば、私にとってかけがえの無い演奏だったジュリーニ・シカゴ響のマーラーの9番。

あの演奏、その表情を押し殺したような演奏だった。

もちろん曲によって、あえて押し殺した表情を保つ必要があるには違いないし、

あのレコードの存在は、私にとって非常に重要であることには何の変わりもありはしないが。











豊かなニュアンスを含んだ一音一音、その巨大な集合体としての交響曲がここにはある。



その構成美に注目しているだけではもはやだめだ。



一音一音を聞き逃さず、フレーズフレーズのニュアンスを聞き逃さず、全体像を感じ、



聴こう




類い稀なる演奏



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無限のニュアンスを含んだ一つの音。


そのちっぽけな音の一つ一つが集まり、積み重なり、巨大な音楽を作り出す。



そして音楽は、脈動する。



リズムが生まれる。








そう、改めて実感できた時、疑問が氷解する。






いろいろな機器を聴いていくと、機種によって音楽のテンポが変化して聞こえる。

それは、



音だよね。



機器によって、音が変わる。

一音一音が持つ雰囲気が変わる。


その一音一音が、音楽を作っていく。



そして音楽がリズムを生むのであれば、

リズムは機器によって変化して聞こえて当然だね。







音楽を聴きたければ、

オーディオをおろそかに出来ない。




悲しいような、

嬉しいような。

by johannes30w | 2008-08-18 02:01 | オーディオと音楽
2008年 08月 17日

新オヤスミ(シアター)システム

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by johannes30w | 2008-08-17 18:44 | オーディオと音楽
2008年 08月 16日

ゆったりと

たっぷりと


マーラー



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by johannes30w | 2008-08-16 00:18 | オーディオと音楽