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2008年 10月 30日

ブルックナー

電源を入れ、ターンテーブルを回す。


きちんと動作することは、昨夜確認した。



最近は空気も乾燥してきて、低域の微調整は必要ではあるが、




乾燥が進むとエンクロージャーが豊かに鳴り出す。

ちょいと押さえ込んでやる。




これでいいか






ブルックナーを聴く



8番を聴く



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ベームのブルックナーは、実はあまり聴いたことが無い。


今回、こういう演奏を聴く機会を与えてくれたhasegawaさんに感謝したい。





コンサートと違って、手軽に聴けるのがレコードの良さでもあるが、

こういう曲になると、お手軽にとはいかない。



システムの調整を繰り返し、煮詰め上げ、ある程度の納得がいく状態でないと、針を降ろせない。

なにより自分自身の精神状態が問題となる。




レコードの場合はCDよりやはりデリケートで、しっかり調整が進んでいないと、内周まで落ち着いて聴きつづけられない。

そういうことが無いように、先ずは基本的な機器の選択と組み上げが必要なのだが、
そういう労力は、聴こうとする時には思い出すことが無いようにしたい。





針を降ろす

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昔、

本家の祖母は、時々やってきていた。

ある時、レコードばかり聴いている私のところへやってきて、

お前はいつもどんなものを聴いているのか聴かせて欲しいと言った。

今、どんなものを聴いているのか聴いてみたいと言った。


私は当時、ブルックナーに夢中だった。

心臓が弱く、死のことを良く口にしていた祖母にこんな曲を聴かせていいものかどうか、かなり躊躇した。

しかし、嘘をついて適当なものを聴かせるのも嫌だったので、

部分的ではあったが、この8番をかけた。


祖母は、聴き終わると妙に納得して、部屋から出て行った。







かなり後になって、あの時聴いたあの曲が非常に印象的だったと、祖母が話すのを聞いた。





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虫けらだって、私たちと同じように生きている。

おそらく彼らが自分の「生」を自覚することはないんだろう。


自覚しないまま、生まれ、そして死んでいく。


そしてそれが、一番自然なことなのかもしれない。


人間のみが、生きることを苦しみ、死を恐れるのかもしれない。




しかし、


人間であっても、虫けらと同様に、強く死ねる人もいる。

凄いと思う。

そうありたいと強く思う。




私は弱い。

いくら頭で納得できても、理論として解決できても、

それでも強くなれない。











あの時、祖母はどう感じてこの曲を聴いたのだろうか。





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こういう曲を聴く時、

もはや比較はしたくない。


その貴重な一瞬一瞬にのめり込みたい。



ダメな演奏なら、途中で針を上げ、破棄すべきだ。






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この素晴らしい時間を与えてくれた人たちに感謝したい。


ついでに、

このばかげたステレオに、少しは声をかけてやろうか。
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by johannes30w | 2008-10-30 01:26 | オーディオと音楽
2008年 10月 26日

う~ん、電源、、、

±15Vの電源が必要となり、

どうせならメーカーも揃えたいと、

オークションで、電源部のみ使うべく、

メーカーは同じだがわけの判らない機材を、

うまく格安で仕入れ、

うきうきして写真を撮り始める

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うへへ

スチューダーだよ。。

ナンに使うものか解らんけど・・・・    (^^ゞ



いそいそと

開けてみると、




ありゃ!

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これってもしかして



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うーん、、、

まぎれも無いスイッチング電源?




何ボルトなのか、

見てると、


見つけてしまった

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う~ん、



う~ん、、、





複雑な気分、、、、、、、、、、、、、、、、、               (*_*;
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by johannes30w | 2008-10-26 01:23 | オーディオと音楽
2008年 10月 20日

会長の恋人

会長のオーディオについては、主にごんたどんから聞かされていた。

ダブルウーハーズに入ってからは、ネット上ではあるが、直接知ってきた。



何をさておいても行かねばならぬ我らの総本山




今回、無理を言って訪問させていただいた。




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会長の持つ膨大な名機の数々を紹介してもらい、

会長のオーディオの規模の大きさに改めて驚いた。


人は、これらをコレクションと呼ぶのかもしれないが、それは違う。

これらの名機は、全て会長自身が手をかけ、機嫌を取り、そして歌ってきた者たち。


コレクションではなく、これらは会長の現在進行形のオーディオ人生そのものなんだ。



それに気がついたとき、改めてその規模の大きさに驚く。

畏敬の念さえ浮かぶ。


凄い






まだ未完成で、会長自身は不本意であるに違いないが、無理やり押しかけたリスニングルーム


会長は、わざわざ何セットかのステレオを聞かせる準備さえしていただいたようだ。

(本当に恐縮です  m(__)m  )





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名機の森を越えて、部屋に入る。

超大型スピーカーシステムが何機も並んでいるが、

部屋は何の圧迫感もなく、それらを抱擁している。



巨大なアンプが床に並ぶ。

機嫌の悪いものは、諦めないメンテナンスを受けつづけ、

巨大化しすぎて身体をもてあます者は、美しいラックを与えられ、その巨体を休めている。




しかし私がやはり気になったのは4350だった。





会長が手塩にかけた4350




しかししかし、それはまだ鳴っていなかった。




代わりではないが、その奥に新しい美しいスピーカーが立っていた。



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ルーメンホワイトは、美しかった。


パッと聴いただけではそれなりの印象しかなかったが、

どんどん聴き進むうちに、なんだか奇妙な気持ちになってくる。



もちろんまだまだ鳴らしこまれているわけでもなく、とりあえず繋いで音だしをされているに違いない。



音だって、それを物語っている。




私だって今回は、会長のお部屋の見学を中心に考えていた。

その見学の中で、少しでも会長の音のかけらでも見つけられたらいいなと思っていたくらいだ。





しかしこのルーメンは、




今の音がどうこうなんじゃなく、

いや、そんなことはもはやどうでもいいと思えるほどに、

魅力的だ。



写真を撮ろうと周りをうろうろしたが、ポイントを探せば探すほど、

見つめれば見つめるほど、

魅力的だ。



なんてスピーカーだろう。



写真を撮って、用意していただいたポルシェシートに座って改めてルーメンを見れば、

それはもはやスピーカーとは思えない。




会長が、4350ではなく、ましてTADや4345ではなく、ルーメンをこの位置に持ってきた気持ちが少しは解ったような気がした。








帰り間際に、一年後にもう一度来いと、会長は声をかけてくれた。




もう一度、来たい。





私はその時、4350ではなく、ルーメンに会いに行く気持ちになっているのかもしれない。


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ありがとうございました
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by johannes30w | 2008-10-20 01:53 | オーディオと音楽
2008年 10月 19日

茨城へ

約束を、一時間半も大遅刻して茨城に到着、狂ったように走る電車を降りた。


教えられたうろ覚えの道をとろとろと歩き、不安になってきたので電話すると



「駅へ戻ってください!」


あー、すいません



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ラシュモアだ



恐らく世界で最も有名な個体


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O崎さんがラシュモアを入れたことを知って、私も驚いた。

だが、

そのお人柄を知っている人は、頷く人も多かったかもしれない。




私はラシュモアなど聞いたことは無かった。

ただ、あのネルソン・パスが作り上げたスピーカーシステムであることは知っていた。



私の場合、O崎さんの音は聴いたことが無かったが、これまで2度ほどお会いしていた。


一度は、かのマリーンズ優勝の日

私が一緒だったので、大騒ぎ出来なかったのではないかと、申し訳なかった。





人は、自分の音を追い求めるために、装置を選ぶはずではあるが、









私もこれまで経験してきたことではあるが、オーディオ機器とは選ぶという範疇を越えた出会いとでも表現するしかない縁があるように思ってしまう。



私の4520もそうであったし、スチューダーだってそうだ。



選ぼうとする自分の意思とは関係なく、何かの「縁」で「そいつ」と一緒になる。




どういうわけか、そんなことが起こる。










O崎さんが、ラシュモアを何故選んだのか、なぜこの美しいスピーカーがここにあるのか、

詳しいことは知らない。





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聞かせてもらった音は、それは素晴らしいものだった。


私などの旧人類にも何の違和感も無く、そのスピーカーは歌っていた。

素晴らしい音場の広がりと、両立しにくいはずの実体感の見事な融合。

ギミックだけにとらわれないしっかりした音楽表現があった。



しかしこの歌は、まさしくアルテックの歌








ネルソン・パスは、アルテックA7を使っていたそうだ。

その響き、躍動感を現代によみがえらせるべくこのスピーカーを作ったらしい。

いわばパス個人のプライベートスピーカーで、その原典がアルテックであるならば、

オーディオ旧人類たる私などにも違和感があろうはずが無い。




しかしそれだけか?






O崎さんは、JBLがお嫌いらしい。

何故嫌いなのかは、会うとバカ話に終始してしまうので、良く知らない。

そんなO崎さんが、この現代アルテックであるラシュモアを鳴らしている。

どうしてもJBLが好きな私を唸らせて・・・



どういうことだ?









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などと、どうでもいいことを考えながら、

聴いていた。。




O崎さんの音ってどれなんだろう。。

ラシュモアは、O崎さんの中では現在どのくらいの満足度なんだろう・・・。





ふと横に目をやると、アコースティックエナジーが立っていた。

大型液晶TVを間にはさんで、すこし寂しそうに。




私のわがままで、聞かせてもらった。






これが驚くほどの鳴りっぷりを聞かせた。


どこをとっても隙が無い。

緻密で、しかも豊かだった。

決然と、しかし、いとおしく、




私は驚くと同時になんだか納得した。


これがO崎さんの音なんだって。




ラシュモアは、まだまだ変わっていくんだろう。


どんどん変わっていくんだろう。









O崎さんの目が、AEを離れてラシュモアだけに注がれた時、


その時は来るのかもしれない。






血の通った音

魅力的だった



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超美味な食事を堪能し、会長邸へ
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by johannes30w | 2008-10-19 22:52 | オーディオと音楽
2008年 10月 17日

私的レコードプレーヤー考 4  ターンテーブル編 

もう一度、レコードを置く前に話を戻そう。

レコードをかけようとする時、普通はレコードプレーヤーの前に正対する。

で、両手でレコードを持ってターンテーブルに置くわけだけど、

最終目標が、スピンドルにレコードの穴を通すことであるから、プレーヤーに正対すると言っても、

実はターンテーブルに正対することになる。

(そうでないと差し出す両手が歪になり、スムースな動作とはなりにくい)


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レコードプレーヤーシステムではなく、ターンテーブルに正対することになることから、

それによって、レコードプレーヤーのスイッチやアームのレイアウトが決まってくる訳ではあるが、レイアウトに関してはまたの機会に譲るとして。。





さあ、レコードを持ってスピンドルを目指す。



ターンテーブルに正対し、両手の指の腹でレコードをささえ、スピンドルを目指す。

この時、先ずは正対した状態で直前に見たターンテーブルの形、位置をもとにおおまかな所までレコードを持っていく。

現実のターンテーブルは、持ったレコードに隠れて見えない。



従って、一瞬の印象だけで、スピンドルの位置まで把握できるような、ターンテーブルは形をしていなければならない。

レコードは円盤だから、それを置くべきターンテーブルも当然円形で、勘違いなど起こりそうにも無いと思われるかもしれないが、実はプラッターの周りに「ボディ」を持つターンテーブルが存在する。

オーディオ華やかなりし頃の日本においては多くのターンテーブルが存在していた。
好きなターンテーブルに好きなアームを取り付けて・・・と、私も夢見た。

そんなターンテーブルの中にはプラッター周りの「ボディ」が「偏芯」しているものがあった。

デンオンの名ターンテーブルDP-3000などがそれで、こういう偏芯したボディを持つターンテーブルにレコードをスムーズに置くのは意外と難しい。

慣れたら大丈夫というようなものだが、そんなところに気を使いたくない。

(誤解の無いように言っておくが、私はDP-3000に憧れたクチで、あれは今見てもカッコイイとは思う)



よって、パッと見たときの印象は、丸いターンテーブルが、はっきり印象付けられるものであって欲しい。






さあ、レコードをターンテーブルに近付けてゆき、スピンドルに入れようとする直前、

レコードを支えた指より下の指がターンテーブルに触れる。


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レコードを支えながら、指に触れたターンテーブルを確認しながら、最終的にレコードの穴からスピンドルを確認する。

スピンドルが確認できたら、ストっと落とす。





レコードを間違っても落とさずに、ターンテーブルに触れる。

つまり、ターンテーブルと言うものは、基本的にはレコードよりほんの少し小さい必要がある。

(プロ機の場合は話が別。ややこしいから、ここでは触れない)






ターンテーブルの縁に触れながらレコードを置くわけであるから、

当然ターンテーブルの縁はそれなりの処理(仕上げ)をされている必要がある。



滑らかで、質感のいい感触。

まさにいい感触が必要。



しかし、今でもそうなのだが、ターンテーブルの周りには、ストロボが刻まれている場合が多い。


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これは私にとっては非常に不愉快なこと。

レコードを置こうとターンテーブルに触れるたびにざらざらと指に不快な感触を与える。



ターンテーブルの周りにストロボを刻むのは、恐らく後期型ガラード301から始まったことだと思うが、

それもあって、私はガラードを使うなら、どうしてもストロボの無い前期型の301を使いたい。




話がそれるが、ストロボの無い前期型301は、そのたたずまい、質感、配色も含め、私には非常に魅力的なターンテーブルではある。







ターンテーブルのありかたについてもう一つ。


ターンテーブルは、有る程度の高さが必要である。




レコードを置く時、支えた指ではない他の指で、ターンテーブルを確認しながらそれを行うと書いた。

つまり、小指や薬指がベースに邪魔されること無くターンテーブルを探れるだけの高さが必要なのだ。

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小指や薬指が邪魔になるような高さ、ベースの形態であるならば、レコードをスムーズに置けるわけがない。



高さについてはもう一つの要素がある。



それはレコードに針を降ろす動作の時に問題となる。



これは、アームの問題と密接にからんでくるが、






レコードに針を降ろす時、もしリフターを使わず、手でそれを扱うのであれば、当然ある程度の高さが必要となる。

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最もデリケートな作業であるから、この高さは非常に重要だ。


いい高さを持ったターンテーブルなら、何の不安も無く針を降ろせる。












いずれにしても、どこをとっても重要なことばかりだが、いいターンテーブルが得られれば、

レコードを「かける」というデリケートな作業であっても、スムーズに、自信をもって行える。





ある人から、「レコードクリーニング編」を書けとの指示があったけれど、

次はアーム編、ヘッドシェル編などいっぱいあって、いつたどり着けるやら。

ずいぶん端折って書いてるんだけど・・・・。

ま、気長に覗いてくださいね



この記事は、新しい(もちろん中古だけど)カメラを使ってみた。

手ぶれも酷いしピントの入り方もまだ慣れないけど、

さすがに独特の魅力的な発色を持っているみたいだね。

なかなかよさげだ~     満足満足!
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by johannes30w | 2008-10-17 21:27 | オーディオと音楽
2008年 10月 16日

送られてきたもの

hasegawaさんから送られてきた

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ベーム指揮のブルックナー

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ブルックナーは、最近では9番ばかりがよく取りざたされているが、

その最大、最高峰にあるのはやっぱり8番


あだやおろそかに聴ける曲ではない。




私だって8番を聴くとなれば、かなりの決意が必要になる。




そんな曲が送られてきた





レーベルを見れば、このレコードがどれほど大切に聴き込まれてきたか判る。

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それはhaseagaさんの音楽への姿勢であり、今までの生き様だ





レコードがやっと聴ける状態になって、このレコードがやってきた。





さあ聴こう

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逃げ場は無い
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by johannes30w | 2008-10-16 01:23 | オーディオと音楽
2008年 10月 13日

独りに戻って、

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何度も聴く

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何度も、何度も、


何度も、
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by johannes30w | 2008-10-13 23:54 | オーディオと音楽
2008年 10月 13日

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ありがとう
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by johannes30w | 2008-10-13 03:26 | オーディオと音楽
2008年 10月 11日

ひと休み

プレーヤーの話はひとまずオヤスミして、


今日はお月見。


だから、







だから、ではないけれど、




不調だったレビンソンのヘッドアンプを直そうと、元H堂店長のYさんを訪ねた。




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見えるかな?



Yさんは、ガウスをお使いだ。



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見えないかな?





このガウス、フロントロードの箱に大型(純正!)ホーンで構成されている。

聴く位置は近いので、フォステクスのツイーターを使って3ウエイ。

ネットワークはこれも貴重なガウスオプトニカ純正!

このネットワークが素晴らしいんだけど、

久しぶりに聴いた音もすっごくよかったんだけど、


もっとびっくりしたのは


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レビンソンのヘッドアンプは明らかにハンダの劣化

ハンダ修正をお願いしたのだが、

ハンダの話をしているうちに、現在のYさんのお仕事の話になった。


現在Yさんは、基盤設計、試作のお仕事をされているらしい。

基盤の試作では、量産段階では機械で打ち込む部品も当然手配線となる。

で、上のビニール袋に入っている部品などを良く使うらしい。



見えるかな?


1Ωの抵抗


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こんなのを裸眼でどんどんハンダ付けしていくらしい。

ICの足に髪の毛ほどの配線を、どんどんハンダ付けしていくらしい。


すごいなぁ~





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恐ろしく巨大に見えるんだろうね。




レビンソンは無事体調を取り戻し、

お月見に備える。。。



雨は止んだようだ
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by johannes30w | 2008-10-11 11:25 | オーディオと音楽
2008年 10月 08日

私的レコードプレーヤー考 3 レコードを置いてみよう

いよいよレコードを置いてみよう。

片手でレコードを扱う人はまずいないよね。

両手の指の腹でレコードを持ち、ターンテーブルに近づけて行く。


この時、一番気を使うのは、レコードを落とさないことだけど、それは今は忘れておくとして、、、




ターンテーブルのスピンドルにスムーズにレコードの穴をあてがい、入れる必要がある。



この時に、スピンドルを誤ってレーベル部分に当ててしまい、そのままゴソゴソ穴を探したりすると、FIGAROさんの話にもあった「ヒゲ」がレーベルに付いてしまい、これは付いてしまうと二度と取れない。
パッと見れば気が付かないだろうが、光にかざしてみればすぐに判る。
これの有る無しで、そのレコードが持ち主にどれだけ大切にされていたか、あるいはテキトーに扱われていたかが判る。




大切なレコードにはヒゲなど付けてはいけない。




レコードが、オーディオに最初に触れる部分がスピンドルなのだ。




ヒゲを付けてはならないのはもちろんで、大切に扱うならヒゲなど付くはずはないのだが、自分の扱いだけでそれがたやすく達成できるわけではない。

当然スピンドルの形状にもあるべきものがある。



ちょっと考えただけでは先細りのスピンドルが良いように思うが実際は逆で、先がつぶしてあるスピンドルの方がはるかに良い。
扱いやすい。

長さにしてもそうで、これは基本的には短い方が扱いやすい。
(スピンドルの長さについては、後ほどまた出てくるだろう)


短めで、しかも尖っていないスピンドル、私がほとんど理想だと思えるスピンドルは現実に存在する。

トーレンスTD-125のスピンドルがそれで、

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このスピンドルが実に素晴らしい!


ターンテーブル上で、安心して、自信を持ってレコードを扱える。







さ、

話を戻して、






レコードを両手の指の腹で持って、スピンドルを目指す。


そのプレーヤーが自分のモノになっていれば、目をつぶってもスピンドルに居合い抜きのごとく、すっと入れることが出来るだろう。


しかし普通は、




1)レコードを持ちターンテーブルを目指す。

2)レコードの穴からスピンドルを確認しながら、

3)レコードを指の腹で持ったまま、指先でターンテーブルの縁を確認する。

4)レコードの穴がスピンドルにかかった感触を確めて、すっとレコードを放す。




こんな感じだろうか。



この操作の中で、3)と4)はほぼ同時に行われる。

つまり、ここで、スピンドルの長さが問題となる。


長すぎれば指先がターンテーブルの縁を確認する前に、スピンドルがレコードにぶつかる。


それこそ、フリーハンドでスピンドルを狙って、えいや!っとレコードを置いてもいいのかもしれないが、それではスムースな動作、音楽を聴こうとする気持ちを妨げてしまう。


そういう意味でもTD-125のスピンドルは、絶妙の長さ(高さ)を持っている。






すこし話を戻して、

3)の、「指先でターンテーブルの縁を確認する」というところでも、ターンテーブルのあり方が問われる。


ターンテーブルの縁の処理、大きさ、ベースからの高さだ。


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by johannes30w | 2008-10-08 18:51 | オーディオと音楽