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2009年 03月 16日

ある週末

 
 金曜日、夕方
   
 ショップから電話が入った。
仕事中の時間でもあり、普段はそんな電話は出ないのだが、その日は何故だか出てしまった。

もしもし

「あ、いいのが入りましたぁ~」

え? 何が入ったの?

「ハートレイの一番大きいスピーカーシステムです!」

あー。61センチウーハーのやつですか?

「なんだか解りませんが、でかいウーハーです。」

う~ん。めずらしいね。

「珍しいです! 私も始めて見ました」

でも、
なんで電話くれたの?

「え?  大きいウーハーなんで、これはお知らせしなければと思って・・・」

あ~・・・・・・
                  (~_~;)




聞きに行くことを約束して電話を切った






土曜日




仕事で東京に行かなくてはいけない。

が、

ハートレイがちょっぴり気になる。

無理やり時間を作って聞きに行った



ハートレイの私の記憶は芳しいものではない

いつどこでだか忘れてしまったが、あの大きなウーハーユニットを後ろから覗き見た


かなり驚いたので覚えているんだ


              @@@@@@@@@@

よく解らないが、和紙を張り合わせたような振動板に竹ひごを使ったような補強(コルゲーション?)

これってフワフワなんじゃないか?  提灯みたいな作りじゃないか!

長いボールピース。  蝶ダンパー

とてもじゃないが、ピストン運動なぞ可能とは思えない。

フワンフワン動いて音を出すのか? 


              @@@@@@@@@@@



あの時は、音を聞くことはなかった。

変なスピーカーだという印象が植え付けられてしまったのみで、興味は完全に失われていた。



最近になって、あのユニットを使って「本気」のシステムを構築している人の存在(海外)を知った。

しかも、現在でもハートレイ社は存在し、ユニットを作っているらしい(?)



記憶は芳しくないが、興味はでてきていた。




ショップに行くと、果たしてあの古臭いエンクロージャーがあった。


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早速聞かせてもらった。

驚いた



たしかに低音は緩い。

しかし、なんとも豊かで歌っている。


歌う低音というのがどれほど難しいことか、オーディオで苦労した人なら誰でも知っている。



いわゆる重低音なんていうのは簡単なんだ。



ハートレイのこの豊かな歌う低音は、もうこのシステム以外では聞くことはできないんだろうね。



豊かなんだけど、でも、鈍くないんだ。




今なら、オートグラフよりこっちを選んでしまうのかもしれない



店先で、ほとんど陶然となって立っていた







我に返って、

新大阪駅に向かう。

今日は東京へ行かなければいけない。




   ・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・



東京ではいつものホテルに宿泊する予定であった。

しかし、今回はホテルに入る前に行かなければならない所がある。


前日までに、その地への行き方はメールによって詳細に指示してもらっていた。

ここまで教えていただいたら、さすがの私でも迷わない。

新横浜で新幹線を降り、乗り換える。

小田急に乗って・・・




駅に着いたらbj44v190e さんが迎えに来てくれた。


   ・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・



駅前のロータリーに出て、メルセデスを探すと、すぐに目に付いた。

さすがにメルセデスは認知性が高い。

あ、いたいたと思っていると、bjさんも気が付いてくれたようで、クルマの中からかわいく手を振ってくれた。




いつも思う


大好きな趣味の世界にはいってしまうと、みんな無邪気な子供に戻る。



子供に戻るといっても、それは小学生のレベルではなく、ほとんど幼稚園、またはそれ以下のように思う。





思い出してみれば、bjさんは私と同い年。

同い年のおバカなオーデイオ好きといえば、ごんたどん、リベロさんそしてbjさん。


うわあ、この学年は危ないんじゃないか?

と思って回りを見ると少し安心する。


1~2上の学年に、ODさん、ごさ丸さん、KJラボ、そしてありささん。

おお、そうであったと下の学年には、だーだちん、hide。さんが控えてる。





メルセデスの中は、妙なテンションが張り詰める。






bjさんのメルセデスはW201/190E。

そう。

今はもう存在しないあのメルセデスクオリティによって作り上げられた車。

サッコ・プレート仕様(?)だったから、後期型かな?





神話の時代の生き残り









到着した

階段を上がり、そして


降りていく

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ドアを開け、そこに広がる世界は、

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判るかな?

昔、憧れたなぁ~


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これは判らないだろうな。。

エアーで動くんだぜ。



マカラ!


これは絶対絶対聞いてみたい!!

稼働し始めたら教えてね~  (^^)/




と、




部屋に入ったら、音も聞かずにあちらこちらにハイハイしていって・・・

話が面白くてしょうがない。





ず~っとお話しているだけでも十分楽しい






ふと気が付けば、この部屋は実に自然な音響を持っている。


bjさんも仰るように、基本的にはデッドなのだが、良くあるような、耳が詰まったような嫌な感じが無い。

逆に、うわー、いい響きだ~なんていう感覚も無い。

実に静かで自然だ。


こういう状態が、いかに得がたいものか、みんな知っている。


後で気が付くのだが、実はこの状態は、非常にデリケートだった。



・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・




私は好物は残しておいて、最後に食べる子供だったことを思い出す





部屋の隅々に置いてある(ほっちらかしてある)ブツを、あーでもないこーでもないと

うだうだ喋っているのにも限界はあり、

視界の片隅にはどうしても入ってくる。



気が付かないふりをしても、

どんどん気になってくる

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ソニーのCDトランスポート

ソニーが、おそらくそのあらんかぎりののノウハウを注ぎ込んだトランスポート



これの前作のトランスポート・DAコンバーターを使っていたせいもあって、

これの発売当初はあまり気にも留めなかったが、

時間が経ち、これ以降のトランスポートの変遷を今改めて思い起こしてみると、

その存在が、非常に大きなものとして感じられてくる。




メーカーが、渾身の力を振り絞り、世に出して、そしてヴィンテージとして語り継がれる商品というものは、

その商品が現行商品であるうちは、意外と気がつかないもんだ。

見極めは、極めて難しい。

しかし、それは確実に存在する。









これは、フランスのJDFパワーアンプ

いい音がするに決まっているたたずまいを持っている。

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私のbjさんちにお伺いさせてもらった大きな理由の一つがこれ。

このパワーアンプを実際に見てみたかった。


音は、知らない部屋で、知らないシステムで、知らないスピーカーを鳴らすわけだから、判断のしようもないのは解っている。

しかし、実際に目で見て触れてみれば、そのアンプが、その音が、どれほどの魅力を持っているのかどうかは解るはずだ。




今やJDFは名前を変え、JMFとなったらしい。

このJDFパワーアンプを手に入れることは不可能に近いのかもしれない。

しかし、憧れは、今回の訪問で、さらにさらに強くなってしまった







見上げれば、キノシタモニターがあった




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あまりの大きさに、部屋に入った時は、逆にその存在感に気が付かない

しかし、改めて見上げてみれば、その巨大な物体は、どうしようもなくこちらに圧し掛かっている





言わずと知れたこのスピーカーは、私にはJBLの末裔のように思ってきた。

ずーっとそう思ってきた。



JBLの本流をどこに見るのかは、人によってそれぞれだろう。

J.B.ランシングこそが、JBL社を作ったその人であることは確かではあるが、

「ランシングの音」=「JBLの音」 という図式は必ずしも正しくいない。

ランシングがJBL社で作ったユニットは、130と175であるわけだが、

私などがJBLのスピーカーとして真っ先に思い出すのはパラゴンでありオリンパスなんだ。

ある人はランサーだろうし、ある人はブルーバッフルのスタジオモニターだろう。

しかし、これらのどのシステムにも130も175も使われていない。


LE系などのの重いウーハーが使われているものがほとんどであり、

これは130系とはまったく違う設計思想を持っている。



これらはロカンシーの音なんだね




変な言い方だが、JBLシステムの音は、ランシングの音じゃなく、ロカンシーの音なんだな。

もっと言えば、

マルチでJBLユニットを使っている人のほとんどは、ランシングの流れを追っていて、

システムが好きな人は、ロカンシーの音がすきなんだな。。





キノシタモニターは、ロカンシー監修と聞いていた。

キノシタ氏はロカンシーと親密だとかどうとか・・・




真偽のほどはともかく、

こういうでかいドライバーとウーハーの組み合わせは、どうしてもJBLを思い出させる。。





とうとう聞かせてもらうことにした。




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バッハ ヴァイオリン・ソナタ全集 ムローヴァ、ダントーネ




大好きなこのCDのことについては、これからも何度も書くだろうから、今回は書かないが、

オーディオ的に見れば、意外と厄介なCDなんだな。。


ここで使われているのはヴァイオリンとチェンバロ。

楽器の性格から言っても対照的なこの2つの楽器を用いて楽曲を構成するというのは、

コントラストが付いて、非常に大きな表現が可能となる。

ヴァイオリンとピアノを用いたものよりはるかに豊かな表現が得られる。


しかし、その楽器のコントラストというものが、ライブならそのまま演奏効果として現れてくれるが、

それを録音するのが非常に困難になることは、想像に難くない。


再生においてもそれは言えることで、おおよそヴァイオリンとチェンバロの再生を両立させることなど、

そのシステムが煮詰められたものであればあるほど、物理的にも不可能であると感じられてしかたがない。   




単純に、チェンバロの再生だけをとってもそれは非常に難しい。


一般に、実生活では聞くことの無い楽器であることがその大きな要因であろうとは思うのだが、

チェンバロの見事な再生など、聞いた事が無い。




よくコンサートに行かれる方なら解ってもらえるだろうが、

チェンバロというのは、非常に繊細であると同時に意外と豊かな響きを持っている。







bjさんの再生されるそのチェンバロの響きに驚いた。






繊細な衝撃音の再生にはコンプレッションドライバーが必須であることには疑いなく、

ソフトドーム等のダイレクトラジエターから私が欲しいチェンバロのデリケートな響きを聞いた験しがないが、

その驚きは、繊細さの表現ではない。

低域の豊かさなんだ。


チェンバロの再生に低域の豊かさの話など、関係ないと思われるかもしれない。

もちろんボヨンボヨンした低域の話ではない。

しっかりと節度を保って、しかも無理なく下まで伸びた、しかもしかも反応の早い低音でないと、

チェンバロの響きの豊かさを再現するのは不可能だ。

強く強くそれを思い知らされる。

「最近のウーハーユニット」ではそれが不可能であることは、嫌というほど思い知らされている。





話が逸れるが、「最近のウーハーユニット」も得意なものはある。

当然「最近の音楽」の、あのドンドン言ってる低音は、メチャメチャ得意だね。

最低域はどうでもよくって、しかしその少し上を効果的に音にする能力にはびっくりする。

所謂シアター5.1チャンネル用のサブウーハーとしては素晴らしい。

しかし私などは、シアター以外ではそういうウーハーは使いたくない。



このキノシタモニターのウーハーユニットが「最近のウーハーユニット」ではないと言っているのではない。

しかし、その構成、構造、成り立ちは明らかに・・・・・






私はチェンバロの豊かな響きに聞き惚れていた






・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・





よそ様のお宅へお伺いさせてもらってオーディオを聞く時、

いろんな聞きかたがあるんだろうと思う。



オーディオを聞くのだから、その音を聞くべきなのだとは思うが、

それこそオーディオというものは、その成り立ちから言ってもおそろしくプライベートなもの。

好みもまちまちだし、聴かれる音楽も千差万別。

本人が追求して気に入っている状態を、自分の音と比べても意味が無い。


よくあるのは、聞かせてもらったオーディオの欠点を一生懸命探す人たち。

何のためのオーディオか。

欠点など、当のご本人が一番判っているはずだ。


オーディオは、楽しむもの。

音楽を聴くもの。

目くじら立てて、重箱の隅をつついてナンになる。。



人様のオーディオを聞かせてもらう時、私は、いかに音楽に没頭できるかを聴きたい。

出来る限り没頭して、そこで鳴っている音楽を聴きたい。




   ・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・



どこかにお伺いした時は、さすがに私でも少しは遠慮する。

自分がクラシックなんていう音楽が好きなせいもあるのだが・・・・。




ありていに言って、好きでもない音楽を延々と聴かせられるのは拷問に近い。

昔、勤務していた時に職場で延々と繰り返し流される有線放送に、気が狂ってしまいそうな感覚を覚えた。



好きでもない人には単につまらない音楽であろうクラシックを、だから延々と聴くのは気が引けてならない。



だから、人様のお宅ではクラシックを聴くのは早々に切り上げる。





しかし、

bjさんの鳴らすチェンバロの美しさに、私はとうとう全曲聴いてしまった。。

この場を借りて(という言い方も変だが)お詫びしたい。。。









bjさんの部屋は、そのブログでも判るとおり、複数の人間が同時に聴くようには考えられていない。

これは当然で、本来オーディオルームというのはどんな広い部屋でもたった一人の人間が聴くように作られているもんだ。



私がそのポイントに座ってしまったら、当然bjさんは座る場所が無い。

かくしてbjさんは、私がそのポイントを占領して全曲聴いている間、ラックの影で立ったままというはめになった。





かさねてかさねてこの場をお借りして(だからおかしい言い方だが)お詫びしたい。。。。







立ったまま、面白くも無い音楽を延々と聴かされるなんていうことは、想像するだけでぞっとする。

すいませんでした   m(__)m





でも、面白い(?)発見もあった




   ・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・




聞かせてもらう時は、目をつぶっていることが多い。

今回も、目をつぶったまま聞かせてもらっていたんだが、

聞いていると、時々音場の広がりに「ふ・・」と変化が起こる。


録音の加減かなぁ~。。


なんて思っていたのだが、違っていた。。




ラックの影に隠れて立っていたbjさんが、その拷問に耐えかねて、身をよじっていたのだ。

bjさんが身をよじるたびに、音場が揺れる



人の数が変われば音が変わるのは当然で、それゆえ訪問を受けた時に自分のシステムの音が違ってしまってあわてることはよくあること。



しかし、ほぼ真横に、しかもラックの影に隠れている人の動きに反応してしまうなんて、

この部屋がいかに敏感に出来上がっているかが判る。






バッハの後も、いっぱいCDを聴かせてもらった。

低域への容赦ない「伸び」は、その定評がまったく正しいことを強く裏付けている。

まったく見事としか言えない。




いろいろ聴いていくうちに、あることに気が付く。




こいつはモニタースピーカーなんだ。






当たり前な感想だと思われるだろうがそうではない。

私だって多くの「モニター」を聞いてきた。

昔自分で使っていた4355だってモニターだ。



しかしこのスピーカーは、過去のあらゆるモニターとは一線を隔しているように感じられてならない。

B&Wに代表される現代のモニターも、過去のモニターのバリエーションの一つのように感じられてきたが、

こいつは違う。


あまりにもスムーズ







秘密の多くはその巨大なネットワークにあるに違いない。

このネットワークがある限り、もし私がこのシステムを手にしたとしても、

マルチに行く気持ちにはなれないだろう。





こんなおバカなソフトまで持って行った

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パイレーツ オブ カリビアン: デッドマンズ チェスト




地震系ソフトですな。

元々が映画のサウンドトラックだから、地震系とは言ってもメチャメチャ下まで入っているわけではない。



でも、妙にこれが好きなんだな。

良く出来ていて、実に楽しい。





バッハに始まって、オーケストラ、果てはサウンドトラックまで聞かせてもらって、

それでもさらに判ってきたことがあった。




それは、

このスピーカーが日本製だったこと。







何を今さらと思われるだろうが、私としては大いに驚いたんだ。


上にも書いたが、このスピーカーで使われているユニットは、

その成り立ちから言ってもJBLユニットの流れを汲んでいると言わざるを得ない。

しかし、

その出てくる音は、明らかに日本の音であって、アメリカや、ましてヨーロッパの音ではない。

見事なモニターの音と言えば、私はどうしてもウエストレイクを思い出す。

あの音はどうしても素晴らしく、あれなら私は欲しい(高くて買えないが)のだが、

その音を思い出し、このキノシタモニターを聞いてみると、見事にそれは日本の音なんだ。




この音を、bjさんが意図して出しているのか、計らずしてそうなっているのかは判らない。

これだけの見事なスピーカーなのだから、どのような鳴らし方にも付いてくるんだろう。




あの見事なチェンバロの音を思い出し、

これからbjさんがこのスピーカーをどう鳴らしていくのか、

だから非常に興味がある。




厳しいモニターとして鍛え上げるのか、

ご自分の色に染めていくのか、








部屋に入れて、ある程度のセッティングをしただけの状態であれだけの鳴り方をするんだ。

恐ろしいことになるのかもしれない。





   ・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・





楽しい時間は飛ぶように過ぎ去り、

私はあくる日の仕事のこともあったので、

自分としては早めに、

一般人から見れば非常識な時間を越えていたが、

おいとますることにした。

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bjさんは、なんとクルマでホテルまで送ってくださった。

おしゃべりだけでも楽しいので、私は本当に嬉しかった。



ホテルに入っても、妙な興奮が残っていてなかなか寝付けなかった







    ・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・





あくる日曜日は朝から仕事。

精一杯頑張って、ふらふらになりながら、それでも昼過ぎまで頑張った。


仕事を終え、携帯を見ると着信が入っている。







「 OD 」  !






あー、そうだった。。

携帯で連絡してみる。

ODさんは出ない。




どうなっているんだ?




しばらくすると、かかってきた


「あー、どもども」

どーもー。  どうすればいいですか?

「・・・駅で待ってますね」





駅に向かう

途中、またODさんから電話がかかる



「電話くれました?」

してないよ

「あー、そうですか」






また電話がかかる

「電話くれました?」

あ~?  してないって

「あー、そうですか」






駅に着くと、ODさんが待っていてくれた。

横断歩道の向こうで手を振っている




(なんでみんな手を振ってくれるんだろう・・・・)





拉致

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「いやぁ~、携帯電話に慣れてなくってね」

うんうん

「不時着をどうすればいいか、よくわからないんですよ」

不時着?

「そう。不時着」

???




それ、不在着信でしょ?

「ああそうです。不時着です」



だから不在着信!

「うん、それそれ。  不時着」









この人と遊んでていいのだろうか・・・・・
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by johannes30w | 2009-03-16 19:08 | オーディオと音楽
2009年 03月 14日

レコードいっぱい3

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H堂のセールで買ってきたレコード

Mさんの持ってるような凄いのは無いけど、こんなにあればそれだけで幸せ気分。。

まだ聴いていないけど、満ち足りた気分。。。


でも、自分としては予想以上にいいのが買えたと思っていて、

その一つがこれ

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ブッシュ弦楽四重奏団の演奏で、ベートーベンの後期弦楽四重奏曲集。

1930年~1940年頃の録音

元々は、SPで発表されたと思うんだけど。




これは大変有名な演奏

大昔から、これを越えるものは存在しないと言われ続けてきたもの

今まで縁が無く、聞いたことは無かった。



ベートーベンの後期弦楽四重奏曲は、そのどれもが凄いもの

音楽の頂点に君臨するものがあるとすれば、これらの曲以外には無い



私は特に14番op131を好むが、正直なところ、いままでこれだという演奏に出会ったことが無い

あえて言えば、バーンスタインとウィーンフィル弦楽部が演奏したオーケストラ版が飛びぬけている

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ここで聴かれる音楽は、私の音楽体験の頂点をなすもの



悲しいかな今までオリジナルの弦楽四重奏版の演奏に納得できるものとの出会いは無かった。





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ブッシュ弦楽四重奏団のこのレコードはドイツプレス

少しだけ音を出してみた

SPからの復刻とはにわかに信じられないようないい音を聞かせてくれた



さて、

時間がある時に、じっくり聴いてみよう
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by johannes30w | 2009-03-14 10:33 | オーディオと音楽
2009年 03月 13日

スカルラッティ

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ソナタ集

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by johannes30w | 2009-03-13 01:28 | オーディオと音楽
2009年 03月 12日

レコードいっぱい2

のんびり聴いていく

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エンジェル盤

ミルシティンのヴァイオリンで、チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲

ピッツバーグ響とスタインバーグ


ミルシティンの完全主義が良く発揮された演奏だね。

それよりも、実はスタインバーグとピッツバーグ響の力の入れ具合が素晴らしい。

すごいヴァイオリニストを迎えて、アメリカ人のクラシック演奏家として真剣に、本気で演奏しているのがいい。

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レーベルに書かれたUSAの文字が誇らしげだ。



録音は、アメリカで行われたとは思えないほど丁重で気品に溢れてる。

嘘みたいにバランスが崩れない。


この時代の録音がいかに成熟していたか、いまさらに思い知らされる。







どうもレコードを聴くと楽しい。




レコードには「ゆらぎ」があるから、それが心地よいのだと、誰かが言っているのを聞いたことがあるが、

それがどの程度正しいものか私には判らないが、たしかに心地よいような気がしてきた。




そこで、

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アイドラーレコカットを動かした。


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ちょっぴり比較してみる




ベルトドライブレコカットの音が、瑞々しく美しいことは鳴らし始めた時から感じてはいた。

その音に慣れて、いざアイドラーレコカットを聞くと、

何故だかそのリジッドな音に驚いてしまう。


カートリッジは両方ともSPUで、しかしアイドラーレコカットの方はRF297を使ったSPU-Aではあるが、

たしかにカートリッジの違いもあって、アイドラーの方は少しくぐもった音になる。


でも、音一つ一つの力感が見事だな。



これでいいとも思えるが、ベルトの時のあの艶や美しさが欲しくないといえば嘘になる。




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改めてベルトドライブレコカットで聞いてみると、




こんなに華奢だったっけ?


なんて感じてしまう。





無いものねだりだな。


ベルトとアイドラーのいいとこ取りがしたくなる。

トーレンス124の気持ちが解る。





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ドイツグラモフォン


バレンボイムのピアノを中心に、

メシアンの世の終わりのための四重奏曲



こんなレコードもあった




さすがに録音は新しい。

しかし、ドイツグラモフォンと言えども盤質は明らかに落ちる。

質が悪くなったわけではないだろうが、

技術の進歩を「コストダウンしても大丈夫」みたいな方向に使ったとしか思えない。



演奏さえ、

美しいし、豊かな響きを持つが、もはや作品へ肉迫しようとする精神に欠ける。

これが、もはやクラシックとなった作品への現代の解釈とも言えるのかもしれないが、

これはただ美しいだけのBGMではないんだと、思わず叫んでしまいたくなる。





この演奏を聴いてしまった自分の作品への不浄を消し去りたく、

ベロフの演奏を改めて聴くことにした

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いい演奏



いい演奏なら、CDでもいい





要は、レコードでもCDでも、それを作る人間の情熱なのであろうか


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by johannes30w | 2009-03-12 01:00 | オーディオと音楽
2009年 03月 11日

ビル・エバンスを

かけてみる

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by johannes30w | 2009-03-11 00:04 | オーディオと音楽
2009年 03月 07日

レコードいっぱい

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Mさんが、手に入れられたクラシックのレコードを貸してくださった。

評価してみよとのお達しなのだが・・・・

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モーツァルトのバイオリンとピアノのためのソナタ集

このパウクというバイオリニストは初めて聴いた。

いかにも実直な演奏だな。

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このレコード、実に程度がいいね。

VOXレコードは、私は初めて聴いた。

がっちりした音。ゆるぎないな。いい録音。

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これって、あの有名な人?

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パスキエトリオでモーツァルトのディベルティメント。

好きな曲だ。

これは素敵な演奏。

独特の優雅な気品があって、いいなぁ~

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このレコードもすこぶる程度がいいな。

新品みたい。

このレコード、前の持ち主が聴いていたとすれば、その人は本当にレコードを大切に聴いていたんだろうな。

こんなレコード達を大切に大切に聴いていた人って、どんな人だったんだろう。

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もう一度ディベルティメントを聴こう
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by johannes30w | 2009-03-07 00:37 | オーディオと音楽
2009年 03月 04日

室内楽

告白すれば、室内楽をしっかり聴けるようになったのは、

ここ数年のこと。


それまでは、大編成のオーケストラ作品ばかり聴いていた気がする。








昔から、

「オーケストラなど聴くのはワカゾウで、最後の最後は弦楽四重奏にたどり着く」

というような暗黙の了解みたいなものがある。


もっと言えば、

「オーケストラ作品などより弦楽四重奏の作品の方が、さらにランクが上なんだぞ!」

みたいな。。




そんな偏った考えは、私には全く無いが、

それでも老人が音楽を聴く様などを想像してみると、

クオードのアンプにレキュタンギュラータイプのタンノイなど使って弦楽四重奏を聴いている

というふうな絵がすぐさま思い浮かぶ。



なぜJBLではなくイギリス製品なんだ?ということは、この際置いておいて、




弦楽四重奏のそんなイメージが、なぜ我々に中に根付いたのか。






ベートーベンのあの弦楽四重奏作品のなせる業なんだろうね。



ベートーベンは、その最後の交響曲第九番を書いた後も、当然作品を残している。

第九番が作品番号125で、よってベートーベンは第九の後10あまりの作品を残している。


後から書かれた作品が、それ以前の作品を必ずしも凌駕しているはずはないのであるが、

それでもベートーベンのこの最後の数作品の輝きははかり知れない。







そんなこともあって、前述のようなことが我々にイメージ付けられ、言われるようになったんだろう。








しかし、ベートーベン最晩年のあの域まで到達できた作曲家などいる筈は無く、

だからベートーベンというのは唯一無二の存在なんだね。









ベートーベンと比較すると、全ての作曲家と全ての曲がかわいそうだけど、

それでも弦楽四重奏の曲と言われて思いつくのは意外と少ない。

あえて言えば、バルトークくらいなのかな。




でも、これも意外かもしれないが、シューベルトのこの最後の弦楽四重奏はいい。

13番「ロザムンデ」や14番「死と乙女」もいいけれど、なんといっても15番が素晴らしいね。

弦楽四重奏とは思えないくらい巨大なものになっているけれど。



・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-




「クオードのアンプにレキュタンギュラータイプのタンノイなど使って弦楽四重奏を聴いている」老人の図

は、

なぜだか私の中に根付いちゃってるんだけど、

それが自分の理想なのか、自分の将来なのかは別として、

現実の弦楽四重奏の再生は、そんなに静かで穏かなものではない。


器楽曲なんかでもそうなんだけど、チェンバロを除くほとんどの楽器というものは、

それはそれは強烈なエネルギーを持っている。

ヴァイオリン一本でも近くで聞けば、脳みそが揺さぶられるほどのエネルギーを持ってるし、

ピアノにおいては静かに弾いていても近隣との不仲の原因になったりする。


そんなピアノを叩きつけるように弾けば・・・・





私の感覚から言えば、オーディオでの室内楽の再生というのは、JAZZの再生に近いものがある。

楽器の持つエネルギー、奏者の熱気、それを再生できなくちゃね。

オーケストラの再生より激しいものが要求される。










よって、

「クオードのアンプにレキュタンギュラータイプのタンノイなど使って弦楽四重奏を聴いている」老人の図

というのは現実には妙なことになるのかもしれない。




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私が老人になった時、

どんなふうに聴いているんだろうな
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by johannes30w | 2009-03-04 01:03 | オーディオと音楽
2009年 03月 02日

ピアノ四重奏曲

ブラームスのピアノ四重奏曲の一番は好きな曲

時に思い出しては聴く


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ブラームス:ピアノ四重奏曲 第1番 アルゲリッチ、クレーメル、バシュメット、マイスキー


これは、アルゲリチ・クレーメル・バシュメット・マイスキーが集まった、

まさに夢の共演。

よくこんな企画が実現したもんだと感心する。


いずれもその分野で飛びぬけた存在。





素晴らしい演奏者が集まれば、素晴らしい演奏が実現すると考えるのはあまりに単純で・・・





これほどの「大物」になると、当然それぞれが強烈な個性を持っているわけで、

それが室内楽で上手く機能するかというと・・・・







このアンサンブルで中心的な役割をしているのは、当然ピアノを担当するアルゲリチなわけで、

演奏からも、唯我独尊のクレーメルと、あいつの態度は何だ!と不満げなマイスキーをなんとか取り持っている。

バシュメットは、面倒な二人を呆れ顔。。



ただ、中を取り持つのがアルゲリチというのが、

根本的に、

おそろしいことになるわけで、、、






うりゃぁ~!!





とやりだしても、

全員がばらんばらんのまま





どりゃあ~!!





と、付いてくる。





誰一人、謝ってたまるか!  みたいにビリビリしてる。






あんまり息苦しくなって、

第一楽章の途中で止めちゃった。。。




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アンプはこういうセッティングで行くことに決定しているのだが、

このセッティングにして、中高音が若干神経質になったのが気になっていた。



ケーブルを変えたばかりだし、弄るのも良くないのだが、

どうしても気になってきたので少し修正。



4550(2220×2)のレベルをほんのちょっぴり落とし、

4550(2220×2)と2360(2482×2)のクロスを300Hzから315Hzにジリッと上げる。



この部分のクロスは私のシステムの最も大切な部分で、アイデンティティと言ってもいい。

何度も300Hzから320Hzに上げては、また300Hzに戻っている。



320Hzの方が無難に何でもこなしてくれるが、比較してしまうとどうしても、

鈍い。




320まで上げてしまうとどうしてもイヤなので、315でちょっぴり妥協的音を狙ってみたわけだ。







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大物達のピアノ四重奏曲を止めてしまって、

どうしようかと考えた。




同じブラームスの六重奏曲を聴こうかと思ったが、せっかくピアノ四重奏曲を聴こうと思ったのだからと、

違う演奏を聴くことにした。




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ピアノ四重奏曲全集 ボザール・トリオ、ほか



ボザールトリオがピアニストを迎えて演奏したCD

実にしっとりと、たっぷりと音楽に浸れる。








しかし、







あの演奏を聴いた後では、


あまりに甘く感じてしまう







再び早々に止めてしまった。








クロスは、



300に戻してしまった
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by johannes30w | 2009-03-02 00:37 | オーディオと音楽