ダークサイドへようこそ

johannes30.exblog.jp
ブログトップ

<   2009年 12月 ( 7 )   > この月の画像一覧


2009年 12月 31日

スレレオ、モノラル、・・・

e0080678_15454935.jpg


音楽を聴くというのは、なんらかのものを受け取るということ。

ただ、音楽を聴く時には演奏家のコンサートに行く必要がある。

楽譜を読むだけで、音楽が頭の中で鳴るような専門家ならまだしも、

いや、専門家であっても頭の中で鳴る音楽は音楽ではなく、

やはり音楽は、現実の音となって初めて音楽となる。







今は便利な世の中で、音楽を聴くのにコンサートへ行かずともいい。

家に居ながらにして音楽を聴くことが出来る。

そのためにあるのがオーディオというもので、よってオーディオなんていうものは、根本的には便利さのためにあると言ってもいい。





今の若者が、音楽を気軽に聴く、ヘッドフォンステレオなんて簡便なモノで聴く、レコードさえ、CDさえ買わない、音楽を大切にしていないなどと我々は批判めいたことを言ってしまうが、

オーディオであっても元々は簡便なものなのであるから、そういう批判はもしかしたら出来ないのかもしれない。




e0080678_1546281.jpg



音楽を聴くということが何かを受け取ることであるとするなら、

オーディオというものは、その何かを受け取るために存在するものでなければいけない。




オーディオというものが機器として非常に興味深いものであるから、我々のようなオーディオファン、

音楽じゃなくオーディオそのものが趣味なるようなケースも出てくるが、

ややこしくなるからその部分はここでは考えに入れずに話を進めてみる。




オーディオが、音楽が訴える何かを受け取ることを目的に存在するものであるならば、

はっきりそう宣言すべきなのかもしれない。








オーディオは、コンサートの臨場感を再現するために進化してきたのかもしれない。

進化という言葉は適切じゃないかもしれないが。




それは当然のことで、コンサートに行かなくても音楽を聴けるための装置なのだから、

コンサートの臨場感を追及するのは当たり前だ。

私もそのことに、全く疑いを持たなかった。




   ・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・




最近JAZZを聴くようになった。

これは自分としては驚くべきことなんだ。

JAZZはどうしても苦手で、JAZZを聴くならロックの方がまだ自分に近いように思ってきた。

それが、

JAZZを好んで聴くようになってしまった。



のめり込んでJAZZを聴くようになって、あることに気が付いて愕然となった。



あるJAZZのアルバムは、レコードを前提として音楽作品に作られている。

もっと言えば、レコードという音楽作品が出来上がっている。



当たり前のように思われるかもしれないが、これは私にとってはそれに気が付いて非常に驚いたことなんだ。




音楽は、先ず演奏がある。

そしてコンサートというのが音楽においては前提で、

レコードやCDはそのコンサートの疑似体験をするものとして存在するのだと私は考えてきた。

しかしそれらのレコードは、もはやコンサートを必要としていない。

つまり、レコードの再生をオーディオで行うにおいて、コンサートの臨場感の再現ということは、全く無意味。

それらのレコードは、レコードの再生を行って、そのことそのものが音楽を行うという行為になる。



改めてそのことに気が付いた時、

そのことは、私のオーディオに対する考え方を、根本からひっくり返すに足る事実だった。




     ・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・


もう一度、元に返って考えてみる。


音楽を聴くということが何かを受け取ることであるとするなら、

オーディオというものは、その何かを受け取るために存在するものでなければいけない。





すなわち、音楽を聴こうとするならば、

プライオリティを置くべきは臨場感の再現ではなく、何かを伝えること。





極端な言い方かもしれないが、先ずははっきりそう認識すべきだ。




この2つは、相反するものではないが、同じものではない。

私だって、完全な臨場感さえ獲得できれば完全に音楽を伝えることが出来るに違いないと考えてきた。

でも、断じてそれは違うものだ。

両立は可能であるにしても、違うものだ。

感心するけど感動しないオーディオになってはいけない。






e0080678_1546148.jpg



私には夢がある。

実現不可能な夢。


身体全てで音楽を受け止めたい。


ショパンの弾くピアノの下にもぐり込んだジョルジュ・サンドの気持ちがわかる。





シーメンスを抱きかかえるように音楽を聴く。



いいスピーカーだ。

しかしこいつの歌は耳に刺さる。



アルテックもボザークもいなくなった。

とうとう私は安らぎを得られなかったのかもしれない。
[PR]

by johannes30w | 2009-12-31 15:46 | オーディオと音楽
2009年 12月 30日

モノちゃんズ

巨大なプロトタイプボザークがtaikyoanさんに貰われていった。

改めて、モノちゃんズ2号として、きちんと(?)システムを組んでみる。



スピーカーはシーメンス

e0080678_2283179.jpg


こういうスピーカーは、移動映画館で使われていたのかな。



プリはヴァイタルオーディオのラインミキサーを使う。

e0080678_2301622.jpg


ミキサーというのはソフトを自在に扱えるので、

モノをモノとして聞くだけでなく、ステレオ音源もモノとして聞きたい私などのようなものにはありがたい。

CDPとパワーアンプはいつものお気に入りフィリップス

e0080678_2331781.jpg





行き場の無いデンオンのDVDプレーヤーも一緒に入れているが、

今回のこのシステムは、全てヨーロッパ系の機器で組むこととなった。


e0080678_2352068.jpg



これだけで、音楽が聴ける。



いらないことを気にせずに、

音楽に接することが出来るかもしれない。


e0080678_2372052.jpg

[PR]

by johannes30w | 2009-12-30 02:37 | オーディオと音楽
2009年 12月 28日

トロイメライ

e0080678_1363153.jpg

[PR]

by johannes30w | 2009-12-28 01:36 | オーディオと音楽
2009年 12月 23日

友人宅

友人と言ってしまうのは申し訳ない気もするのだが。



一度行っただけなのだが、教えられたとおりに電車を乗り継いでいくと、
何故だか妙に知った道に思えてきた。
電車を降りて駅前のロータリーに出ると、bjさんが迎えに来てくれていた。

メルセデスは未だピンシャンしており、ぼつぼつサスやブッシュをなんとかしなければと仰るbjさんの言葉はさておき、私などは、この「当たり」の優しさがあるのなら今のままでも十分いいんだけどなと助手席でぼんやり考えていた。

冬の日はさすがに暗くなるのが早く、bjさん宅に到着した頃にはすっかり夜になっていた。

階段を踏み外さないように降りると、そこはオーディオルーム。

ドアを開けると、不思議な空気があった。


なんだか瑞々しい空気で、森林浴に来たわけじゃないのに清清しい。

何故だろう。


e0080678_245327.jpg



レイ・オーディオの巨大なモニタースピーカーは、

もはやその巨体をこれ見よがしに誇示することなく部屋に溶け込んでいっているように思えた。

どこをどうしたということは全くないんだろう。

bjさんに確めても、スピーカーの位置など全く動かしていないと答えられた。

でも何故だか確かにそれは溶け込んでいっているように思われた。

私が勝手にそう感じただけなのだろうが。




実は部屋に入った時から静かに音楽は流れていた。

ブラームスの一番。

最高のおもてなし!


嬉しい




よく思うんだ。

それこそ心血を注ぎ込んで構築し、作り上げたその装置、それはもはや単なるオーディオ機器ではなく、自分の全てを捧げたそれは身体の一部であり、恋人であり、怪物なんだ。

そんな機器に電気を通し、血を通わせ歌わせる。

その歌がどれほどの意味を持つものか、真剣に取り組んでいる人ほど判るはずだ。










うーん、

やっぱり話がそれる。。

だからいつまで経ってもアップできないんだ。。。




e0080678_251725.jpg


聞かせてもらった。

BGMじゃなく、いよいよ本気で聞かせてもらった。






厳しい!



厳しい音だ



躊躇無く、容赦も無い。


一瞬たじろいだが、これは戦わねばならない音。





いや、戦わねばなんて思っているのは私だけで、スピーカーは私のことなど何のお構いも無い。




当然のことといえばそのとおりなんだが、

しかし普通のスピーカーなら、暫く聞いていればこちらのことに気が付いて、手加減してくれるようになるもんだ。




しかししかしこのスピーカーときたら、こちらに見向きもしない。

なんて奴だと思いながら、それでも聞き続けた。







これこそプロ機なんだ。

なにものにも侵されない。

厳然と動作し、ゆるぎない。



JBLが軟弱にさえ思えてくる。







bjさんは、今、この音を選んでいる。

耳当たりのいい八方美人な音など簡単に得られるはずなのに、

しかし今、この音を鳴らしている。

その意図は何なのか。


この恐ろしいプロ機たちに命令を下し、確実にその意図を実行させているのははっきり判る。

その意図は何か。



e0080678_252941.jpg


こんなふうに書いてくると、

さぞかし煮詰まったピリピリした雰囲気の中で聞いているように思われるかもしれないが、

確かに聞くという行為に対しては真剣ではあるけれど、

実際の雰囲気は和やかなもの。




同じ趣味を持つなどと言ってはbjさんに失礼だが、

私などが見ても、その部屋は宝物に溢れてる。



ただしその宝物は、趣味を同じくするものにしか宝物には見えないしろもので、

言ってみれば、それは子供が公園で拾ってきた「きれいな石」や「ピカピカ光る釘」に近い。




「お!   これ、なんですか?」

「それは、ノイマンの・・・です」



「おおー! ノイマン!
   (かっちょいいな~)  」

「ノイマンです」



「ん~、何に使うんですか?」

「わかりません」



「・・・・・・・・・
   (でもかっちょいい・・)」





「いい塗装してるでしょ?」

「うん、いい塗装だ。色もいい!」


「ここに銘板がついてます」

「うんうん、この銘板がかっこいい」


「ここにもついてます」

「おー」


「ここにもついてます」

「おおー!」


「いっぱいついてます」

「ぬおー!!、、、かっちょいい、、、、。。。」








こういうものを欲しいと思ってしまうのは、

公園でトモダチが捕まえたでかいバッタを羨ましく思うよりも下等だとは自覚するのだが、

それでも欲しい気持ちには変わりは無い。




我々が子供だった頃の大人というのは、もっと大人だったと思うのだが。



e0080678_263914.jpg




その後もどんどん聞かせてもらったのだが、、、、



bjさんが、もういいかななんて雰囲気で、スピーカーに近づき、ごそごそと・・・・・。





巨大なモニタースピーカーは、スパッと向きをを変えた。






おお!



レイオーディオがこちらを見てくれるようになった。


少し冷たいその表情はそのままに、しかしたしかにこちらを向いている。







その変化の後の音の見事さもさることながら、

私が驚いたのは、実はその変化のしようだった。



あまりに見事な変化。

その変容ぶりにも躊躇が無い。



私の装置でこれをやったとしても、スピーカーはなかなか付いてこない。

「え? そんなに変えるんですか?」

とか、

「何で変わらなきゃならないんだ?」

とか、

散々ブツブツ言った挙句にやっとこさ付いて来る。



いやいや付いてきてたりするもんだから、表情も冴えないことが多く、

こちらが業を煮やして元に戻すと

「ほら~、コッチがいいに決まってるじゃない」

なんて言ったりする。







bjさんのレイオーディオは、一糸乱れぬ動きをする。

指揮者の命令には躊躇なく一気に動く。

実に見事でその行動に美しささえ覚える。


プロ機の在るべくして在る姿だと思う。

しかし、実際はそういう装置はなかなかに存在しない。



凄いなと、心底感心した。









凄いと言えば、





今回の訪問で一番驚いたのは、レイオーディオスピーカーのシビアなこと。


うちのあんなバラバラなシステムでも、一つ一つ追い込んでいけばシビアになってきて、

それこそ追い込みすぎるとピンポイントの焦点となってしまって、聞いてる私が身動き取れないような状態になってしまう。

レイオーディオのこのスピーカーは、その焦点の合い方が尋常ではない。

あんなに巨大なスピーカーなのに、まさにピンポイントで焦点を結んでいる。





bjさんも、使いこなしを楽しまれてるのがよくわかる。

スピーカーはあまりに重くて、全く動かしていないと仰っていた。

じゃあ何をやっていらしたかと言えば、

スピーカーが動かないなら自分が動こうということだね。



以前にお邪魔した時に比べ、聞く位置が若干下がっているように思った。

それで何をしていらっしゃるか。


これは部屋の定在波を利用して遊んでいらっしゃる。


バスレフのポートチューニング周波数と、定在波の周波数を上手く利用して、最低域のコントロールを楽しんでいらっしゃるように聞こえた。




おもしろいなぁ~



    ・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・





今私はアナログに力を入れている。

当然、bjさんのアナログが気になる。



レコードを聞かせてくれませんかとお願いした。




bjさんは中島みゆきはあまり持っていないんですよと言いながら、

ユーミンを聴かせてくれた。










凄い












bjさんのユーミンは凄い!















      ・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・







瑞々しい空気は忘れがたい。


冬なのに、寒くなく、そして清清しい。




あれは何故なんだろうと考え続けている。





火鉢か。


私も手元の火鉢を探してみようかな。







そうすれば、あの空気が得られるかな。
[PR]

by johannes30w | 2009-12-23 02:07 | オーディオと音楽
2009年 12月 12日

整理整頓

とりあえず、聴けるようにまとめた

e0080678_11351968.jpg


こっちもぼつぼつ本気で聞いていこう

e0080678_11355566.jpg


しかし、

e0080678_11362019.jpg


私には、2台は要らないんだ

辛いな
[PR]

by johannes30w | 2009-12-12 11:37 | オーディオと音楽
2009年 12月 11日

聴こう聴こう

e0080678_2444383.jpg


レコードもだいぶ聴けるようになってきたので、

ここで一気に部屋も整理した。


聴こう



部屋が荒れてると、どうも落ち着いて聴いていられない。

とは言うものの、荒れてる状態であることがほとんどなんだけどね。



最近シューベルトを聴きたいと強く強く思ってしまう。

一生懸命聴くんだけど、何だか最後の最後で腑に落ちない

昔からそうなんだけど、聴きたいと思うんだけど、聴けてないようにいつも思ってしまう。

シューベルトはいつもそうなんだ。

これがシューマンあたりだと、しっかり聴けるんだけど。




それでも暫くは聴き込んでみよう。


e0080678_2495029.jpg


これは弦楽五重奏曲

大曲だけど、大好きな曲


じっくり聴き込んでみよう
[PR]

by johannes30w | 2009-12-11 02:51 | オーディオと音楽
2009年 12月 09日

その後

ゲイツCB-100は、2日連続運転、3日連続運転を無事にこなした。

モーターや各部のレストアも上手くいったようで、妙な発熱も無く、坦々と回り続けた。

そして、

e0080678_242396.jpg


驚くような変化を示した。


80Hz以下で感じられたモーター音がきれいさっぱり無くなっていた。

上手くいき過ぎだ。

以前はこっそり30wを消した状態で聞いていたのだが、今や全てオンの状態で、何の問題も無く聞ける。

国産DDと全く同等と言っていいかもしれない静けさを得た。

凄いターンテーブルだね。


静けささえ得られれば、あとはこいつの美点ばかりが残る。


基本構造の恐ろしく贅沢な作りが成し得るものだな。



これで安心して聴ける。










のだが、








とうとうこいつが帰ってきた。


e0080678_2105814.jpg


e0080678_2112214.jpg


RCAのギアドライブ   70-C


e0080678_2123469.jpg


巨大なモーターと、本気のサスペンション


e0080678_2132250.jpg


とんでもない大きさのフライホイール


e0080678_214245.jpg


仮置きだが、グレイのアームにSPUを付けて鳴らした。





ちょうど、M会長taikyoanさんがいらしていて一緒に聞いたのだが、





3人ともひっくり返った。



それは確かに衝撃だった。


まるっきり、根本的に違う。


えらいことになってきた。






ギアドライブで問題になるギア鳴りやモーターの唸りは、なんと皆無であった。

このことは、驚くべきこと。

ギアドライブの定説としては、音は良いが、モーター・ギアの唸りが酷くて聞いていられないというもの。

それらは全く無い。




ただこのRCAは、ターンテーブル周辺で回転数の切り替えがあり、それが理由かどうかわからないが、

ターンテーブル付近でこすれ音がする。

確かにこの音は大きい。


しかし実際にこれで鳴らしてみても、そのこすれ音はスピーカーからはほんの僅かしか聞こえない。

不思議だ。



心配した最低域の唸り音は、つまり30wが受け持つ帯域のノイズは、

これは全く皆無。

不思議だ。



なによりその音に打ちのめされる。

音の解説などする気になれない。







とうとう私はCDと同じようにアナログを聞けるのかもしれない。

こいつをもう少し煮詰めてやろう。






ということは、

他には手が回らなくなる。

放出

レコカット16インチ

e0080678_2253641.jpg


ちゃんと回ることだけを確認したのみだが、

可愛そうだが、

放出
[PR]

by johannes30w | 2009-12-09 02:30 | オーディオと音楽