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2010年 02月 27日

平均律

昔、中学生か高校生の頃、やたら本を読んでいた時期があった。





クラシックと呼ばれる音楽を聴いていて、その素晴らしさにいつも驚き、

なぜみんなこんな素晴らしいものを知ろうとしないのだろうと不思議でならなかった。

こんなに素晴らしいものを知らずに過ごすなど、私には到底納得できなかった。



気が付けばそんな人々の文化遺産とでも言うべき作品群は古からあまた存在し、

それらの作品を知らずして死んでなるものかと強く強く思った。

年代順に音楽史的に聴いていく必要がある。



他の分野でも同じだと思った。


古典と呼ばれるような文学が、いかに面白いものであるかを知った時、

全ての古典を読みきってやろうと思った。

古典を知って初めて次が判るんだ。




で、

やっためたらと読み、聴いた。






もちろん全てを知るなんてーことは、できるわけがない。



早々に気が付くわけだ。


ルネサンス期の音楽を聴き始めたら、一生そこから先へ進めないんじゃないか?



レコードの少なかったSP時代なら可能だったかな。




   ・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・


どんなジャンルを聴く人であっても、音楽を聴く人ならば、

聴かなければいけない、聴いておかなければいけない曲というものは、確かにある

その最も重要な曲であるのが、バッハの「平均律クラヴィーア曲集」

音楽を大切に想う人なら、その全ての人が知っておくべき曲集だと思うのだが、

そんなふうに偉そうに言う私自身が最近までどうも馴染めないでいた。



この曲集はその名が示すとおり、鍵盤楽器のための曲集なのだが、

バッハの時代の鍵盤楽器といえば、オルガンもしくはチェンバロ。

つまりこの曲集は、チェンバロで弾かれることを想定して書かれたはずだ。

しかし、この曲のレコードやCDを選ぼうとする時、チェンバロの演奏で聴いてみようと思えるものに出会えなかった。

気になる演奏は、ほとんどがピアノを弾いたもの。

どう聴くのかを自分の中で逡巡しているうちに、何年も過ぎていた。





世の中はすでにしっかり古楽器演奏が定着し、ピリオド奏法もあたりまえに聴けるようになった。

単に古楽器によるピリオド奏法のお披露目的演奏はすでに淘汰され、

その奏法を完全に消化した上での音楽表現が、やっと聴けるようになってきた。



自分では、これはもう縁の無い世界だなと横目に見ながら、それでも気にならなくは無い古楽器やピリオド奏法が、

その演奏家たちの音楽表現によって、積極的に聴いてみたい、私などにとっても魅力的な演奏が生まれてきている。




そんな時代の風のせいか、私自身の変化のためか、

最近はバッハを良く聴く。









多くのバッハを聴いていると、いろんなことに気付く。

ピリオド楽器・ピリオド奏法による無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータもよく聴いた。

ゴルトベルグ変奏曲もいろんな楽器、演奏で聴いた。

それで改めて思い返してみると、

私が聴いてきた多くのバッハは、オリジナル楽器などと言われるものを使った演奏がほとんど無い。



それでは私が聴いてきたものが、バッハが意図したものではないのかと言うと、、、、、、、

これは意外とあっさり自分の中で解決できた。





バッハが作曲したあるヴァイオリン協奏曲は、そのままオーボエ協奏曲としても存在している。

なんと、ヴァイオリンのために書いた曲を、そのままオーボエに吹かせて良しとしている。

これは何を意味するのか。。


楽器が変わろうが、音楽は変わることは無いと、バッハ自身が考えているということに違いない。

もちろん曲によるにしても、だ。



であれば、少々楽器が変わろうと、バッハの音楽には代わりは無いないということだね。




こうはっきり自分で納得できて、

やっとピアノで平均律を聴く準備が自分の中で出来たんだ。









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CDショップに行った時に平均律を探した。

数種類あったが、迷わずこれを買った。

リヒテル唯一の平均律スタジオ録音。



このレコードの存在は昔から知ってはいたが、上に書いた理由で手を出せずにいた。






リヒテルも、実は私はあまり聴いていない

何故だかあまり縁の無い演奏家だった。

何かの曲を聴きたいと思う時、どうも他の演奏家のものばかり選んでしまっていた気がする。

もちろん20世紀を代表する大ピアニストだから、選ばない方がおかしいのだが、

それでも数種のものしか聴いていないと思う。





平均律を聴こうと思う時、どうしてもリヒターの演奏は避けて通れないのだが、

何故だか今回はリヒテルを選んでしまった。

もしかすると、ジョン・ルイスの演奏が頭をよぎったせいかもしれない。


   ・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・


ジョン・ルイスのバッハは、鍵盤楽器のためのこの曲をJAZZセッション風にアレンジしたもの。

バッハをJAZZ奏者がJAZZ風にアレンジしたものは巷に溢れているし、そういうもののいくつかは私も聴いてきた。

頭で考えると、これは痒いところに手が届きそうな気が効いた企画に思えるし、よって興味も湧く。

しかしどれもこれもが帯に短しなんとやらで、痒いところの周りばかりうろうろするだけで、いらいらする。



結局、アレンジしようなんて考えるからよくないんじゃないかなんて、シロートが考えてしまう。



ジョン・ルイスのバッハは、実に自然に聞こえる。

アレンジしようなんて考えるのではなく、この人が感じたバッハのこの曲を、素直に再現・演奏した「だけ」に違いない。

これはJAZZ風なんていうものじゃなく、上に書いた意味でも、紛れも無くバッハなんだ。


暖かく、深く、優しい。

ほんとに、ほんとうに、魅力的なバッハ。


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ちなみにこのCD、うちのCDラックでは、JAZZのコーナーじゃなくバッハのカテゴリーに入れてある。

ちなみにちなみに、他のJAZZ風バッハやJAZZ風・・・などは全てその他のコーナー。





    ・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・



しかし、




リヒテルは苦悩する

立ち向かい、苦悩するが、決して負けない

自分に負けない





はらはらするこちらをしり目に、

リヒテルは、

黙々と、

苦悩する




一音一音に思いを込めて、

それが苦悩であっても、

苦しくても、

悲しくても、

辛くても、

寂しくても、



それが人間の音楽ならば、

逃げずに、

負けずに、


全てを込めて





決然と演奏すれば、

その思いが強ければ強いほど、



我々は生きた人間なんだ




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素晴らしい音楽たち
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by johannes30w | 2010-02-27 11:06 | オーディオと音楽
2010年 02月 26日

目を覚ませ

プレストのベースを決める

Taikyoanさんにお願いして出来上がったターンテーブルベースを持ち込む

厚さ40mmの石

さすがのMさんも、一人では動かすのがやっと

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セラミックプレートの上にアピトンベース

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この時点でコルクシートを挟んで水平は出しておく




アピトンの上に石

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で、

プレスト本体

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さあ、

始めよう
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by johannes30w | 2010-02-26 01:25 | オーディオと音楽
2010年 02月 17日

ここへ


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by johannes30w | 2010-02-17 01:08 | オーディオと音楽
2010年 02月 15日

雨は
そのまま

寒いね

ゆうべ窓の外を眺めていると、
隣のマンションの軒先に
雨を避けて猫が一匹。
濡れるのが嫌で走り出せない
長い間うろうろと逡巡していた

それでも
ある瞬間を捉えて、
さっと雨を切り、
走り去った


強い感情も持てないまま
それを眺めていた

そんなことに肯定も否定もあるわけはなく。








聴こうとするCDは手元に無く、
でもきっと、
世界中のどこかでだれかが聴いているに違いないと
鳴らしているに違いないと、
考えて、
考えなおして、


じゃあ自分の中で鳴っているその曲は、
ひとつのフレーズから先へは進まない
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by johannes30w | 2010-02-15 17:18 | オーディオと音楽
2010年 02月 13日

溜まりすぎだ。。

ぜんぜんチェックできないまま、

ブツはじわじわ増えてきた

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全てロングだけど、これだけ長さが違う。。

使うのは、ここに写っていないグレイを含めて恐らく2本




そうこうしてたらメンテに出していたものが、予想より早く帰ってきた

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ゲイツのダブルデッカー(使われているターンテーブルはレコカット)

フォノイコも生きていて、ステレオ仕様として復活。

もちろんライン出し。。



生き返って嬉しい!


が、



どうするんだ?
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by johannes30w | 2010-02-13 11:51 | オーディオと音楽
2010年 02月 06日

MONO

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by johannes30w | 2010-02-06 16:54 | オーディオと音楽
2010年 02月 05日

えーっと、

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by johannes30w | 2010-02-05 01:37 | オーディオと音楽
2010年 02月 03日

真空管か。

ALCの真空管フォノイコ

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珍しく、いままで開けたことが無かったと思うが、

開けた

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これ、マランツ7の回路を参考に作られたとどこかで読んだような気もするが、

定かではない。。


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球は私でも知ってる12AX7

ソヴテックが使われてた。


この球をいろいろ換えると、

いろいろ変わっちゃうんだろうなぁ~



くわばらくわばら




で、

以前に手に入れたアンプがメンテ・チェックから帰ってきた

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これ、SIEMENSのSt V6.6なんていうアンプ。

移動映画館で使われていたものらしい。

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このアンプの上に、映写機でも付いていたのかな。。



で、

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真空管。。

これは当たり前のようにシーメンスの球が付いていた。



とうとう鳴らす

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シーメンスのスピーカーをシーメンスで鳴らす。



当たり前のように、

いい感じ。



いや、

いい感じどころではないな。


たいしたもんだな。




うちにあるどんなアンプより、いいかもしれない。



こんなちっぽけな5Wのアンプなのに。。。。。


こんな簡易型のアンプなのに。。。。。



どうしたもんだ!




このあと、

このアンプで4520も鳴らしてみた。



泣けるピアノ


あんなに表情豊かなビル・エバンスは初めて聴いた。






不思議なことに、スピーカーがナロウなことが、全く気にならない。



凄いな。







どうも、

どんどん

宜しくない方向に進んできた気がする。



真空管か

恐ろしいな。



発電所みたいになっちゃったらどうしよう。。。。
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by johannes30w | 2010-02-03 01:04 | オーディオと音楽
2010年 02月 01日

借り物なんだけど、

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by johannes30w | 2010-02-01 02:22 | オーディオと音楽