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2012年 03月 28日

自分の首を絞める

オリジナル盤は、やはり高価だ。

世の中の多くの人が、その価値を判っているからこそ、そういう価格になる。

当然の話だ。



ただ、我々は、そうそうそんな高価なオリジナル盤を買えるわけではない。

これぞという一枚には、全力で入札したりするが、

全てが全てそんなことをしていると、

それこそ大変なことになる。



私の好きなクラシックのレコードの話をしようか。



昔から一生懸命買ってきたレコードは、

当たり前のように国内盤の再プレス盤ばかり。

外盤を買うようになったのは、高校生になったころからだろうか。


古い録音は当然のように音が悪く、

新しい録音ほど音が良かった。


当たり前の話だと思われるかもしれないね。


しかし、その古い録音のレコードは、あまりにも酷いものがほとんどだった。

バイオリンなどキーキー言うばかり。

トランペットはおもちゃの響きがした。


古い録音だから、そうなんだと思っていた。


しかし、今なら言える。

あのキーキーは、録音が悪いんじゃなく、再プレスであることが原因なんだ。

もちろん録音が古い新しいの違いはある。

しかし、私がイヤだったあのキーキーは、古い録音のせいじゃなく、再プレスの結果だったんだ。




オリジナル盤なら、そんなぶさいくなことはほとんど無い。



しかし、

私が欲しいオリジナル盤は、やっぱり恐ろしく高価だ。







クラシックの世界では、今でもヨーロッパ偏重ではある。

当然の話で、作曲家自身がヨーロッパ出身なんだから仕方が無い。

私が一番欲しいオリジナル盤も、ほとんどが英国プレス。

何故だかドイツプレスやフランスプレスより好ましい。

HMVのレコードが、何がなくとも好きなのは、世界中の人も同じなのだろう。


しかし、実は演奏においてはアメリカでの演奏に素晴らしいものも多い。

第二次世界大戦の時に、ヨーロッパの多くの指揮者がアメリカに亡命した。

アメリカ国内でも当然ヨーロッパ偏重の雰囲気は強くあって、

ヨーロッパ出身の指揮者を多く常任指揮者として迎えていた。

クーセヴィツキーやミトロプーロス、ミュンシュやセル、ライナー、晩年のワルターもアメリカで住んだ。

この人達ももちろん多くの素晴らしい録音を残しており、

アメリカのレコード会社にそれはある。

つまり、これらの指揮者たちのオリジナル盤は、コロンビア盤であったり、RCA盤であったりするんだ。

レコードの市場でも、当然のようにヨーロッパ偏重であるから、

そう、この人達のオリジナル盤は、USA盤というだけで、意外とリーズナブルなんだ。



アメリカプレスのレコードを嫌う向きがあることは、よく知っている。

私自身がそうだったからだ。

しかし、例えばHMV(EMI)のアメリカブランドであるエンジェルレコードは、相当素晴らしい。

東芝EMIの日本盤などは相手にならない。

もっと言えば、ドイツ盤やフランス盤より好ましい。



まして、

コロンビアやRCAのレコードなどは、

オリジナルがそもそもアメリカ盤であるから、文句の付けようも無い。



もう少し新しい世代の指揮者を考えてみると、アメリカ オリジナル盤の魅力がさらに引き立つ。


バーンスタインやショルティ、ブーレーズも出てくるし、さらに若き日のメータや小沢も居る。

ジュリーニだって、ロスフィルとの演奏は、アメリカでの録音だ。

聴きたい演奏は、いくらでもある。



ただ、これらはe-bayで直接手に入れるほか無い。

by johannes30w | 2012-03-28 01:02 | オーディオと音楽
2012年 03月 27日

「オリジナル」とテープ

「オリジナル」盤というものを考えてみる。

オリジナル盤なるものの定義も実は様々なものだろうし、

ファーストプレスのみをオリジナル盤だとする人も多いのかもしれないが、

私個人の感覚からいえば初期盤と言う方がすっきりするかな。



ま、

ともかく、その初期盤、


私の少ない経験から言っても、

レコードというものは、

その初期盤のみが、そのアルバムのレコードと言えるのであって、

その他はコピーにもならない紛い物と言い切ってしまいたくなるね。

それほどの違いがはっきり存在する。



巷で話題になるレコードとCDとの音の違いも、

どちらが良いのかなんていう話は実はナンセンスで、

それぞれに良いところもあれば、悪いところもある。

それだけの話なんだ。

適当なレコードを持ってきて、

さらにリマスターなんてCDを持ってきて比べたって何の意味も無い。

どちらも初期盤以外のもので、コピーとファックスを比べているようなもんだね。



大切なのは、オリジナルのレコードを本当に聞いた経験があるのかどうかということで、

そういう意味で、最近流行のリマスターCDというのも、

技師がオリジナル盤を聞いた上でその技術を駆使して欲しいと、

私などは切に願う。




レコードというものは、マスターテープから、技師がカッティングすることで誕生するものであることは、

誰もが知っていることなのだが、

だから、マスターテープから単純にCDに落とせば理想だと言う話は納得してしまいそうにはなるが、

実はこのカッティングという作業に多くのノウハウが詰め込まれているはずで、

だからカッティング技師の重要性があるわけで、

名盤と言われるレコードは、常にそのカッティング技師のセンスの上に成り立っており、

単純にマスターテープをそのまま移せば良いと言うわけではないと考えられる。



ただ、

昔から言われている通り、

マスターテープのそのままの音というのは、やっぱり素晴らしいに違いないはずだ。

上に書いた考え方から言えば、オリジナル盤とは違うものではあるだろうが、

それでも聞いてみたい。



いろんな国でレコードが作られる場合、

マスターテープと言われるものが本国(?)から送られてきて、

それを元にそれぞれの国でカッティングが行われ、レコードが作られる。

それぞれの国でのレコードが、それぞれに違う音を持っている所以だが、

でもこのことを改めて考えると、

送られてきたマスターテープというのは本国のものと同じはず。

それぞれの国には世界共通のマスターテープが存在するはずなんだ。

そのことに改めて気が付き、

いろんなことを考え始めた。

by johannes30w | 2012-03-27 02:07 | オーディオと音楽
2012年 03月 26日

最近

カッティングレースのメンテはまだまだ続いているが、

その合間にも、いろいろやってる。


最近、テープにはまっている。

機会があれば、いろいろ報告したいが、

先ずはデッキをメンテ



これはルボックスのA77

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30年以上前の機械だから、

メンテ済みなんて言ったって、

汚れているし、

どのみち手を入れないとまともには動かないね。



とりあえず、

ガイドローラーは綺麗にしないとね

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つまみは一旦はずして、

パネルも綺麗にして、


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これで気分もいい

by johannes30w | 2012-03-26 01:53 | オーディオと音楽
2012年 03月 21日

のんびりと

昨日、Mr.テネシーが遊びに来た。

ご友人も一緒だった。

久しぶりだったが、うちに来た人は、現在もれなくいろいろ手伝わされる。



スカーリーの鉄のバスタブは、先日の大搬入劇で台車の上に乗っているのだが、

足の固定用のボルト部が飛び出していて、不安定な状態であった。

一人で乗せなおすのは難しかったので、

これも一緒に来ていたM支配人の手も借りて、

きちんと乗せなおした。


これで私一人でもうまく動かせる。



で、



先ずはボルトを外す。


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このボルト、結構でかくて、手持ちのスパナセットでは間に合わない。

今日やっと買ってきた


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ボルトを外したあとは、

たわしとワイヤーブラシと雑巾で、ひたすら綺麗にしていく。


いずれ、塗装もかけてやろう


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by johannes30w | 2012-03-21 01:21 | オーディオと音楽
2012年 03月 13日

ブレンデル

先ごろ、ブレンデルが引退した。

演奏家が引退すると言うのは、最近まであまり聞いたことが無い。

病気等の止むに止まれぬ理由を除いて、

大概の指揮者も演奏家も、死ぬまで演奏し続けていたように思う。



だから、

ブレンデルが引退するという知らせを聞いた時は、

少なからず驚いた。


しかし、

ブレンデルのピアノは、私は、あまり好きになったことが無かった。

嫌いじゃないのだが、積極的に聴こうと思えないでいた。


それでも折に触れてはそのレコードやCDを買って聴いてきた。

でも、

なぜだかのめり込めずにいた。



非常に深い演奏をする人で、その演奏のみならず、

演奏会におけるプログラミングでも、考え抜かれたものが貫かれており、

これみよがしなことは全く無い、敢て言えば地味な音楽を響かせ続けている。



そういう音楽を持つ人だから、私などにはなかなか理解できなかったのかもしれない。

「凄い」演奏など皆無だから。




しかしそんな人が、

とうとうピアノ界で第一人者となり、

音楽を響かせ、

そして去っていく。






どういうわけか、

ブレンデルのフェアウエルコンサートのライブCDを手にした


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正直に言えば、

期待もなにもしていなかった。



演奏された曲も、

いつものように地味な曲ばかり。



CDを初めて聴いたのも、

いつものダークサイドではなく、

4Fのアルテックシアターで聴いた。




不思議なほど、染み込んできた。




これがフェアウエルコンサートなんだという感傷は、私は持っていなかった。

しかし、

その一つ一つの音が、

一つ一つの音楽が、

無垢のまま染み込んでくる



すこしどぎまぎしながら、

なぜだかCDを止めようとしてた。



止めることは出来ず









数日経って、

ダークサイドに持ち込んで、

何度も何度も聴いている。




私も数年前からは、

シューベルトのピアノソナタを聴けるようになった。




やっと聴けるようになった








年齢が往けば、精神もすれっからしになって、

刺激的なものにしか感覚を動かされなくなるんじゃないかと、妙に恐れを抱いていたが、

そんな心配は全く無意味だった。



私にとって音楽は、

ますます瑞々しく、

ますます鮮やかに響く













自分で動かせなければメンテなど出来ない。




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少し引っ張り出してみた。

動かせそうだ。



これなら出来る

by johannes30w | 2012-03-13 01:58 | オーディオと音楽
2012年 03月 06日

汚れを落とそう

いきなりモーターのばらしでつまづいているが、

ま、何か思いつくまでほおっておいて、

次々!



フライホイール

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フライホイールは、何個も回るのだが、

こいつはターンテーブル直下でぶん回るやつ



ちょっと普通じゃない重さだったので、

体重計に載せてみた。


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11.5キロ!

こりゃアスレチックジムのあれより重い



妙な汚れ方をしてる。

汚れとも錆びとも解らない。


とりあえず、

いつもの亀の子たわし

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これだけで、

いきなり、かなり、綺麗になる

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バランスを取った穴も確認

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で、

ケミカルケミカル

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どんどん汚れが浮いてくる

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いい感じだ~







もっとやるならこれ


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ここまでやれば、

ピカピカだが、

はて、

私はいつになったらレコードが聴けるんだろう。。。



今日は適当に終わったが、

これくらい


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by johannes30w | 2012-03-06 01:47 | オーディオと音楽
2012年 03月 02日

はじめよう!

3月に入った。
かかった時間が判りやすいから、
今日からスタート。

前回紹介した「漬物石」は、実はモーターユニット

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先ず、マウントプレートを外す。

ゴムブッシュでフローティングされている。

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当然のように、

ゴムで挟んで完全にフローティング

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ボルトもプレートに絶対接触しないようになってる

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ゴム自体は劣化しているから、交換が必要。

弾力を覚えておく

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上のゴムと、したのゴムで形状を変えている

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モーターの軸を抜かなくちゃ

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予想はしていたが、抜けない   (^_^;)

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今回のレストアは、完全復活+さらなるブラッシュアップを目的とするので、

妥協や諦めは無い。



今日は遅いからもう止めておこう。

そのまま寝るのはなんだか悔しいから、

マウントプレートを磨いた

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風呂に浸かりながら、外し方をぼんやり考えていた。

思いつくことがあったが、今日はもう止めて、明日にしよう。



初めてターンテーブルをレストアしたのはCB-500だった。

みんなから汚い汚いと言われ続けたが、全てを完全に復元し、ブラッシュアップした。

自分で言うのもなんだが、非常に素晴らしいものが出来上がった。

今そのCB-500はkenplinさんが使ってくれている。

世界一のCB-500だと思ってる。


あの時は、半年かかった。



先日、友人達にどのくらいで完成させるつもりかと訊かれたので、

希望的には三ヶ月と答えたが、

今日の感触から言えば、

一年だろうか。。。


一年間、レコード聴けないか。。。。。



でも、焦らず頑張ろう

by johannes30w | 2012-03-02 01:41 | オーディオと音楽
2012年 03月 01日

資料(自分用)

http://www.aardvarkmastering.com/history.htm

http://www.google.co.jp/search?q=scully+cutting+lathe&hl=ja&client=firefox&hs=JFg&rls=org.mozilla:ja:official&prmd=imvnsfd&tbm=isch&tbo=u&source=univ&sa=X&ei=fRtPT4WHK6X_sQLL0ZC8Dg&ved=0CDoQsAQ&biw=968&bih=718

http://www.organicmusic.de/Vinylcutting.htm

http://www.skyemastering.com/pictures.html

http://www.soundfountain.com/amb/mercury.html

http://itishifi.blogspot.com/2010/10/scully-lathe.html

http://s1150.photobucket.com/albums/o615/audadvnc/Scully_Lathe/?albumview=slideshow

by johannes30w | 2012-03-01 15:50 | オーディオと音楽