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2012年 09月 26日

ヨハネス時間

九時に出発だと言う。



















最近、ヨハネス時間なるものの存在を知った。



約束の時間があっても、まあ30分はずれるということらしい。

午前中の約束はことのほか酷く、、、、、、、







否定しようも無い事実で、

言い返す言葉も無い。





Sさんのウエスターンを皆で聞かせてもらおうということになった。

具合のいいことに、その日は一日中休みの日。

ウエスターンの15Aを聞くのは久しぶり。

Sさんはクラシックをメインに聴かれるようなので、

これは何としても聴かせてもらおうと思った。







どうやって行こうか、ぼんやり考えていた。

Sさんは、駅まで来てくれれば迎えに行くと言ってくれたが、

それも申し訳ないし、時間を自由に動けるだろうと、クルマで行くことにした。



ひこさんに、どうやって行くのか訊いてみると、例のRCA用インバーターを持って行きたいと仰るので、一緒に行きましょうと誘った。



開店直前で、イライラがつのっているMさんにも声をかけた。





結局、ご近所3人で一緒に行くこととなった。









Mさんの新しいお店がオープンした日だったか。

新店舗でお茶をいただいた帰り、Mさんが話しかけてきた。



「ひこさんと話をしたのですが、九時に出発するなんて言うんですよ。

そんな時間はヨハネスは起きてないと匂わせながら、

どうかな~なんて言うと、

そしたら10時とか言うんですよ~」











私は決心した。



何としても、10時にひこさんを迎えに行こうと。















前日の夜、

念のために、ひこさんにメールしてみた。



「何時ごろ出発しましょうか?」





すると、

意外と早く返事が来た。







来たのだが、



その返事は









「9時辺りはいかがでしょうか?」





お?!!!













その言葉のニュアンスはさておき、



これは何としても9時に迎えに行こうと、

私は誓いを新たにした。

















当日、

私は死に物狂いで8時に起きた。

本当に起きた。



いや、8時15分だったか。。。













「勝った!」













と思った。









急いで用意をし、

Mさんにメールした。



8:51 「おはようございます。いまどちらですか?」



Mさんはすでに近所の喫茶店で待機しているらしい。





引き続き、

ひこさんにもメールした。



8:55 「おはようございます。もう少ししたら、お迎えに上がります」







よーし!



これで、九時はクリアしたぞ!















二人を乗せて出発した。

最後にひこさんを乗せたので、北浜周辺から阪神高速へ乗らねばならない。

朝早くて頭も回らないのでMさんにどこが一番近い乗り口かを尋ねた。





「ナビ無いんですか?」













カチンと来たりはしない。

私のクルマはオーディオよりは新しいが、1985年製のオンボロだ。

ナビなどという文明の利器は無い。



iPhoneの地図で検索してしてくださいと頼むと、良く解らないと言う。

仕方が無いので検索の方法を説明した。



「ほー!」「ほほー!」



と感心してくれたが、検索自体は結局自分でやった。







高速に乗ると、



「もう解りました!」


「解りました!」



と後ろから叫んでくれた。





さらに、







「あ! これ!



高速に乗ったら、



ビュ~ンと!!



ビュ~ンと!!!」














ビュ~ンと何なのか、、、、







まあ、お気持ちは良く解る。

IPhoneの地図検索のナビを見て感動していらっしゃるんだね。





ビュ~ンと高速を乗り継いで、

東に向かい始めた頃、

後ろから、





「ミシガンって知ってます?」



あん?




つづく       かな?

by johannes30w | 2012-09-26 02:15 | オーディオと音楽
2012年 09月 24日

実行

sさんのウエスタンを聴かせてもらって、
それまで頭の中だけで考えていたことを実行に移した。

ホーン好きにとって一番悔しいのは、その受け持ち帯域が意外と広くないこと。
アルテック以降では、ホーンの受け持ちは500Hz以上が当たり前で、我々の世代ではそれが当たり前、そこに疑いを持つ人などほとんど無いような大前提のような状態だ。

500hzといえば、実はこれはかなり高い周波数で、
我々がイメージしている中音域とはとてもじゃないが言えない。




言ってみれば、500でクロスさせるシステムが嫌で作り上げたのが私のシステムなのだが、ホーンのカットオフの限界から、うちでは下は300周辺でウーハーにバトンタッチさせている。
これはドライバーの限界なのではなく、私の2360ホーンの限界なんだ。

一般的に言って、ホーンが大きくなればなるほどカットオフは下がる。つまり、下まで使える。
私の知る限りで最も大きなホーンがSさんの15Aホーン。おそらく最も下まで使えるホーン。
そりゃそうだよね。ウエスタンは、この15Aを、最初はフルレンジで使ってたんだ。
Sさん自身のシステムも、実は15Aはフルレンジで鳴らし、それにウーハーとツイーターをちょっぴり加える形で使っていらっしやる。
Sさんのシステムの素晴らしさの根本は先ずはその使い方にあるんだね。







私は先日2366というホーンを手に入れた。

これは私が2360系のホーンが大好きだから、聞いたことのないあと一つの2366ホーンを知りたかったのが大きな理由だが、
このホーンがおそらくJBLで最もカットオフの低いホーンであることに、大きな興味があり、その音をとにかく聞いてみたかったからだ。





もちろんいくらカットオフが低いと言ったって、それは200程度。

15Aホーンのようにほとんどすべての帯域をカバーするというわけにはいかないが、

それでも300と200の差はとんでもなく大きい。



15Aとの考えるべきもう一つの違いは、2366はストレートホーンだということ。

カールホーンである15Aは、その形態上どうしてもハイが減衰する。2366はストレートホーンであるから、そのまま出てくるはずだ。



実はこの大きなホーンでの高域の状態というのは良くわからない。

データも無い。

先日も何年か越しにODさんに訊いていたんだけど、やはり明快なデータは無いらしい。

自分の経験からいえば、大きなホーンをツイーターとして使っても、意外と弊害は出ないように思う。
ツイーターとしては、下が豊かになるから、ツイーターらしくなくなるといえばその通りで、
だから良くないように思われるのかもしれない。
ホーン内での干渉も、現実的にはほとんど問題にはならないように感じる。



ということはだ。

2366に、4インチダイアフラムのドライバーじゃなく、
2インチダイアフラムのものを使えば、ツイーターは必要なくなるかもしれない!


理想的2ウエイができるんじゃないか?




これが命題







Sさんの音に勇気を貰って実行


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アダプターを介して2420を付ける

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とうとうホーンの身長は、160cmを超えた








先ず、仮置きで実験



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この状態で、80Hzから下をカットしたピンクノイズを入れて測定してみると、

下は予想通り200Hzまできっちり出てる!

素晴らしい!




200Hz以下はばっさり落ちてる。

これが2360系等の定指向性ホーンの特徴なんだね。



上は、2420の限界までそのまま伸びる。
つまり、15kHz以上まで伸びる!



よしよし、

おもわく通り!




むりやり乗せる

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めちゃ危ない。




それに、
このホーンは指向性が強いから、
この位置ではハンドリングしずらい。


で、


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逆オルソンに近いセッティングになった。

こんな指向性の強いホーンなら、左右に振り分けるよりこちらの方がはるかに自然に広がる。




使うアンプは

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秘蔵の6233を二台!

メインシステムのデジチャンのちょうど余ってる2チャンネルを使って鳴らす。

こんな時に、デジチャンは非常に便利だね。

上は198Hz 24dBカットでハイパス

下は156Hz 12dBカットでローパス



上のボザークアンプはかざり。




うひひ




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良い感じ

by johannes30w | 2012-09-24 01:31 | オーディオと音楽
2012年 09月 22日

分身

オーディオとの付き合い方は人様々で、
どれが正しいというわけでもなく、
しかし、そうであるから、
それぞれのオーディオが、それぞれの自分を表現する。



嫌と言おうが何と言おうが、
自分が作り出したシステムには、その音には、自分が表現されてしまう。









どんな鳴らし方がその人にとって幸せなのか、
それも人それぞれで、他人がとやかく言う筋合いは無い。

しかし、
オーディオというものは、そこに力を尽くせば尽くすほど応えてくれるもの。
それが解るから、後先考えない者はその構築に全力を傾けたりする。
そして、もはやそれが単なる趣味を超え、業のような様相を呈してきたりする。

最近になって格闘は少しは落ち着いてきたものの、
私ももちろん酷い状態は数多く経験してきた。
システムの構築に疲れ果て、どうしても思うように鳴らない自分のシステムを見上げながらその前で力尽きて眠り込んでしまったことも一度や二度ではない。
気がつけば、朝日にぼんやりと照らされたホーンは、相変わらず知らん振りしていた。



そんな経験を重ね、
しかしそれでもなんとか前進して構築されたそのオーディオは、
既にそれは、
異形の相をみせる。


そうなれば、もはや装置は機械ではなく、
自分の分身、影のような存在であり、
その音のあれこれに、満足と不満、
愛おしさと憎しみさえおり混じった感情を抱く。








先日、仲間とSさんのシステムを聴かせてもらった。





私などでも15Aホーンは夢のホーンだった。
あのホーンを知ったのは、
やっぱりステレオサウンド誌の中の写真だったと思う。
それは池田圭氏のあの異様なリスニングルームで、
そのたった一枚の写真は私の想像をかき立てた。
オーディオを知れば知るほどウエスタンへの興味は増すばかりだったけれど、
そのような物が手に入る道理は無いことは、あまりにも若かった私にも理解できた。

何十年も経ち、私は愛知県のある場所で15Aホーンを聞くことができた。
そこは個人宅というのか、お店と言って良いのかわからないようなところだったけれど、
私のあるかなしかの知識でも、理想的だと思える機材をもって鳴らされていた。

初めて聞いた15Aは、あまりにも美しく、ピュアな響きを持っていた。
本当に、びっくりするほど美しかった。
しかし、そのあまりの美しさのせいか、
聴かせてもらったヴェルディは、
何故だか現実離れしたよそよそしい音楽に聴こえた。


そんな経験もあったのだが、
それでもSさんの15Aは聞いてみたいと思った。
それは、Sさんがクラシック、特にオーケストラを好んで聴かれることをしっていたからだ。

誰が何と言おうと、オーケストラの再生というものが、最もむつかしいと思う。
ラジオ的に、あるいはテレビ的に鳴らすなら、そこそこの機器を繋いで鳴らせば可能だろう。
しかし、あのコンサートホールでのオーケストラを確かに再生するのは、
考えれば考えるほど不可能に思えてくる。
それ以前にオーケストラの録音自体が不可能なものへの挑戦のように思える。

それだから、クラシック好き、オーケストラ好きは、遠くからオーケストラを眺めるような再生で我慢し、
それがオーケストラの理想的な再生だと言い訳をする。

確かにそれは一つの聴き方だろう。
しかし、オーケストラを百人のソリストの集合体だと考えた時、
そのような聴き方を望んだ時、
求めるべきオーディオは一変する。

たとえ使っている機器が同じでも、
その人の聴き方は、その音に現れる。
まさしく赤裸々に。

だから、
自分のオーディオの音を人様に聞いてもらうなんて、
実はとっても恥ずかしいことではあるんだ。






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Sさんの部屋は明るかった。
変なことを言い出すようだが、
私の第一印象は明るいことだった。

Sさんは、スポーツも、国際大会に出場されるほどのスポーツマンで、
私などとは違って人間的に非常に健全で理想的でいらっしゃる。
当然、お部屋もそうであって当然なのだが、
私はいつものようになんだか思い込んでいて、
こんなに明るいお部屋だとは想像もしていなかった。

明るいお部屋に15Aホーンが存在することが、
なんだか不思議な気がして、
最初は落ち着かなかった。

Sさんは、先ずビバルディのファゴット協奏曲をかけてくれた。
フィリップス盤で、イムジチだったか。

実に見事に鳴る。

しかし驚いた。
当たり前なのだが、以前聞いた15Aホーンとは全く違う鳴り方をした。
弦が弦の響きを持っていた。

ファゴット等の木管楽器や金管が上手く鳴るのは当然なんだ。
問題は、どうしても弦。
クラシックを聴く人とそれほど聴かない人との最も大きな違いはやはり弦なんだ。

弦の響きを聞けば、その装置の持ち主がどの程度クラシックを好きなのかが判ってしまう。


ホーンタイプのスピーカーは、弦が苦手だとよく言われる。
それはある意味正しいと思うが、きちんと鳴らしてやれば、
その他のタイプではどうしても表現できないニュアンスさえ再生してくれる。

タンノイだってホーンなんだ。
(タンノイで酷い弦を聞いている人が多いのも事実だけどね)

ソフトドームが弦の再生に優れるなんていう人は、
ある意味正しいが、努力不足だな。



見事なビバルディだった。

しかし、負けず嫌いの私は、
いやいやこれはフィリップスのレコードだ。
上手く鳴っても当然だと自分に言い聞かせて動揺を抑えた。


次にSさんが聴かせてくれたのは、
なんと、
カラヤン・ベルリンフィルのベートーベン田園。
もちろんグラモフォン盤。

Sさんがチェリビダッケとムラビンスキーに心酔していることは以前から聞いていた。
チェリビダッケを聴く人がカラヤンのレコードをかけてくれるとは思ってもいなかった。

Sさんの人柄を見たような気持ちになって、なんだか嬉しくなった。
子供っぽいクラシックファンは、XXXは素晴らしいが、XXXは最低だなんてことを良く言う。
私がまさにそれで、最近までカラヤンの演奏は、完全に毛嫌いしていた。
Sさんはそんなことはなく、きちんとご自身で聴いて判断していらっしゃる。

これは実はその装置にも言える。
世評で最も素晴らしいと言われるアンプは聞いた上で選択せず、
素直にご自身が良いと判断されたものを使っていらっしゃる。
この姿勢はなかなか出来るものじゃない。



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Sさんのオーケストラは、完全に調和していた。
驚くべき再生だった。

私だって、人様並みにはオーディオに力を尽くして取り組んで来たから、
その装置の成り立ちを知れば、ある程度の再生具合は予想できる。
しかし、


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これは15Aホーンが凄いのでも555が凄いのでもないんだ。
もちろんそれらは素晴らしいんだけど、
それを使って、既存の鳴らし方を超えて、ここまで鳴らしたSさん自身の音楽が素晴らしいんだ。

あまりにも存在感がある15Aだけど、
これはもはやウエスタンではなく、Sさん自身、その分身にまで昇華したものなんだ。

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面白いことに、
私が持っていった2枚のCDは、さっぱりだった。
酷い音がしたわけじゃないが、
装置に完全に無視された鳴り方をした。

いじわるでもしてくれればまだ救われようもあるが、
全く一瞥もくれなかった。

考えてみれば当然の話なんだ。
このSさんのシステムはSさんがSさんの音楽を聴くためにのみ存在している。
そんなところにのこのこCDを持って行ったって、鳴るわけが無い。
しかし、これはSさんとそのシステムのもはや分かちがたい関係を示しているのであって、
私自身はすがすがしかった。







驚くべきことに、私が聞いた段階では電圧を間違えた状態だったらしい。


もう一度聞かせてもらおうと思う。
今度はSさんのムラビンスキーをなんとしても聴きたい。

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by johannes30w | 2012-09-22 02:39 | オーディオと音楽
2012年 09月 14日

やっぱり電源!

書かねばならないことはいっぱいあるんだけど、、、、





先日から電源について、ありささんにいろいろ教わってきた。

とうとう自分で少し作ってみることにした。




ことの発端は、ノイマンコンソールだった。

この電源部の余っているトランスの話からだった。



我が家では、現在ひこさんに作ってもらったADコンバータがシステムの核を握っている。

このADコンバータは、デジタル部に+5v、アナログ部に±15vを供給してやる必要があるのだが、

これを作ってもらう時は、電源は外部から取るからと、わざと外してもらっていた。

電源が、その機器の音に直接関わってくるのを今までの経験で解っていたからだ。



すぐさまその電源のあてがあるはずもなかったが、

とりあえずはお手軽なスイッチング電源から始めようと考えていた。




動作確認は、スイッチング電源で行った。

もちろん問題なく動作したのだが、

偶然手持ちのスチューダー電源が±15vを作ることに気付き、

すぐさまそれをアナログ部の±15v用に使うこととした。


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音は当然のように大きく変わり、

やはり、スイッチング電源は、スチューダー電源の相手ではなかった。



残るはデジタル部の+5vなのだが、これはデジタル用でもあるし、スイッチング電源でも問題ないと判断していた。





ありささんに、ノイマンコンソールの相談をしている時、話のついででこのADコンバータの電源の話になった。

詳しい話は省略するが、レギュレーターさえ作ってやれば、±15vから+5vを作り出すことが可能であることが解った。




ありささんにしつこくしつこく連絡をし(すみませんです)、必要な部品を教えてもらい、

とうとう買ってきた。


買ってきた部品は、これから先に使うだろう物も含めて山ほど予備を買ったはずなのに、総額で700円に満たなかった。



さらにしつこく電話をして、電話をして、

とうとう自分の初めての電気回路が出来上がった。



出来上がったら、


虫みたいになった。。。


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虫みたいだけど、

嬉しい。



これをスチューダーの+15vに繋いで、おそるおそる電源を入れると、

なんと!



ちゃんと+5vが出てた。





嬉しい     (ToT)







で、


今までスイッチング電源を使っていたデジタル回路にも、スチューダー電源と虫レギュレーターを使った+5vをあってがってみた。

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笑いがこぼれる。




デジタル回路だからスイッチング電源でもいいと言ったのは誰だ~?





音のエネルギー、鮮烈なきらめき、奥行き豊かな空間表現、そして音楽の深さ、

音が出たとたんびっくりした!



アナログ回路での変化よりはるかに大きな変化があった。





うひひ。



素晴らしい!!

by johannes30w | 2012-09-14 00:31 | オーディオと音楽
2012年 09月 10日

クロックさまざま 6  4つのソフト

デジチャンdbx4800を導入する時から、CDの再生には様々な模索が必要だろうとは予想していた。
デジタル伝送が可能であれば嬉しいだろうし、DA、ADを繰り返すのは(プロの世界では当たり前だとしても)、やはり気分が悪かった。
SRCの存在、その理論、現在得られるクオリティなどほとんど知らず、デジタルというのはアナログではないという程度の認識から出発したんだ。

それらの顛末が今まで書いてきたことで、
クロックを入れる一ヶ月ほど前とは、いやいや、二週間ほど前とは全く考え方が変わってしまった。


しかし、頑張ったおかげで、自分が100%納得いく答えが出たので、
安らかな気持ちで(?)先へ進める。


数日前に書いた4つのソフト、

アナログ
 レコード
 テープ

デジタル
 CD
 PC

この4つにもちろん変化は無いが、
ここ数日で得られた経験と結論から、CDはアナログ扱いとなる。


つまり、システムチャートを考える時の分類は、

アナログ
 レコード
 テープ
 CD

デジタル
 PC

という具合になる。


アナログソフトは、ノイマンコンソールに集約され、ADコンバートしてdbx4800に送られる。




もしも将来、44.1kHzで動くdbx4800並のデジチャンが登場するようなことがあれば、
CDのデジタル伝送をぜひ試したいのではあるが、一般にはカタログ的に見劣りするそんな機器が登場するはずはないだろう。






ますますノイマンコンソールに期待が高まる。
今使っているAMPEX AM-10とは、我が家では因縁の戦いのような感じさえする。


ひこさんに作ってもらったADコンバーターも、電源を含め、ブラッシュアップのアイデアがいっぱいだ。





しかし今は、長年のデジタル伝送についての結論がえられて、
本当にひさびさに安らかな気分。

by johannes30w | 2012-09-10 12:10 | オーディオと音楽
2012年 09月 09日

クロックさまざま 5

一人でじりじりと模索は続いていた。


今の私にとっては、PC音源よりCDPの再生がはるかに重要なんだ。
CDPが上手く鳴らなければ何の意味も無い。

ヒントは掴んでいた。

PCのデジタル伝送を完結させた時、
最初は誤って、デジタルパッチベイのSRC(サンプリングレートコンバーター)のスイッチを入れたままにしていた。
もちろん96kHz同士の伝送で、クロックも同期させているからSRCは不要で、在っても無くても音は出る。
しかし、必要の無いONに気が付いて、SRCのスイッチをOFFにした時、その音の変化に驚いた。
monさんも思わず言っていたが、出来の悪いトーンコントロールをONからOFFにしたような、いやいやそれ以上の変化があった。


dbx内臓のSRCと、tc electronic(デジタルパッチベイ)内臓のものとを聞き比べ、圧倒的なクオリティの差でtc electronicのSRCを選択したはずなのだが、それでもこんなもんだ。
要は、SRCというものは、必要な場合もあるだろうが、その音質劣化を考えれば使うことを躊躇せざるを得ない。



前にも書いたが、
CDPをデジタル伝送するには、どうしてもこのSRCのお世話になる必要があるんだ。
SRC、違う言い方をすると、アップサンプリング、又はDDコンバーター。


私の数少ないデジタル経験でも、当時流行っていたアップサンプリングというものには不思議な印象を持っていた。
理屈はともかく、それで出てきた音に納得のいくものは無かった。
これって、デジタル系のノイズを増やして、耳の錯覚で空間表現が優れるように思うだけじゃないのか?ってね。ノイズが増えて、全体にマスキングされて、表情が穏やかに見えるんじゃないか?とかね。

アップサンプリングには多くの疑問があるし、
SRCの存在自体での音の劣化もはなはだしいという経験ばかり。





CDを聴こうとする時、
デジタル伝送に拘り、
さらに現代のプロ機を使ったシステムでそれを実現しようとする時、
SRCは必要悪であろうがなかろうが、存在せざるを得ない。


しかし、負のイメージの多いSRCを、さらに今回追い討ちするような経験をしてしまった今となっては、
根本的に、考え直さなくてはいけないのかもしれない。

デジタル伝送というものを。





これらのことから私が実感として判断したのは、

96kHz系のプロ機を使った上で、違う系になってしまう44.1kHzのCDを聴く時は、どうしてもSRCを使わざるを得ないので、クロック等はわざと追い込まず、それぞれの機器が勝手に自分の内臓クロックを使わせて、わざと焦点をはずした再生をする方が上手く聞ける。


ではどうするのか。





ちょうどデジタルに集中しているその時に、お知り合いになったひこさんが、ADコンバーターを作ってくれた。
この詳しい内容はひこさんのブログに任せるが、非常に期待できる内容だった。



それまでも、CD再生においてはデジタル伝送と、CDPでアナログ化したものをもう一度ADコンバートして再生するその2通りを聞き比べていた。
今までの結論は、クロックで同期させずバラバラの状態でデジタル伝送したほうがなにもかも好結果を得ていた。
しかし、ひこさんのADC(ADコンバーター)がやってきてからは、微妙な状態が続いていた。


今回、出来る限りのクロック同期を行うことで、全体としてのクオリティアップがなされ、さらにその結果としてSRCの不具合が明確に感じられるようになってしまうと、明らかに、CDPで44.1をDAし、その後にADCで96kHZでデジタル化するほうが格段に良い!


凄いことだと思う。


SRCを使うくらいなら、DAとADを行った方が信号の劣化が少ないということだ。

それほど、44.1系と48系は、同じデジタルとはいえ、全く異なるものなんだ。

by johannes30w | 2012-09-09 00:55 | オーディオと音楽
2012年 09月 07日

クロックさまざま 4

その変化は、非常に大きいことは確かなのだが、
なんとも言いようがないものだった。

私だって多くのスピーカーユニットを聞き、様々なアンプを聞き、カートリッジを聞き、ケーブルを聞いてきた。
それぞれの変化を聞いて、特徴を掴み、そして判断し、選択してきた。

が、

今回の変化は、今まで経験したことの無いような変化だった。
初めての体験と言ってもいい。

音の変化ももちろんなのだが、変な言い方になるのだが、音以外の変化があまりにも大きい。
音以外の全て、つまり、空間というのか、土俵というのか、それらがそっくり変わってしまった。

その変化を自分の中で理解するのに相当時間がかかった。




素晴らしい変化といえる。
これは「好み」なんていう範疇ではなく、はっきり「正しい方向にある」と結論付けられる。
確信を持てるんだ。



「正しい方向」だから、
これを否定することは全く考えられないのだが、
しかし、

しかし、



なんと!





音は酷くなった!







音に覇気がなく、こじんまりとまとまっている 。
唯一、音像のまとまりが、アナログなみにかっちりとしているのが嬉しいが、
しかし、音楽は死んでいる。






全く、なんということだ!


さっぱりわからん。。。。






何が起こっているのか理解不能のまま、
それでもここで終わるわけにはいかず、

とりあえずCDPはそのままにして、
PCの音出しまで頑張った。


PCにはサウンドボードとして、LynxのAES16eを入れてある。
こいつは192kHz、24ビットまで対応してくれる。

私が現在PCで聴くのはベルリンフィルのストリーミング再生で、
これは96kHzで出てるらしいから、カタログ数値的には十分な性能を持つ。

もっと言えば、PCからデジタルパッチベイ、デジタルチャンデバに至るまで、
96kHzのままデジタル伝送できる。

クロックも問題なく受けられるので、
言い換えれば理想的とも言える伝送が可能なわけだ。


PC(96kHz動作 マスタークロックからの同期)

 ↓
 ↓ デジタル信号(96kHz 24ビット)
 ↓

デジタルパッチベイ(96kHz動作 マスタークロックからの同期)

 ↓
 ↓ デジタル信号(96kHz 24ビット)
 ↓

デジタルチャンデバdbx4800 (96kHz動作 マスタークロックからの同期)
 内部でDA変換

 ↓
 ↓ アナログ信号
 ↓

アッテネーター(ボリューム)
 
 ↓

パワーアンプ



マルチをやっている誰もが思いつく、デジタルソフトにおける理想的な信号伝送の完成だね。


ここでのクロック同期の効果はさすがと感じさせるものがあった。


スムーズなものを知って初めて今までの荒さが理解できる。



ジッターというのか何というのか知らないが、
自分のシステムではそんなものはとっくに押さえ込めてると感じていたデジタル特有の微細な「音割れ」のようなものが一掃させる。

こういうブラッシュアップが進んできて、
何を感じるのかというと、

アナログに近づいたと感じるんだね。

面白いもんだ。




monさんと一緒に頑張ったのはここまで。
実はひこさんにも同席していただいて、その顛末を見守ってもらった。


これ以降は、
まだまだ訳がわかっていない自分ひとりでの模索が続いていく。。。

by johannes30w | 2012-09-07 10:28 | オーディオと音楽
2012年 09月 06日

クロックさまざま 3

こういった外部クロックの話は、実はほとんどの人には関係ない話なんだろうね。
外部クロックなんて必要ない状態、つまり、デジタル機器が一つで独立している状態が、一番理想的体制に違いない。周りを見渡しても、こんな話が参考になるかもしれない御仁は、お一人しか思いつかない。。。


CDPと、デジタルパッチベイ、デジチャンに、同じクロックを供給することは不可能だと判った。

では、システムをどう考えればいいのか。



先ず、それまでの構成を確認しておこう。

CDを聴くときは、


 CDP

  ↓
  ↓ デジタル信号 44.1kHz
  ↓

 デジタルパッチベイ(デジタルセレクター)(内部は96kHzのSRで動いている)
  (内臓のサンプリングレートコンバーター(SRC)で、44.1kHzを96kHzに変換後、振り分け処理)

  ↓
  ↓ デジタル信号 96kHz
  ↓

 デジタルチャンデバ(dbx4800) (内部は96kHzのSRで動いている)
   (DA変換)
  
  ↓
  ↓ アナログ信号
  ↓

 アッテネーター(ボリューム)
  ↓
パワーアンプ



ざっとこういう感じなのであるが、
今までは、それぞれの機器は、それぞれが内蔵しているクロックで、いわばそれぞれ勝手に動作していた。

それでもかなりいい線まで追い込んで行けてたと思っていた。




で、
今回のクロック導入にあたり、CDP、デジタルパッチベイ、デジチャンの3っつを同じクロックで動かそうとしたのだが、不可能。


よって、
とりあえず、デジタルパッチベイとデジチャンを、同じクロックで動作させ同期させた。
音声デジタル信号の接続はもちろん変わらない。





音は、
猛烈に変わった。

ギョッとするくらいの変化でびっくりした。

by johannes30w | 2012-09-06 12:13 | オーディオと音楽
2012年 09月 05日

クロックさまざま 2

デジタル機器、クロックジェネレーターなど、全く初めて弄る機器だ。
しかも、多機能のものともなれば、ある程度のその成り立ちも理解しておかないと、さっぱり扱えないという可能性さえある。
さらに最近の機器は、操作ボタン自体がPC的というか、携帯電話的というか、幾つもの階層をどんどん追いかけて設定するような形式になっている(PCそのものの操作だね)。

うだうだ言っているが、要は最初のとっかかりに自信がなかったので、
デジタル系スーパーバイザーのmonさんに来てもらって、mutec(ミューテック) iDに火を入れることにした。





クロックは、安定性が大切で、よって(?)電源も別回路が望ましいと聞いていたのでまずそれを用意し、私はアンプタワーの後ろに潜り込み、前に居るmonさんの指示通りに配線してゆく。1~8までクロック出力があり、1から順にCDP、デジタルパッチベイ、2台のデジチャン、一番はなれた8番にノイズの多いPCを接続、それぞれにクロックを供給する配線を行った。

配線が終り、スピーカーのまえに這い出してくると、monさんがいきなり悩んでいる。




ご存知の通り、CDPのサンプリングレートは44.1kHz、しかし、ほとんどのプロ機は48kHz系で動いている。このサンプリングレート(以後SRと略します)の違いは意図的に変えて(直接繋がらないように)企画されたと聞くが、ここが我々には(私には?)大きな問題となる。

MutecのiDは、様々なSRを同時に別々の出力端子に供給できるとカタログ表記されている。シロートの私は、だから44.1も48も96も同時に出力できると思い込んでいた。
monさんが困ったのはこの点だ。

現実は、mutecのiDといえども、44.1系(44.1kHz、88.2kHz、176.4kHz)の出力と、48系(48kHz、96kHz、196kHz)を同時に両方出すのは不可能なのだ。

それぞれの系の中では自由に出力できるのだが。。。。


デジタル機器の中でもこの二つの系は、やはり相容れないものとして独立している。
(そのように企画されたのだから、しかたないといえばしかたない)



よって、
当初計画していた同じマスタークロックからCDPとプロ系デジタル機器に、同時にクロック供給することは、不可能だということがはっきりした。




このことが実は非常に大きな意味を持っていることは、その時はあまり理解していなかった。

by johannes30w | 2012-09-05 12:18 | オーディオと音楽
2012年 09月 04日

クロックさまざま

デジタルチャンデバまでのシステムは、


レコードとテープのアナログ系

CDとPCのデジタル系



どちらも手を抜けないが、



アナログ系の胆を握るのは、今、ありささんにお願いしているノイマンコンソール。
複数の入力を持つコンソールに仕上がる予定。

そのコンソールは、現在ありささんが構築してくれている。

完成時には、

ノイマンコンソールの出力をAD変換し、デジタル信号でTC Electronicのデジタルパッチベイ(デジタルのセレクター)を通し、dbx4800(デジタルチャンデバ)に送られる。

このノイマンの完成が楽しみでしかたないのだが、
手元に無いのでアナログが聞けない(アンペックスミキサーを使えば聞けるのだが)。



ありささんにははなはだ申し訳ないのだが、

アナログが聞けない間にデジタル系を煮詰めていこうと考えた。


デジタル系は、CDとPCだが、両方ともデジタル出力をTC Electronicに直接ほおりこむ予定。
なんたってデジタルなんだから、可能な限りデジタルのまま伝送したい。


デジタルのまま伝送するとなると、当然複数のデジタル機器を使うこととなる。
そうなれば、ここで大切になるのはクロックらしい。。。




クロックの概念はなんとなく解っていたつもりだったが、
実際にはやってみないとわからない。



すでにマスタークロックジェネレーターは一年近く前から用意してある。



ミューテックのID




とうとう出番だ。

by johannes30w | 2012-09-04 23:30 | オーディオと音楽