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2013年 04月 27日

久しぶりのブンジンホール

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先日も、アンペックス440Bを納入、整備のために来てはいたのだが、

今夜久しぶりにレコードをしっかり聴かせてもらった。


ここに来ると、いろんなことを考える。



音楽を伝えるためには何が必要なのか。

オーディオとはなんなのか。



考えは錯綜し、結論は出ない。








自分のオーディオとは似ても似つかないものだけど、

それでも、

いや、

そうだからこそ、

非常にありがたい。




A支配人は、

バッハの無伴奏チェロをかけてくださった。



音楽が聴けるんだ。

たいへんなことだ。
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by johannes30w | 2013-04-27 20:40
2013年 04月 24日

雨があがったので

めずらしく公園を歩いてきた。

空気は重く、素晴らしい夜だとは言えないが、

それでもなんだか美しい春



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アンプはスイッチを入れてウオーミングアップCDも済んでいる。

こんな夜はブラームス



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バイオリンソナタ1番 「雨の歌」



デュメイの演奏も美しいが、

春だし、

若いムローヴァで。





雨の湿気で重くなったエンクロージャーも少しづつほぐれてくる。

ほぐれるにつれ、

音を出すことに躊躇が無くなるにつれ、


演奏が息づきはじめる。





音が深くなってきたので、

気を良くして、

少し暗いチェロソナタの一番



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バッハの強さに憧れたブラームス。

新古典派なんて称されたが、

本当は、誰よりもロマン派だったブラームス。




有名な弦楽六重奏曲と同時期に作曲されている。




静かに

しかし、情熱を持って











このCDは、ブラームスの歌曲をチェロで演奏したものが多くカップリングされている。

これらが実に魅力的だね。








チェロがこもらずに歌ってくれなければいけないよ










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ピアノ




夢と現実と
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by johannes30w | 2013-04-24 23:00 | オーディオと音楽
2013年 04月 23日

ADその後

アンプラックの整理を経て、

CD再生におけるデジタル伝送のクオリティアップが凄まじかった。



デジタル伝送は、外部からの影響を受けにくいなどと、

勝手に思い込んでいたが、

それは全く逆で、

外部からの影響を受けにくい(悪影響が小さい)のはむしろアナログ伝送であって、

そう判ってしまえばデジタル伝送におけるケーブルのあの重要性も腑に落ちる。



当初、

CD再生においては、デジタル出力をSRC(サンプリングレートコンバーター)で96kHzにするよりも、

DA変換後のアナログ出力を再びAD変換して96kHzにしてやる方が良かった。


アンプラック整理に伴うケーブルの整理を経た直後、

デジタル伝送の良さが大きく発揮され、

SRCを通したデジタル伝送が、アナログ伝送をはるかに上回った。





しかし、なんだか納得しずらかったので、

S&HのADコンバーターのブラッシュアップを行った。


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アナログ伝送のクオリティアップは素晴らしかったが、

デジタル伝送を脅かすほどの魅力はもはや感じられなくなっていた。





あれから幾日経ったろうか。



最近、アナログ伝送がぐんぐん良くなってきた。

デジタル伝送にはひっくり返っても敵わなかった音の切れや空間表現、位相の表現も、

もはやほとんどひけをとらない。

こうなれば、後は音自体のナチュラル度が勝負となる。




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とうとう、再逆転が起こってしまった。




もうデジタル伝送には、ほとんど魅力が感じられなくなってきた。





それにしても、

実力が出てくるのに時間がかかりすぎだ。





こんなふうな変化をするのなら、

もはや雑誌等の比較試聴記事は意味を成さなくなってくる。




困った機器たち
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by johannes30w | 2013-04-23 01:48 | オーディオと音楽
2013年 04月 22日

趣味としてのオーディオと、

最近、クルマを入れ替えた。

前に乗っていたクルマの、排気量は半分以下、気筒数は三分の一。

こう書くと、エコカーに乗り換えたのかと思われるかもしれないが、

もちろんエコのかけらも無い古い古いクルマではある。



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しかし、

私は嬉しくてしかたが無い

長い長い間、憧れ続けてきた、

それは私の理想の、そして夢のクルマなんだ。


とうとう自分には縁が無かったのかと、

諦めを自分に押し付けてきたクルマなんだ。




エンジンをかければ、ダッシュボード全体がびりびりと振動する。

リアドアのアームレストはもげかけているし、

時計は目をつぶっている。

温度計は88度と表示している。


オートマチックのトランスミッションはパーキングに入れるのにコツが必要で、

うかつにブレーキを離すとそのまま前進してしまう。



しかししかし、

運転席に座って、ハンドルを握ると、

どうにも嬉しい自分がいる。



いまこうやってPCの前にいても、

車庫でうずくまっているだろうあのクルマが気になってしかたがない。




ほとんど恋愛感情のような、これは感覚に違いない。









それはそれでいいんだ









趣味として、

特に男の趣味として、

オーディオとクルマとカメラが並び立っていた時代があった。

それぞれが、メカニズムを持ち、その扱いに熟練を要し、そして目的があった。

それらのメカニズムを理解し、

そしてその複雑なメカニズムを使いこなすことに歓びがあり、

誇りがあった。

今の時代では、もしかしたら考えられないことかもしれないが。




時代は変わっても、自分は変わらない。





並び立っていた趣味としてのオーディオとクルマではあるが、

上に書いたとおり、どうも私の場合は並び立ってるとは言えないのかもしれない。




クルマには恋愛感情にも似たものを感じることがあることを、

今回思い知ったのではあるが、

私はオーディオに、そういう感情を抱いたことはまるで無い。

どういうことなのか、自分でも良く解らないのではあるが。



オーディオに対しては、私は、もっともっと厳しく接しているように思う。

叱咤激励し、なだめすかし、時にはしばきあげても、

それはあくまで使う機械の域を出ることはほとんど無く、

クルマほど擬人化した感情を持てずにいる。



もちろん擬人化してしまう方がおかしいのであって、

私の場合、クルマに比べれば、オーディオはまだ「普通」の趣味であるといえるのかもしれない。




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結論も何も無いつまらない話なのではあるが、

自分としては非常に意外なことではある。
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by johannes30w | 2013-04-22 00:22 | オーディオと音楽
2013年 04月 11日

続き

これも前に書いたが、

中島みゆきの(自分にとっての)「駄作集」なんてのも作った。




中島みゆきを家のステレオでおおっぴらに聴くのは、

どうも照れくさくて、なかなか出来なかった。

誰に聴かれるというわけではないが、

空間に音として発してしまうことに、

なんだかためらいを覚えたんだ。



少し違うが似たような経験として、

ベートーベンの交響曲第5番「運命」なんかをステレオで聴くのもなんだか照れくさかった。






だから、私が最初に買った中島みゆきは、実はカセットのミュージックテープだった。




そんなこともあるので、

私の中島みゆきは、ウオークマンで聴くものだった。



中島みゆきのいくつかのテープを作った。

アルバムをそのままコピーすることは有り得ず、

必ず自分なりに曲を選択し、曲順を考えた。

録音レベルの調整は大変だった。

メーターで表されるのは全体としての音量。

私はボーカルの音量を一定にしたかった。




いくつか作ったが、

どうしてもその選択から外れる曲が出てくる。

言わば、自分にとっての駄作というものだね。

そういう曲が、どうしても数曲出来てしまう。

となると、それらの曲は、本当に全く聴かなくなる。

イヤなのだから、無理に聴く必要も無いのだが、

なんだかどうも面白くないので、「駄作集」なんてのを作ってしまった。



もっとも聴きたくなかったのが「真直な線(まっすぐなせん)」なんて曲だった。

あれは辛い。

今、思い出しても身をよじってしまう。。   恥ずかしいぞ。。。


「トラックに乗せて」もきびしかったぞ。

う~む、

う~む、

背中がもぞもぞするぞ。。。。。。。。。。。。。。。



昔のだけじゃない。

少し新しいものの中にもあるぞ。


「縁」なんて曲がある。

曲はいいよ、曲は。。

あの「編曲」っていうのかな?

あれが辛い。

あの間奏部が、、、

あれは恥ずかしいぞ。

う~~~辛いぞ。。


あそこが近づくと、あたいは曲を飛ばすぞ。

思い出しても赤面してしまうじゃないか。。


中島みゆきの間奏部を聴いて赤面してる野郎も変には違いないが。。













まったく変な話になっちゃった



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聴き終えて、

ずいぶん気分が良くなって。


久しぶりに回した



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今はこいつで

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by johannes30w | 2013-04-11 22:33
2013年 04月 11日

某所で「縁」への言及があった。


マーラーの復活については、

私もさまざまな思い出を持っている。


これまでにもいろいろ書いてきたから、今さらは書かないが、

あのジャケットを見たからには私もそのまま過ごすことは出来なかった。



クレンペラーのマーラーは、その録音の全てが名演だと言っても良い。

直伝というのはこういうものかと思い知らされる。


マーラーと直接かかわりを持った指揮者といえば、ワルターを指すことが多い。

しかし、メンゲルベルクも深いかかわりを持っていたし、

このクレンペラーも実はそうだね。


クレンペラーはマーラーに見出されたといってもいいのかもしれない。

このマーラーの復活は、舞台上でのオーケストラとは別に、

舞台裏での別働隊が必要なのだが、

この曲の、あるコンサートで、その舞台裏の別働隊を指揮していたのがクレンペラーで、

その舞台裏での指揮をマーラーが評価し、

その後マーラーは、クレンペラーの後見人として彼を表舞台に押し出していった。



そのクレンペラーの「復活」が、凡庸な演奏になってしまうわけが無いんだ。





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私自身がこのクレンペラーのレコードを買ったのは、中学の終わりか高校のころだったと思う。


確かに衝撃で、

これがクレンペラーかとの想いを強くした。







このレコードは、見ての通り国内盤。

買った当時はまだ外盤の良さも理解していなかったし、

こんな演奏の外盤に出会える機会も無かった。



それでもこのレコードは、良い音がすると感じていた。




後に、このレコードがやはり名盤の誉れ高いものであることを知った。









自分のオーディオは、レコードは手持ち以外はもはや聴かないと思っていたが、

どういうわけか、本気でレコード再生に再び取り組み始めたのだが、

そうなると、やはり新しい(といっても中古だが)レコードが欲しくなる。




しかし、真っ先に欲しいレコードにランクされるそのオリジナル盤は、

もはや恐ろしいまでの値段が付いている。



で、

こういうものを見つける



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うひひ


そう。

テープ!



こいつを見つけたときは、夢中で買った。




といってもオリジナル盤の数分の一の値段ではある。





この時代の英コロンビアのクレンペラーの録音は、いまでもその素晴らしさは有名。

私もタイキョアンさんに、クレンペラーの「悲愴」のオリジナル盤を戴いて、

その素晴らしさは十分知っている。

(なぜそのような高価で貴重なものを戴けるのか良くわからなかったが、何も深く考えずに貰った)

その素晴らしさは、とうとう再発盤では再現不可能なもので、

もう根本的に違う。

演奏さえ違って聞こえてしまう。






音の瑞々しさはもちろんだが、

このクレンペラーの一連の録音で象徴的なのは、

その恐ろしいまでの低域への伸びだね。


良くぞこんな音をレコードに盛り込んだものだとほとほと感心する。

そんなふうに感じるレコードは、後にも先にもこのシリーズだけ。






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テープは、もちろんトラッキングへの心配が無い。

「復活」などという曲は、

その曲の最後には、

大オーケストラのフォルッテッシモと大合唱団、さらにパイプオルガンまでくりだして締めくくられる。

レコードとして、一番苦しい最内周でこれが起こる。

オーディオに物心がついてからは、

これは恐怖に近い。

曲に没頭できていればいいが、ふと我に帰ってしまうと、

「大丈夫かな? 大丈夫かな?」

と気が気ではない。







何の心配も無く、曲を聴ける

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うれしい。













不遜なことではあるが、

聴きながら、いろんなことを思い出していた。



昔、

カセットテープで「マーラー 中間楽章集」なんていうものを作って良く聴いていた。

私の場合、家でカセットテープを聞くということはほとんど無くなっていた。

カセットを聞くのはもっぱらクルマの中で、言わばクルマ用に作った。

(あ、ウオークマン用でもあった)

もちろん自分用のクルマなど無かったので、

たまに親父さんにクルマを借りた時に聞くために作ったんだ。


車の中でクラシックを聞くのは実は非常に難しい。

クラシックは非常にダイナミックレンジが広いので、

フォルテで音量を合わせると、ピアノでは全く聞こえない。

結果として、クルマでクラシックを聞くことは今でもほとんど無いのだが、

もし聞くとなれば、当然爆音になる。


私が作った「マーラー 中間楽章集」には、

1番の第三楽章、2番の第二、第三楽章、3番の第二、第三楽章、4番の第二、第三楽章

5番の第三、第四楽章、6番の第三楽章、7番の第四楽章が入っていた。

わざと順不同で入れていたのだが、これは非常にお気に入りだった。



クルマ用ではいろんなテープを作った。

これも前にも書いたが、
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by johannes30w | 2013-04-11 01:31 | オーディオと音楽
2013年 04月 07日

テープデッキ

先日、ブンジンホールの新しい支配人であるA支配人のオーダーで組み上げられたアンペックスAG440Bを納品してきた。

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実に見事な仕上がりで、惚れ惚れしていた。

確認の音出しでも素晴らしさの片鱗を見せ、

A支配人も同行してくれたMさんも私も大満足だった。


が、




翌日、

調子が悪いとの連絡が入った。



とりあえず具合を見に行ったのだが、

右巻上げモーターのブレーキが全く効いていないようだった。

その加減か、巻き上げ自体もスムーズとは言えないような状態だった。


しかし、

音自体はやはり素晴らしく、A支配人は満足げだった。




さらに翌日の土曜日、

爆弾低気圧のおかげでお休みが取れたので早速ブンジンホールへ工具を持っていった。



いろいろ弄ってると、

ブレーキユニットが緩んでずれていることが判った。



全ての不具合はこのせいに違いない。



ブレーキユニットを適正な位置にきちんと固定し、

ブレーキの微調整を行うと、

440Bは完全に復調した。



いや、

それにしても、


凄い音だ。



テープはステレオがほとんどだから、

ブンジンホールとしては珍しくステレオ(アルテックをお使いだ)で鳴っているのだが、

う~む。

これは凄い!




これからは、運がよければブンジンホールで凄いステレオが聴けるよ。














ひと様のアンペックスを弄りながら、

少しばかり自分のアンペックスを思い出していた。



自分のアンペックスには少しばかり不満があった。

何故だか完全な安定が得られていないように思えていたんだ。





ブンジンホールでのアンペックス弄りでのアイデアを自分のアンペックスに生かす!


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これはブレーキユニット


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キャプスタンモーターに付いているフライホイールと冷却用ファン

こいつをきちんと確認して修正、セット。



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うひひ


完璧だあ~







こんな機器に負けてはならないなんて考えているわけではないが、

現在うちのスチューダーのCDPは、御神体のようにセッティングされている。


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なかなかいいでしょ?


(*^_^*)
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by johannes30w | 2013-04-07 22:51 | オーディオと音楽