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2013年 05月 28日

シャコンヌ

ブゾーニ編曲のシャコンヌを聴こうと思い、



自分が何を持っていたのか思い巡らしてみたが、



ああいうものは、何かの曲集のアンコール的に扱われて収録されていることが多く、



あれこれ引っ張り出すことは出来なかった。





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唯一思い出したのは、このグリモーによる演奏



このCDは、グリモー自身がバッハのオムニバスとして作ったもので、



全体としてグリモーのバッハ観も投影されており、



とても興味深い素晴らしいアルバムになっている。





比較にもならないが、



自分でバッハ集として編集したカセットテープを思い出す。



どんな曲を選択し、どのような順番に並べるのか、自分なりに知恵を絞った。



残念なのは、



そういうふうに一生懸命作ったテープであるから、



改めて聴こうとそのテープが鳴り出したとたん、



予定された全ての楽曲が頭の中を駆け巡ってしまい、



もう聴かなくていいやと別のテープに手が伸びてしまうことが多かった。





このグリモーによるアルバムでも、



どうしてもシャコンヌは避けられない。



いや、



シャコンヌを中心に構成されていると言ってもいいのかもしれない。



それほどこのシャコンヌという曲は、



古今東西のあらゆる曲の中でもひときわ大きな光を放つ曲と言える。





以前にも少し触れたが、



このシャコンヌという曲は、本当はこの曲一つで独立して書かれたものではなく、



バッハの全6曲から成る「無伴奏バイオリンのためのソナタとパルティータ集」の中の、



パルティータ第二番の終曲にあたる。



私自身は、



それ以前からシャコンヌは知っていたが、



本当にこの曲の素晴らしさを理解できたのは、



パルティータ第二番を全曲聴き通してからのことだった。



もっと言えば、



その後、「無伴奏バイオリンのためのソナタとパルティータ集」を聴きとおして、



さらにさらにその素晴らしさをかみしめた。







もちろんどんな聴き方があっても良いわけで、



私自身は出来ないにしても、



ポータブルプレーヤーのヘッドホンで、マンガを見ながら聴いたっていいと思う。





ただ、



そういう聴き方では、音楽の数分の一も感じ取ることは出来ないことは、理解しておくべきだよね。



その数分の一以下のものでも、音楽は十分に魅力的だから、そこで納得しちゃう人が多いのも事実だけど。







ヘッドホンで聴きなれたなら、BGMとして聴き馴染んだなら、



一度は音楽だけに集中して聴いて欲しい。



何も見ず、動かず、ひたすら音だけに、音楽だけに集中して聴いて欲しい。



シャコンヌだったら、たった十数分だからね。





集中しにくい人も居るかもしれないが、



そういう場合には、とりあえず爆音で聴いてみればいい。



独奏バイオリンを爆音で聴くなんて、



オーディオの常識を甚だしく逸脱する行為に思えるだろうが、



つまらない常識にとらわれていては、何も始まらない。



オーディオ的常識や快感、ギミックの面白さは一旦忘れて、



とにかく音に、音楽に集中してみよう。



一音に込められた演奏家の気迫を聴こう。



演奏家の息遣いを聴き取ろう。



演奏家のいかにくいしばって一音を出しているか、感じ取ろう。







それが感じ取れるシステムこそ、本当のオーディオだと思う。



もちろん付加価値として、様々なギミックがあってもいいが、



伝えることの出来ない無いギミックばかりのオーディオは、もはやオーディオとは呼びたくない。



iPod等のヘッドフォンステレオとオーディオの違いは、そこにある。



オーディオと呼ぶからには、iPodよりもはるかに音楽を伝える能力を持っていなければいけない。



先ずはその能力が第一なのであって、ギミックだけではすぐに飽きる。









なんだかいつもの繰言になってきちゃった。。










音楽は、結局のところ、

感情の表現なんだと思う。

ありとあらゆる感情の表現がある。



その感情が言葉で言い表せるのなら、その表現は言葉でなされるべきだ。

言葉にならないものがあるから、

言葉では言い尽くせないものがあるから、

だから音楽がある。


たしかに、芸術で美を感じることも多い。

しかし、その美の後ろに隠れる人の存在を忘れてはいけない。

燃え滾る血潮を持った人の存在を忘れてはいけない。

限られた時の中でもがく人の。


そしてそれは、いつしか自分自身の投影。













バッハはこのシャコンヌを書こうとするその時に、


自身の妻の死の知らせを聞いたといわれている。




そのことが事実かどうかは、歴史学者でもない私にはわからない。


しかし、その伝説が本当だと思えるほど、


このシャコンヌは、感情の起伏が激しいのも事実だね。






もし、その伝説が本当だとしても、


しかしあえて言えば、


それだけであの曲が出来たと考えるのは、


あまりにロマンティックが過ぎる。






前にも書いたとおり、このシャコンヌは、パルティータの2番の一部で、


さらにそのパルティータ2番も、全6曲の一部で、


その全ての曲が、このシャコンヌをクライマックスとして、見事に構成されている。


つまり、最初から全てが厳密に構成されているもので、


シャコンヌだけが突発的に生まれたわけではないんだ。






残酷な言い方かもしれないが、

芸術は、それだけで成就されるほど生易しいものではない。







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無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ全曲



しかし、

ここに何を聴くのかは、

その人の人生が決める

by johannes30w | 2013-05-28 02:14
2013年 05月 14日

昨夜の成果を

確認すためではないが、

昔から良く聞いてきたソフトを聴こうと思った。

が、

どうしても見つからない。



誰かのお宅へ遊びに行って忘れてきたかな?




まあいいよ。






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本気で鳴らそうと思うと意外に手ごわいCD。


気迫の溢れるカントロフのバッハが好きなのだが、

今夜はムローバで美しく、



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見かけではない本当の美しさを聴かせろよ

by johannes30w | 2013-05-14 00:02 | オーディオと音楽
2013年 05月 13日

じりじりと

現状でのシステムは安定してきた。

この先に、大きな変動は待っているに違いないのだが、

それでも、少しばかり弄れる状態にまではなってきている。


CD再生においては、相変わらずデジタル直結(SRC使用)より、DA→AD接続の方が優位ではあるが、

それでもこの差なら、調整は可能だね


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弄ると言っても、私の場合は先ずはレベル調整のみ。

先日ODさんが、レベル調整のみで、イコライジングを全くしていないことに驚いていたが、

位相はともかく、タイムアライメントやイコライジングを行う前に、いくらでもすることがあるし、

相当なところまで追い込める。


趣味としてそこらを弄るのはいいが、

必要性を感じない限り、

私は絶対に触らない。


そこらを弄る利点は判るが、弄ってしまう弊害もあるというのが世の常だ。


で、


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0.1dBの攻防。



2~3ウエイでは、ここまで神経質じゃないが、

5~6ウエイともなると、この違いは生死を分ける。




ぐんと気分も良くなって、

久しぶりの爆音再生。



ああ、

音楽は凄いな

by johannes30w | 2013-05-13 01:04 | オーディオと音楽
2013年 05月 08日

サブ

私はサブシステムというものを認めなかった。

その気持ちは今も大きくは変わらない。



しかし意外なところで聴く、

いや、

聴いてしまった音楽に、深い印象を受けることも多い。




自分の理想を追求するために、

心血を注いで築き上げてきたシステムも、

どれだけの想いが込められているか、

自分自身が一番知っているだけに、

自分の体調や気分によってはことさらに重く感じてしまうことだってある。


それが本音なのだろう。






私のマンハッタンシステムはたった一人のためにある。

システムに一番近い椅子がそれで、

そこに座って聴くことだけを考えて調整している。


その一つの椅子の後ろには、一応ソファーのセットなども置いてあるのだが、

そのソファーでは聞くに堪えない音がする。

人様のお宅では、部屋の隅に座り込んでもあんなに酷くはならないのに、

部屋の具合だろうが、我が家ではそれはそれは酷いことになる。

椅子からうしろに離れるにつれて、どんどん低域がかぶさってきて、

ソファーの位置では、低域が耳を圧迫するようなバランスになってしまう。

そのこと自体は仕方の無いことで、どうしようもないし、どうするつもりもないのだが、

私だってソファーに寝そべって聴きたい時もある。


そんな時は、極々小音量で聴くしかないのだが、

そんなふうに聴くためだけに、

目が覚めてくるのに3時間もかかるようなシステムに灯を入れるのが億劫になるときもある。



精神も含めて、自分の身体が弱っているのだろう。







言い訳ばかり並べている気もするのだが。













昨夜もどうも気分が優れず、

とうとうマンハッタンシステムに灯を入れられなかった。



部屋に居るには居るのだが、

何をするでもなく、

しかし何か寂しく、

音楽が流れて欲しい。




そんな時に、サブシステムが必要なのだろう。












ほんとうは、聴かなきゃいいんだ。







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以前も紹介したが、

私のサブシステムは、フェログラフを中心とする。



今までも何度か気まぐれにサブシステムを組んでみたが、

その形を維持したものは皆無だった。




実験的なものが多かったが、

キャバスで組んだものなどは、

自分では気に入っていたはずだった。

それでも長続きせず、

ひと月も持たずに手を離れた。


今思い出してみれば、その理由も解る。


サブシステムとはいえ、

それは心の琴線に触れるような存在でなくてはならないんだ。



キャバスシステムは、どこをとっても私のマンハッタンシステムを凌駕する何物も持たなかったんだ。










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昨夜、フェログラフシステムで聴いたこのピアノソナタは、

今夜も自分の中で鳴っている。


どこまでも美しいあの第二楽章の響きが、

今夜も自分の中で鳴り響く。


私はやっと、愛すべきサブシステムを持てたのかもしれない、

by johannes30w | 2013-05-08 01:25 | オーディオと音楽
2013年 05月 06日

ある休日

お約束は14時だったが、

私の場合、下手をすると下手をするので、

目覚ましは、10時。



11時に起きて、

もうこの段階でおかしいが、

直ぐに朝ごはん食べて、

直ぐに昼ごはん食べて、

直ぐに出発。



どこが直ぐなのか良くわからないが、

とにかく出発し、

なんと8分前に到着!

玄関先で、道路に座り込み一服。



さて、

チャイムを鳴らしてひこさんのマンションに入れてもらったら、

1分前だった。



素晴らしい!!!


その後直ぐに到着したMさんに驚かれたが、

まあいいや。




部屋に入ると、

既に準備は万端だった。



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今日のミッションは、ひこさんのギアドライブプレーヤーRCA-70Cを革張り仕上げにすること。





作業前に一息入れて


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うん、

今日は男の子の日だ。




貼る方法を検討し、




といっても、ひこさんは既に決定していたようだが、




始める




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作業内容についてはMさんのブログに詳しいので参照(?)されたし。




わたしはこいつが気になる



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「山崎カートリッジ」というものらしい。

こいつの有り方についてはひこさんも触れられているので、そちらを参照してね。



数日前にこれを聞かせてもらって、

けっこう衝撃だった。


気になる気になる。




と言いながら、



作業は終了





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実に見事な出来栄えだ。


革を貼るというのは私も夢見ていたが、

今日までとうとう実現できずにいる。



ひこさんの研究と実行力にはほとほと頭が下がる。





出来上がったところで乾杯!

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話も盛り上がり、

追加


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なんとも充実した時間。


楽しい時間だった。




ひこさんありがとうございました。

これは良い勉強になりました。


その後、


しかし私は、

日のあるうちにとC嬢のもとへ、



自転車を飛ばす   (*^。^*)

by johannes30w | 2013-05-06 01:19 | オーディオと音楽