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2013年 09月 25日

ダメ押し?

monさんがやってきた。
おかげで私のオーディオ専用PCは順調に進化してきた。
今回は、それをさらに絶対的なものに押し上げようと考えているようだ。


彼のおかげで、PC上のソフトの設定は私もずいぶん出来るようになってきた。
もちろん手とり足とりしてもらう時間は無いので、
彼の操作を隣で必死で見て覚えていくわけなのだが。

ずいぶん追い込んだこの状態から何を始めるのか興味深々ではあったが、
彼はとうとうOSの内部にまで手を付け始めた!


う~ん、、、


ここまで来ると、もはや私には手も足も出ない。
いや、
出そうとする気さえ起らない。


う~む。。。






・-・-・-・-・-・-・-・




最近巷で再びPCオーディオなる文字をよく見る。
いままで私が経験してきたことを重ね合わせて考えてみると、
その言葉に違和感を感じることがほとんどだ。
雑誌等において紹介されているものにはなおさら違和感を感じる。

仕方ないことであるし、私がどうこう言う問題じゃないのだが。


今まで何度も書いてきたとおり、
PCオーディオというものは、先ずはひたすらその設定にクオリティがかかっている。
設定を煮詰めることなしでは、それはそれは酷い音だと言っていい。
私自身が体感してきたことだ。
今、見聞きする話には、そこの部分が完全に欠落した話題がほとんど。
そんな状態のPCからデジタル出力させ、今流行りのUSB DACの比較試聴したって全く無意味じゃないか。
ウインドウズのどんなPCを持って来たって、Macのどんなのを持ってきたって、
その型番を並べたところで全く意味がない。

ここがPCオーディオを理解するのに最も大きな障害となっている。
繋いだだけではどうしようもない音なんだ。


じや、設定の手立ては何か。
実は設定の前に、一番大切なことがある。
それは、「ASIO」を使うこと。
知らない人は、それこそ何のことかさっぱりわからないだろうが、大丈夫!
私だって、ことしの春ころまでは、さっぱりわからなかったんだから。
PCは、基本的に内部に音を再生する時のオートマチックミキサーを持っている。
ウインドウズではカーネルミキサーなどと言う。Macでも似たようなものがあるのかな。
例えば、音楽データを再生する時にメディアプレーヤーを使ったとしよう。
その信号は、メディアプレーヤーで再生され、カーネルミキサーを通って出力される。
カーネルミキサーは、PCの様々な音をコントロールするのに無くてはならないものだが、
所詮は高音質で再生することなど考えていない。
つまり、カーネルミキサーを通している限り、まともな音は出ないと考えていい。

そのカーネルミキサーを使わずに、音楽を出力しようというのが「ASIO」ドライバというものだ。
これはあるメーカーが作り出したものだが、非常に良いということで、
音楽系のプロの間ではもうずいぶん前から標準となっているもの。
これを使って初めてPCは出発点に立つ。


もしも良くわからい人であっても、「ASIO」という言葉だけは覚えておくべきだね。
これを使って初めてPCはオーディオと呼べるものになる。
そうでないPCは、家電の領域を出ない。


最近は「wasapi」なんてものも出てきたが、

混乱するので,

私と同レベルの人は、

「アジオ、アジオ」と唱えて覚えましょう。



・-・-・-・-・-・-・-・-・-・



私のオーディオ専用PCは、
進化に次ぐ進化を遂げた。
普通、こういう進化というものは、
試行錯誤の上に築かれるものだが、
monさんの指導のおかげで、まさしく一直線に伸びることができた。
ありがとうございました。


不思議なことに、
設定が進むにつれて、その伸び具合がはっきり理解できるようになり、
現状でのこれが頂点だろうというポイントがつかめる。
あまりこういう感覚は無いのだが、
これもPCの不思議な感覚なのかもしれない。

逆に言えば、
そういうポイントがつかめるほど、
私のPCは成熟したのかもしれない。



PCとしての設定を一旦終了し、
もう一つ、気になっていた検証を行った。
CDドライブの機種による音の違い。

現状ではパイオニアのDVDドライブ(ふつーのもの)を使っていたのだが、
昔から定評のあるプレクスターが手に入ったので聴き比べを行った。



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聴き比べなんて言ったって、リッピングし、96変換するのだから、
非常に手間ではあるのだが。。。

プレクスターに変えると、そのあまりの変化に驚いた。


こんなに変わっていいのか?
CDPを変えたくらいの変化量はある。
当然と言えば当然だけど。


プレクスターに変えた途端、音が思いっきり地味になった。
あまりの変化に唖然としたが、
我に返って、、、。

地味でいいんじゃない?
素直だし。。。



と、暫く聞いていたが、
いや、あまりといえばあまりに地味すぎる。
これは地味というより覇気が無いんだな。



monさんの指摘でリッピングソフトの設定を変更することにした。
またまた聞き比べだ。


うんうん、これなら良い感じ。

素直さだけを残せたかな。



しかし思い返してみると、パイオニアは派手だったな~



しかししかし、


こんなに変わるんだったら、
ドライブの検証をしないといけないじゃないか  



う~む。。。。。

by johannes30w | 2013-09-25 23:25 | オーディオと音楽
2013年 09月 20日

Stereo誌 「16インチ~’S」集中取材

もう買ってるよね?

Stereo誌の9月号と10月号に、田中伊佐資さんによる「16インチ~’S」関西支部の集中取材が掲載されています。

「16インチ~’S」はもちろん関西だけではなく、中部にも、関東にも会員がいらっしゃるが、

とりあえず今回は、関西のおバカを集中的にという形となった。

こういうおバカの集まりの取材は、田中伊佐資さん以外では不可能だと思われる。

やはり、おバカにはおバカなりの機微があり、

そこらへんの理解は、これは人間として感じていただくほかないからね。





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思い出してみれば、

私が16インチターンテーブルにあこがれを抱いたのはかれこれ40年近く前。

記事にもあるが、ひこさんが見たまさにその同じ写真を見たのがきっかけだった。

同じ写真を見て、同じようにあこがれ続けた人間が、

40年後に出会って徒党を組むようになる縁というものも不思議なものだが、

40年という長い長い年月が必要だったにせよ、

それを手にすることができた自分の幸せというものも、

つくづく感じる。


行き先を失ったときにごんたさんに自分のあこがれを思い出させてもらい、

多くの人に出会い、教えられ、助けてもらい、

最近は、若い人たちにも様々なことを手伝ってもらい、元気をもらったりする。

ああ、友人というものはありがたいものだと、

記事を読みながら、記事とは全く関係なく感傷に耽る中秋の夜






田中さん、ありがとうございました。

by johannes30w | 2013-09-20 01:03 | オーディオと音楽
2013年 09月 18日

ダークサイドコンサート

仕事中にもかかわらず、

今夜は何を聴こうか思いをめぐらす。

実に楽しい時間だ。



あれこれ思い浮かぶ。


あるニュースの写真からテンシュテットを思い出した。

テンシュテットの大暴れを思い出しながら、

思い浮かぶその場面で演奏されているのはやっぱりマーラーだった。



うん、あのテンシュテットの7番は素晴らしかったな。


今夜は7番を聴こうかな。




いや、

しかし昨夜はブルックナーの7番を聴いたばかりだ。

おまけに上岡の指揮だったから、

堪能の上にも堪能してる。

もう少しだけ軽いものを。




そうだ、「巨人」にしよう。


誰の指揮にしようか。




テンシュテットの1番は持ってたかな?

シノーポリの演奏も良さそうだが、肩透かしを喰らうかもしれないな~

やっぱりバーンスタインの旧盤にしようかな。

あれは、良い音でCD化されてるバージョンを持ってるんだ。

日本でリマスタリングされたSACDのハイブリッド盤は酷い音だったが。

あれって、SACDで聞けば、まだましなんだろうか。




「巨人」だけではもったいないからその前に何か聴こう。

モーツァルトかな。

ピアノ協奏曲にしようか。

ハスキルがいいな。あ、ピリスもいいかな。

久しぶりにフィガロの序曲も聴こうか。

これはベームがいいな。

by johannes30w | 2013-09-18 11:26 | オーディオと音楽
2013年 09月 16日

ありがとう

PCオーディオは、設定が何もかもを決めるなんて偉そうに言っているが、

PCに疎い私のできる設定などたかが知れている。

しかしながら、それでも何とかさらに良くできないか、

自分の納得のいく終着点が得られるのではないかと見様見真似でごそごそ弄る。

ある程度の設定は、既にmonさんが手本を見せてくれているので、

私は不確定要素の強いバッファを弄っていた。

再生に当たっては、再生ソフトとLynxの設定が必要ではあるのだが、

その二つのバッファを決めていく必要がある。

基本的にはバッファを減らしすぎると再生が不安定になり、最後にはノイズが出てくる。

しかし、バッファを増やしすぎると安定するのは良いのだが、どこか生気を欠いた音となる。

最適値を探っていくわけだが、これがそのバッファ量によって音色まで変化するので始末が悪い。

おまけに、今回PCというものの不思議を思い知らされたのであるが、

不安定な設定をなんとか決めて、一晩経つと、その不安定さがずいぶん改善されていたりする。

じゃ、不安定で無くなるぎりぎりのラインを狙えばいいのかというと、

これもまたちょっと違う。

音色や、音楽のダイナミックな再現も考慮すると、

ぎりぎりよりちょっと引いたあたりが最適ポイントだったりする。

しかしこれも先ほど書いたように、一晩経ってPCがその設定に慣れてくると、微妙には変化してる。

さらにさらに、バッファだけでも弄るパラメータは再生ソフトとLynxの二種あり、

その掛け合わせも試していく必要がある。



な~んて言ったって、

もうかなり良い状態ではあるから、のんびりは進めていた。

で、

そこそこ納得できる設定を得た。


いや、

もう少し引いても良いかな?



 ・-・-・-・-・-・-・-・-・-・



いつも問題になるのはCD再生。

もちろんアナログソフトもきちんと再生したいとの思いは強く、

そのためのアンペックスであり、スカーリーなのだが、

まず、その再生を可能とするために、うちではADコンバーターが必要となる。

もちろんdbx4800内臓のものを使えば問題なくできるのであるが、

あまり好みではないので、他のものが無いのか延々と物色していた。

ひこさんがADコンバーターを作ってくれて、それはそれはお気に入りだったが、

なんだか機嫌を損ねてしまい、それ以来うまく動いてくれない。




CD再生においても、当初はPCによるリッピングは全く箸にも棒にも掛からなかったので、

CDPからのサンプリングレートコンバートするデジタル伝送と、DA+ADしたアナログ伝送を比較してきたが、

これも当初の予想を大きく裏切って、DA+ADアナログ伝送を選択した。



ここでも、ひこさんのADがおかしくなってから、私はCDも聴けなくなった。

いまさらSRCを通したCD再生は聞いていられなかったんだ。




私のシステムが全滅状態だったのは、このADコンバータのおかげだった。





そんな時に、

しかしそんなこととは関係なく、

PCオーディオが始まったんだ。

monさんがやってきて、あれほど酷かったPCでのCDリッピング再生をこちょこちょ弄って

ポンととんでもない音が出た。

驚いたのなんのって。


本気で取り組もうと思って数か月頑張ってきた。

PCオーディオはどんどん成長し、

(今までの私のオーディオみたいに成長=肥大化でないのがうれしい)

ほんとに良いとこまで来てる。



で、

そんな時に、

夢にまで見たADコンバータがやってきた



Lavry Blue



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最近の何でも出来ちゃうオーディオインターフェイスはがらではないから、

良いものはないかといろいろ考え続けてきたが、

結局、数社のものしか納得ができす、しかもそのうちの一つのプリズムオーディオは、

ひこさんが先に使い始めちゃった。

負けず嫌いで食わず嫌いで人と同じものがイやな私は選択肢の一つを失った。

どちらにしても、プリズムは高くてとても買えやしないんだけどね。

しかたなく、ではなく、

Lavryを選択した。

嬉しい!

何度ネットでカタログ検索してたことだろう。





自分の理想たるADが来て、アナログ環境はいよいよ整った。

スカーリーのモーターはまだ帰ってこないからレコードはまだ聞けない。

テープは準備万端だが、ここで気になるのはやはりCD再生。

最終決戦ではないが、

SRCを通したデジタル直結を却下してしまったDA+ADアナログ伝送が、

今や無敵に思えるPCリッピング再生にどこまで迫れるのか。



聞く前から結論は予想できた。

専用PCによるリッピングが圧勝するに違いない。



恐る恐るセッティングする。

こいつたちは、私のかけがいのないまさに愛機といえるものたち。






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専用PCによるリッピング再生をチューニングしている間、

頭の片隅で、これで私もスチューダーと別れてしまうのかと妙に感傷的になっていた。



Lavry Blueを使ったDA+ADアナログ伝送の第一音は、それはそれは酷いものだった。

何重ものベールの向こうでごそごそ音がうごめいているように聞こえてしまう。

もう私の耳にはどうしようもなく聞こえてしまう。

悲しかった。




気持ちが落ち着くのを待って、考え直す。

Lavryだってデジタル機器だ。

安定するのには、はっきり時間がかかる。



あくる日、もう一度聞いてみた。

ベールは何枚かはがれていた。

しかし、もごもごは同じだった。


リッピング再生で暫く聴いた後、

もう一度、スチューダーを聴いた。

あれ?  と思った。

実に品位ある再生だ。

こんな風に感じたことは無かったのだが、これって、聴けるんじゃないか?



Lavry Blueを得たCDのAD+DA再生は、現在もどんどん良くなってきてる。

もうベールはほとんど感じない。

品位は高い。音楽はエモーショナルだ。




改めてPCリッピングを聴く。

この異様なまでの音のえぐり方はただ事じゃない。






もうここまで来たら、選択じゃない。


CDを聴く方法は、2つ存在するということだね。




わたしのことだから、

どちらかを使わなくなってくるのかもしれないが。




・-・-・-・-・-・-・-・-・




フェログラフのシステムは、相変わらず魅力に溢れている。

自分で言うのも妙だが、このシステムは実に上手く組まれている。

マランツCD-95CDPのデジタルアウトをフィリップスのプリでDA変換しているのがポイントだが、

QUADの520fパワーアンプも動かしがたい。

実は他の英国製パワーアンプを当てがったこともあるのだが、

数日で戻してしまった。

これも、普通の「520」ではなく、「520f」であることが大切なのだが、

なんて未練を並べても仕方がない。

このシステムも、その役割を終えたようだ。





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ありがとう。

by johannes30w | 2013-09-16 22:45 | オーディオと音楽
2013年 09月 07日

PCオーディオさまざま

様々思うこと


PCオーディオと呼ばれるものを始めて、改めていろいろ思う。



どうしてもPCをオーディオに取り入れようとしない人もいる。

私もその一人だった。

自分へは、いろいろ言い訳してた。



①PCなんぞはあんな軽々しいものは、オーディオ機器とは認められない(認めたくない)


 なるほどこれは一理ある。しかし今や簡単に自分でPCを組み上げる時代だ。

私が出来るのだから、世のほとんどの人も簡単に出来る。

昔話をすれば、実は私は仕事もプライベートもPCには最後まで手を出さなかった方で、

ダブルウーハーズに入れてもらってから初めてネットなどを観だした。

当然キーボード操作など出来るわけは無く、一行書くのに何十分もかかった。

ダブルウーハーズのBBSに書き込みしていた最初のころは、「を」や「づ」の打ち方さえ知らなかったから、

それらを使わないように文章を書いていた。これらの打ち方は、ごんたどんに教えてもらった。

そんな人間でもPCは組み上げられる時代だ。

オーディオ機器と見紛うばかりのPCケースだって売ってる。




②PCの操作も軽々しくて嫌だ。


 これもよく解る。音楽を聴くのにあんなキーボードなど叩きたくないよね。

確かに書込み操作などでキーボードを叩かねばならないことは多々あるけれど、

実際に聴く時は、ほとんどマウスにしか触れないはず。

そのマウスに高品質なものを選べばそんなに不満は出ないだろうし、

マウス自体が嫌ならその代わりとなるトラックボールをはじめ、いろいろなものが存在する。

私もマウスは嫌だったので、トラックボールを選択している。

もっと言うなら、

私が常用しているスチューダーのA730だって、

音や機能はともかく、その操作感は決して褒められたものではない。






③音が悪いに違いない


 これはオーディオの世界ではよくあること。

耳で聞かずに頭と目で聞く人があまりに多いのは、まあ今に始まったことじゃないな。








④リッピングなんて、そんな面倒なこと出来るか!


 まあそのとおりなんだな。

しかし、これも実際にやってみると、意外に気にならない。

私の音楽の聴き方に上手く合致してきたせいかもしれないが。


リッピングによる音楽Bankのイメージとして、音楽をBGMとしてどんどん垂れ流すというものがある。

よく考えてみれば、これはリッピングの面倒な操作と相反するもので、

我々の持っているリッピングのイメージも、実は大きく引き裂かれた矛盾に満ちたものであることが理解できる。

聴こうとする音楽を聴くために、多くの操作と時間を要するリッピングという操作は、

私に多くの無音の時間を与えてくれている。

これが私にとって、非常にありがたく、今や大切な時間となってきている。






    ・-・-・-・-・-・-・-・





先日、キースジャレットのピアノトリオを聴いていた。

まずまず上手く鳴ってくれていたが、

どうも私はあの人の唸り声が苦手だ。

演奏家がたててしまう様々な「雑音」については、

もちろんクラシックの世界も例外ではない。

グールドの例を挙げるまでも無く、

録音には演奏者の気配やたててしまう物音、うなり声が入っていることが多い。

「外科医の冷静さを持って指揮されたマーラー」なんてふれ込みのシノーポリの指揮だって、

どれほど指揮台を踏み鳴らし、うなり声を上げ、大暴れして指揮しているのか、

きちんと聞ける人は判っているはずだ。

チェリビダッケの「えーい! えーい!」という掛け声は有名だし、

バーンスタインの指揮台でのジャンプにはいつも肝を冷やす。

しかし、これらは私はあんまり気にならない。

でもあのキースジャレットの声はどうしても気になる。

いい音楽なんだけど、あの唸り声が嫌でいったん取り出したCDを戻したりする。



なんやかんや文句を言ったって、まあ好きでもあるし、

その日もキースジャレットのCDを取り出した。

最近の日常のように、

先ず、リッピング。

フォルダを作り、データを打ち込む。

そして96k変換。


変換の出来上がりを待つ間、部屋に無音の空気が流れる。







さあ聴こう。





この人、こんなに唸ってたっけ?

かすかな気配まで聞こえるというのがオーディオの褒め言葉ではあるが、

いや、

いくらなんでも唸りすぎじゃないのか?


エンジニアはボーカルマイクでも用意してたのか?




さすがに嫌になって、トラックを変える。

当然、

同じ。



気が滅入る。。





今の私の聞き方では、音が出るまでにさんざん間と手間を費やす分、

その音楽、演奏に対する要求も、より厳しくなってしまうのかもしれない。




聴くのを止めた。



がっかりする。

ほんとにがっかりしてしまう。





もう夜も更けてしまっているから、

新しくリッピングするのもおっくうだ。




薄暗い無音の中で、ぐずぐず考えてた。





どうも気持ちが治まらない。





意を決してなんていうと大げさだが、

バッハをリッピングすることにした。

バッハの無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ。

何度も紹介しているが、これは全六曲で、CDでも2枚組みとなる。

やはりカントロフの演奏を選んだ。


リッピングを始める。

2枚のリッピングだが、これはそんなに時間はかからない。

リッピングが終わり、フォルダを作る。

CD2枚分の96k変換を始めた。


すでに時刻は夜半を大きく過ぎている。


変換は延々と終わらない。



さすがに起きていることが困難になってきた。

後はPCに任せて、休もう。



不思議な安堵感と、明日への期待で、

安らかに眠りについた。







   ・-・-・-・-・-・-・-・








PCオーディオの構成要素やそれぞれのパーツなどをネット上で検索していると、

いろんな話にぶつかって、なかなかに面白い。


お約束のように、、いつも同じ議論(?)が交わされている。

議論している2人の役割も、いつも同じ。

一人はPCファン、一人はオーディオファン。



PCファンは、PCに詳しいし、音楽もそこそこ好きだが、オーディオにはさほど熱心ではない。

オーディオファンは、ひととおりのオーディオを経験してきているが、PCの知識は皆無に等しい。



例えばこんな話題が提供される

「PCオーディオでリッピングするのに、音のよいCDドライブはどんなものがありますか?」

PCファンは答える
 リッピングによるCDのデータは、全て同じであるから、CDドライブによる音の違いは無い。

オーディオファンが反論する
 いやいや、オーディオで使うCDトランスポートでも、機種によって音が変わる。よって、PCのCDトランスポートが違えば音も変わるはずだ。

PCファン
 リッピングしたデータはバイナリと言い、どんなドライブでリッピングしてもそのデータには違いは見られない。

オーディオファン
 ・・・・    (バイナリなんていう知らない言葉が出てぐうの音も出ない)

PCファン
 データが普遍なのに音が違うなんていうのは、オーディオファンが好きなオカルトである。



まあざっとこういう議論(?)が未だにある。


要は、オーディオをしっかり頑張っているPCファンが少ないということだし、

PCに詳しいオーディオファンも皆無だということだね。


上述の議論について言えば、

バイナリが維持できることなど当然のことで、どんなドライブを使おうが、どんなリッピングソフトをを使おうが、

バイナリは保たれている。

これは仲間のひこさんも実際に実証されている(凄い!)。

もっと言えば、一般のCDトランスポートでデータを読ませても、よっぽど状態の酷い盤で無い限りは、

バイナリは一致するらしい。

じゃ、バイナリが一致していれば、同じ音になるのか?


再生が絡むと話がややこしくなるが、

データ再生以降を同じものを使ったとして、例えばリッピングソフトが変われば当然のように音は変わる。

リッピングソフトの設定を変えれば、音は変わる。

バイナリは一致したままのはずなのに。




結局、バイナリの一致などと言うものは、所詮は最低条件に過ぎず、

そこから先がオーディオの世界なんだ。





あの小説家がコンセントをひっくり返し、音が変わると云った時、

どれほどの人がそれを信じただろうか。

なまじっか電気を知っている人に限って、それをバカにしたりさえした。

しかし今やそんなことはオーディオの常識にさえなっている。

そんなことさえ思い出してしまう。




中途半端な知識はかなぐり捨てて、耳だけを頼りに暗中模索する以外に無い。

by johannes30w | 2013-09-07 00:16 | オーディオと音楽