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2014年 03月 12日

某所において 3

椅子に腰を落ち着けると、

構築すべきダークサイド新システムの説明が始まった。





先日来、私が相談していたのは、

マンハッタンシステムのボリュームシステムなんだ。

デジチャンを使うオーディオマニアの一番の悩みどころはそこにある。



デジタル系の機器はフルビットで使うのが当然で、

デジチャン以前でボリュームコントロールを行ってしまうと、大きなビット落ちを生じ、

これはフルビットの音に比べると、まるで精彩が無くなる。

私も実際に、実験的に試したことがある。

デジチャン直前で10dB下げて、デジチャン以降で10dBあげて音量が変わらないようにして、

フルビットの音と比べてみた。

その差は予想以上で、

本気で聞く時以外はボリュームを落として少々音が悪くなっても構わないなと考えていた私であったが、

とてもじゃないがデジチャン以前のボリュームコントロールは許せないと思った。

その差を知ってしまえば、もはや選択の余地は無く、

デジタル系はフルビット以外ありえない。





結局、ボリュームコントロールは、DA変換後のアナログ領域で行うのが決定事項となった。







しかし、パワーアンプのありかたにもいくつか選択肢がある。

デジチャンの信号をDA変換しアナログパワーアンプを使うのが当たり前だが、

最近は他にも手がある。

最近は、デジタル信号を直接入力できるパワーアンプが出てきている。

あのアムクロンなども、どんどん出してきている。

パワーアンプの前段にDSPを組み込み、直接デジタル信号を受ける。

DSP部で様々なデジタル処理が可能で、こうなると、デジチャン自体が不必要となる。

うちの場合でも、手元のデジタル機器から出力されたデジタル信号を、

6台のDSP付きパワーアンプにデイジーチェーンさせてやればそれだけでシステムが完成する。

この構成は結構魅力的で、配線もスピーカーケーブルを除いてデジタルケーブル一本で済む。

システムも、非常に単純化する。

しかし、この場合もボリュームが問題となる。

パワーアンプのボリュームは、DSP部で操作可能ではあるが、

その操作を12ch一括で制御できるようになっているDSPアンプは存在しなかった(当たり前だ)。









もう一つのプランもある。

デジタル入力を持つ完全なデジタルパワーアンプを使う方法。

こういったデジタルパワーアンプはリモコンを持っていることがほとんどだから、

例えばステレオアンプを6台並べたら、

一つのリモコンでボリュームの一括操作が出来るかもしれない。

ここでの問題は、

システムのレベル調整において、私はチャンデバでのゲイン調整とパワーアンプのボリュームの両方で調整している。

これを例えばデジアンのボリュームで行い、

さらにそのボリュームで音量調整まで行うと、

ボリュームカーブによっては均一な音量の上下が出来ない。







それぞれに完全なプランとは言えないが、

それでも両方とも魅力的なプランだから、

DSP付きパワーアンプも、デジアンも、いろいろ問い合わせたり、

実験用に一台買ったりした。







しかししかし、

決定打としてこのいずれかに踏み込むことは、現段階では躊躇された。















などという愚痴のような相談を、

ご家老に会うたびにぶちまけていた。

そして今回の仕儀とあいなったわけだ。



ご家老の提案は、遠隔操作可能な12連電子ボリュームだった。

















現状で使っているSPLの8連ボリュームには、

音の点で全く不満は感じていない。

むしろ大したものだと思っている。

唯一の不満はSPLにあるのではなく、それはシステムの構成によりいたしかたないことなのだが、

ボリューム調整をするために、スピーカーの前まで歩いていかねばならないこと。

SPLはパワーアンプの直前においてあるし、パワーアンプはスピーカーの間に押し込めてあるからね。







この遠隔操作ができるだけでもありがたいのだ。









ご家老は電子ボリュームについてもその原理から教えてくださった。

「電子」なんて言葉がついていると、私のような者はついついデジタル系のあれこれを思い浮かべてしますのだが、こいつはあくまでアナログのようだ。

しかも今回の仕様では、0.25dB単位の増減が可能で、

しかもしかも、完全に再現性があるという。

これは凄い!

ほとんどこれは理想に近い。

凄いなと感心していると、

基盤を見せてくれた。



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もう予定の8枚は揃っていた。

この他にも10枚近い基盤が必要になると仰る。

さらに、この基盤への部品の実装は、

専門業者に頼まざるを得ない。

その見積もりまでご家老は取ってくれていらっしゃった。



その見積もりを含めた総金額は、

当初の私の予想の五割増しを超えていた。

で、

「どうされますか?」

と、

一応、

確認してくださった。



既に用意された8枚の基板を前に、止めておきますと発言する勇気はもちろん無かったが、

それにしても、楽しみだな。


これは、ダークサイドシステム改革の大きな第一歩になるに違いないんだ。

第二歩、第三歩の構想は、既に明確に出来上がっている。
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by johannes30w | 2014-03-12 01:20 | オーディオと音楽
2014年 03月 10日

某所において 2

部屋に入ると音楽が流れていた。

ロジャースのモニターだ。

モニタースピーカーというものの定義は様々にあるのだろうが、

先ず何よりも優先される能力は、音の物差しであること。

それこそが最も優先されるべきモニタースピーカーの能力。

音の鮮度や耳障りのあれこれ、音楽の聞こえ方などに対する要求は、

二の次三の次。



ただ、モニタースピーカーは当然ヘビーデューティーに作られることが多いため、

その持つ潜在能力は計り知れないから、

そこで我々オーディオファンが使う上では、

使い手によってはその潜在能力を生かして素晴らしい音楽を響かせる「こと」もある。




だから逆に言えば、モニタースピーカーを買えばいい音が、良い音楽が楽しめると思うのは大間違いで、

本当のモニタースピーカーで良い音、良い音楽を聴くことは、実は非常に大きなオーディオ的スキルが必要で、

苦労してでも良い音を聞いてやろうと考える人以外は、普通の人は手を出すべきでは無い。

普通のハイエンドスピーカーを買って、アンプを取り替えて遊んでいる方がはるかに楽だ。



オーディオ華やかかりし頃、自称モニターというコンシュマースピーカーが山ほどあって、

なんだか訳がわからないことになっていたが。






モニタースピーカーも国によって大きく違う。

アメリカ系、イングランド系、それにヨーロッパ大陸系と大きく分けることが出来るかな。



ご家老がお持ちなのはイングランド系。

BBC系のそのフラッグシップといっていいLS5/8。


オーディオの世界においてもこのBBCが果たした役割は計り知れず、

それは、比べるのもかわいそうだがNHKの比ではない。


あり時期から綿密な研究結果としてモニタースピーカーの規格を打ち立て、

それを元に多くの名スピーカーを生み出してきたが、

それより前は、ESLやデュアルコンセントリックも使われていたようだ。



中学生か高校生だったころ、

夏休みの間中、このLS5/8の民生バージョンといってもいいPM510を聞いていたことがあった。

初めて聞くロジャースのモニターには、これは実に感心した。

何を鳴らしても実にきちんと鳴る。

全く破綻せず、違和感なく鳴った。


流石にBBCモニターというものは凄いなと感心しきりだった。

JBLのブルーバッフルモニターで、きちんと鳴ってるものなど聞いたことも無かったからね。





しかし、

何日も聞いているうちに、

何だかどんどん不満が出て来た。

確かにすべてが過不足なく上手く鳴ってくれる。

言うことは無いはずなんだが、

しかししかし、

音楽が全然楽しくない。

何を聞いても文句は無いんだけど、ワクワクしない。


同じ部屋に置いてあった酷い音のパラゴンの方が、よっぽど音楽が楽しいんだ。

パラゴンは、弦の音などキーキー言ってて聞くに堪えないんだけど、

それでも何故だかワクワク聴けるんだ。


夏休みの後半半分は、ロジャースは全く聞かなくなってしまった。





何故そういうことが起こるのか、当時はさっぱり理解できなかったが、

それがモニタースピーカーというものなんだ。





ご家老が、LS5/8を入れられたと聞いて、

最初に思ったのはこのことだった。

全く過不足なく鳴ってくれるだろうけど、

さあそこから先へ進もうと思うと、

それに必要な労力は生半可なものではないはずだ。






部屋に入った時に鳴っていたボーカルに、私はゾクゾクした。

これはただごとでは無いと思った。

ご家老は、とうとうその先へ、一歩踏み出されたんだと思った。



呼び出された用事はさておき、

もう少しLS5/8を聞いていたかった。







と、

またまた本題にかすりもせずに終わってしまうのであった。   (*_*;
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by johannes30w | 2014-03-10 00:58 | オーディオと音楽
2014年 03月 07日

某所において

某日、某時、某所に呼ばれた。






そのシステムの内容について、

私はまだはっきりとは理解できていなかった。

ただ、

そのシステムは、ダークサイドに革新的前進をもたらすものではないかと思えた。

様々な経験を積み重ねた今だからこそ、

多くの友人たちの英知をいただける今だからこそ、

ここに踏み込める。

しかしそれについて、

私はまだはっきりとは理解できていなかった。






呼ばれたその場所は、

オートロックが完備された近代的な建物で、

先ずはインターホンで不審者でないことが確認される。



そのインターホンのボタンを押すときに、いつも思う。

今日こそ「こんばんは」と言おうと。



意を決してボタンを押す。

ピンポーンとインターホンの向こうでかすかに音がする。

インターホンのマイクに少しにじり寄って「こんばんは」と言おうとタイミングをはかる。



「ガチャどうぞ!ガチャガチャ ブチ」

ああ、今日も言えなかった。


私はどもどもと

「あ、すいません」と、すでに切られたインターホンに向かってしゃべり、

無意味にぺこぺこと頭を下げた。




表の玄関を入ると、我が参謀であり御家老でありお目付け役であらせられるスーパーバイザーが迎えてくれた。



つづく
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by johannes30w | 2014-03-07 20:07 | オーディオと音楽
2014年 03月 05日

たからもの

あったらいいなと思っていたものが、

見つかり、そして私のところへやってきた。

なんという嬉しさだろう


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バルビローリ/ウィーンフィルのブラームス

なんと全集だよ!


昔々、セラフィムの廉価盤の酷い音で聴いてから、

私の最も大切な音楽の一つ。



セラフィムの音が酷いことは、オリジナルというものを知らなかった当時から解っていた。

こんな音のはずがないと信じていた。

それこそリマスターされたCDの方がはるかに良い。

大切に思うレコードだから、やっぱりオリジナルが欲しいとは思うのだが、

このバルビローリのブラームスは流石に人気も高く、

もしも見つけてもみんなが殺到し、とても高価になってしまう。

高価なのは諦めがつくとしても、何だかその大騒ぎにげんなりしてしまって、

どうも手が出なかった。




理想的な4トラックテープがあったらいいのになと思っていたが、

本当に存在するとは思っていなかった。

全く見たことが無かったから。



なんの拍子かそれを発見し、

そして誰の邪魔も入らずに私のところへ来た。



手に取ってにやにやし、テープの感触を確認してにやにやし、

においを嗅いでにやにやし、

いや、

嬉しいったらない!






う~む、

何番から聴こうかな~なんて、

こいつを持ってアンペックスのところへ近づくと、

テープの棚にこれを見つけた

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シューリヒトとウィーンで、シューベルトとモーツァルト



おー!

こんなのもあったんだ!



なんて、




思わずシューリヒトを聴いてしまった。

シューリヒトの演奏をこんなふうに聴けるなんて、

私はなんて幸せなんだろうか。





今夜はバルビローリのブラームスはおあずけになってしまったが、

しかし、

私はたからものに囲まれている  (^^♪
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by johannes30w | 2014-03-05 02:14 | オーディオと音楽
2014年 03月 04日

どう?

かっちょいい?

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う~む、

かっちょいい。。。



まさに私の理想の実現だ!


音は、

もちろん言うことなし  (^^♪
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by johannes30w | 2014-03-04 01:29 | オーディオと音楽
2014年 03月 02日

本物

私もこれまで様々な機器に触れて来た。

中でもプロ機と呼ばれるものには独特の凄味というものがあり、

それは見ても、触れても感じられる。

しかし、

昨日来たこいつは、

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まさにプロ機中のプロ機とでも呼びたいような、

一種異様な質感を持っている。


この異様さは、どこからくるのだろうか。

こいつに触れた後では、どの機器に触れてもそれはもはやおもちゃにしか感じられない。

凄いな。




音は、

なんだか良いとも悪いとも感じない。

もはやあるべくしてそうあるというしかない。

敢えて言うなら、なにものにも揺るぎようのない安定感とでも表現するしかない。

ここまでの機器は、私はもう一つ持っている。

スカーリー。






このドルビーユニットをどう接続するのかを考えるのは、

これは楽しい。

普通はデッキ出力をこいつに入れ、プリで受けるだけだろうが、

私はここにアンペックスのAM-10ミキサーをなんとしても入れたい。

これを、デッキとドルビーの間に入れるのか、

ドルビーとノイマンコンソールの間に入れるのかはちょいと悩むが、

ま、

実際に聞いてみて決めよう。



自分としては、

SNのこともあるから、デッキとドルビーの間に入れたいのだが、

はてさてどうなるかな。。
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by johannes30w | 2014-03-02 23:59 | オーディオと音楽
2014年 03月 02日

装着

昨日買ったファンを取り付けようと、

先日取り替えたファンを外してみた。

と、




ありゃ?



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全然幅が違う

手前の薄手のが二回目に買って取り付けて、あまり静かじゃなかったもの。

もともとついていたのは、分厚い38mmのもので、奥のものと同等。


自分がそそっかしいのは十分自覚しているつもりで、

最初に買いに行った時は、外した元々のファンを持って行ったから間違えなかったものの、

喜んで二回目に行った時は、確認しなかったのが敗因。。



でも、

この間違いが判って、期待が持てる。



いそいそ取り換え




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この状態で確認




静かだ~!!

やった!




組み上げて、フィルターも新しいものを用意(レンジフードフィルター)した。

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できた!

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これで何のストレスも無くこのアンプを使える。

私の6233だな。





話は変わって、






今日、また荷物が届いた。

念願の機器



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ドルビー社のドルビーBユニット!

当然プロ機。



この330タイプの存在は知っていたが、

私の見た330にはすべてドルビーAモジュールが載っていた。

モジュールで組まれるものだから、きっとドルビーBのモジュールも存在したに違いないと考えていたが、

どうしても見つからなかった。

そんなものは海外にしか残っていないのかと思い、

時間のある時は、海外のサイトをしらみつぶしに見ていたが、

やはり見つからない。



と、



なんと国内で見つかった。

で、

送ってもらった。



モジュールはこの中

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これを開けると








じゃーん

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ほら!

Bのモジュールだ!



嬉しい!!
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by johannes30w | 2014-03-02 00:47 | オーディオと音楽
2014年 03月 01日

今日もまた

日本橋へ走る。

とうとう三日連続。。

最初からsawamixさんの言われた通り、パプスト社のものを発注しておけばいいようなものだが。。。


こういうのを典型的なナントカの銭失いという。




しかしまあ、

こういう衝動があるときにどんどん進めないと、

一旦腰を落ち着けちゃうと何か月でもほおっておいてしまう。



で、

前々回買った店で、同じものを買った。


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恐らく同じロットだろうから、少しは期待できるだろう。



今夜は遅くなったので、さすがにアンプをばらす気力が失せたから、

交換は明日のお楽しみとしよう。












それと、








今日家に帰ると郵便が届いていた。

ようやく来た







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某所で紹介されていたCD




この人、声は知っていた。

名前も知っていた。

しかし、それが全くつながっていなかった。

あの声は気にはなっていたのだが。。。。





何年か前に、ありささんちで聴かせてもらってやっと一致した。

ありささんちで聴かせてもらったこともあって、

私が手を出すのも変な気がしたからそのままにしていた。



で、今、

何故だか聴いてみる気になったので、

買ってみた。




自分の知らない音楽を聴くことは、

何とも楽しい。



久しぶりに、CDを買ってわくわくしている。
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by johannes30w | 2014-03-01 02:05 | オーディオと音楽