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2015年 02月 26日

走れ!走れ!

身体が動く間に頑張らなきゃ!






アンプリトンTS-3000が逝ってしまった。

修理に出している間、どうしようかとぼんやり考えていたが、



IクンからカウンターポイントSA-4の修理が完了したとの連絡が入っていたことを思い出した。

搬入をお願いし、その日程も決まっていたが、

あれが帰ってきたら、とりあえずかもしれないが音を出せることに気が付いた。



さっそくIクンに連絡し、自分で取りに行く段取りを組んだ。


C嬢で走る!









お店でSA-4を受け取り、

ダークサイドへ運び込む。

同時にアンプリトンTS-3000を運び出し、

修理へ送り出す。





家へ帰り、

妙に疲れて眠り込んでしまった。



気が付くと、

もうすっかり夜も更けていたが、

ここで頑張らねばどうする!



SA-4をスピーカーの前に運んで、


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ああ、こいつはやっぱりいい顔している。






日替わりのアンプシステムになっているから良く解らないだろうが、

別に説明する必要も無いのだろうが、組みなおしたアンプは、



ウルトラロー(30w)   VTL MB-100

ロー(4550・2220C×2) カウンターポイント SA-4

ミッドロー (2392ホーン・2490) アンプリトン TS-5500

ミッドハイ (2352ホーン・2451) アンプリトン TS-5500

ハイ (2404H×2)  カウンターポイント SA-20


こんな感じ。

これでもツイーター部以外はモノラル構成。



SA-4は、まだ正規代理店がなんとか直してくれるようで助かる。

しかし、

最近の経験から、

もう天板は外しておきたい。



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アンプリトンも、球の部分はボンネットが付いているのだが、

放熱のことも考えて、私は外して使っていた。

しかし、よくぞ外していたと言うべきで、

もしボンネット付きで使っていたら、

一昨日の炎上事件で、フーフー吹いて消し止めることもできなかっただろう。



天板が無いための埃の問題は、これはまめにエアダスターでも使うしかないだろうが。。。




ウーハーにIDDWであてがったアンプリトンTS-5500は、

導入後数時間で持ち場をミッドロー部とミッドハイ部に変更された。

実はこれは期待できる使い方なんだ。


アンプリトンのTS-3000もTS-5500も、単体でフルレンジシステム(という言い方も変だが)を鳴らしてその素性を確認している。

その時の感触で言えば、

私の場合、フルレンジで鳴らす限り、圧倒的にTS-3000が好みであった。

それに比べると、TS-5500は少し散漫でぼける。

それぞれに使われている出力管が、EL34とKT88であるからその違いも大きいだろうし、

この違いが真空管それぞれの特徴を表しているようにも思うのだが、

それはさておき、



ではそれぞれの性格を、システムに組むときに考えるなら、

ぼけ気味のTS-5500をホーン+ドライバーにあてがい、

締まるTS-3000をウーハー部に持ってきたい。


しかし現実は、出力の問題で、TS-3000をホーン部、TS-5500をウーハー部にあてがわざるを得ない。



先日はそうやってあてがい、これは先ずは満足のいく結果を得られたのではあるが、

TS-5500の鳴らすホーンの音は聞いてみたかった。



図らずしてその組み合わせをすることになったわけだ。





IDDW用の配線を作り直し、

ざっくりレベル調整をして鳴らしたその第一声は、



これはモノリス導入後、最も素晴らしいもので、

今までとは一ケタ違うレベルにいきなり進化した。



SA-4の魅力もさることながら、

TS-5500の鳴らすモノリスが実に良い。








思い出す。

マンハッタンシステムで、JBLの62XXアンプシリーズでシステムを組んだ時、

フルレンジで鳴らすとどうしても鈍くてくぐもっていて大嫌いな6260が、

ホーンにあてがうと、何とも魅力的な生々しさを発揮したことを。



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もうこの組み合わせで煮詰めていって良いんじゃないかとさえ思える。







あんなに好きだったTS-3000は行き場を失うかもしれない。




でも今は、

そんなことは考えずに音楽を楽しもう。



いろいろ聴ける状態になってきた。
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by johannes30w | 2015-02-26 00:57 | オーディオと音楽
2015年 02月 23日

負けるもんか パート2

やっとアンプが揃ってきた。

スピーカーシステムの構成は、

自分の現在の不満を考えればもう一歩進めたいが、

できれば現在の構成で完結させたい。


スピーカーの前がアンプだらけであまりにみっともないのでとりあえず整理したい。

30wの間にアンプタワーを組むのはスペース的に無理になったので、

いずれにしてもスピーカーの前に並ぶことにはなるのだが、

それにしても、もう少し何とかしたい。


ということで、

以前Mさんにいただいたアンプラックの天板を持ってきた。

放熱は気を付けないといけないので、

とりあえずアンプリトンは天板の上に並べ、

その下にもアンプを仕込みたい。

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下に30w用のカーバーを入れようと思ったが、

いやいや、

どうせなら、30wも余った真空管アンプのVTLを使ってみよう。

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ざっくりレベル調整したが、

あまりの音の違いにしばし呆然。。


カーバーの30wは結構気に入っていて、

その無駄が無く、力まない力感は実に魅力的。

VTLに換えた途端、その野放図な鳴りっぷりにびっくりした。

VTLってこんなんだったかな?

豊かに伸び伸び鳴ってくれるのは良いけど、

ちょっと真空管真空管しすぎのようにも感じる。

まあしかし、しばらくこれで使ってみよう。


外したカーバーは4Fのシアターで使う。


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現在シアターのメインのアンプは、これもダークサイドからはみ出てしまったセータの4チャンネルアンプ「ドレッドノート」だが、

センターとサブウーハーにカーバーをあてがう。


シアターでの各チャンネルのレベル調整を済ませ、

少し映画を鳴らしてみたが、

いや、

カーバーは実にすごい。

ゲインを上げれば上げるだけ、いくらでもパワーが湧いてくる。

どこまでもついてくる。

こんな強烈なサブウーハーは初めて聞いた。



なるほど、このアンプが日本のオーディオ界で話題にもならなかったことが良くわかる。

こいつの真骨頂を日本の家庭内で聞くのは不可能だね。

あんな出力を放出させるのは、日本の家庭では無理だ。

逆に、イットキの能率の悪いスピーカーを鳴らしてやると良いのかもしれない。

ま、能率の悪いハイエンド系のスピーカーにこんなアンプをあてがうなんて、

普通の先入観を持った人なら絶対に拒否するだろうけどね。



シアターで気分を良くした私はダークサイドへ戻る。

縦置きではやっぱり扱いにくいので、アンプリトンは横並びに置き換えた。



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うひゃひゃ!

バカバカしくって良い感じ!


配線も少し整理して、電源ON。





う~む、

少し音が変になってる。


今日は雨だから、そのせいか?


いや、

湿気が多い時の音とは逆方向に変だ。


明らかに中高域が弱い。




2393ホーン+2490ドライバーは、現代のホーンらしくイコライジングが前提。

なんとかイコライジング無しで完結させたかったが、やっぱり無理なのか?

う~む、

じゃ、

パライコで、一つまみだけしてやろう。。




うんうん、

これで良い。







と、

曲が進んだその時、
















   バーン!



と右手の方で何かが爆発した!




え?


と、その方向を見ると、

右チャンネルの中高域を受け持っているアンプリトンTS-3000からただならぬ煙が立ち上っている!



あ!  来た!



椅子から飛び上がって見に行くと、真空管も赤熱!

プラットホームの下から炎が立ち上がっている!



ありゃ~!




電源を落とし、

カメラカメラ!


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さすがに焦っていて手ぶれしているのはご愛嬌。。



この後、火が収まるのを待ったが、一向に収まらないのでフーフー息をかけて消した。

ありがたいことにそれで消えてくれた。





しばし呆然。。



う~む、

さすがに真空管アンプはすごいな。

おまけにこいつはフランス製だもんな。





さあ、どうする?




アンプリトンを修理に出すのはもちろんとして、

その間の穴埋めをどうする?



それより、

この先もこいつを使って良いものなのか?






どうも考えがまとまらないが、

まあいい。



頑張るしかない!

















今日、K自動車のKさんからC嬢が治ったとの連絡をいただいた。

C嬢が帰ってきたら、慰めてもらおーっと。。

フランス生まれだけど。。
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by johannes30w | 2015-02-23 00:38 | オーディオと音楽
2015年 02月 21日

賭け

システムの変更は賭けに等しい。

私が選んでしまう機器など、きちんと聞いたこともないものがほとんどで、

はたしてそれが実際に使えるかどうかなど誰にもわからない。



自分の直感だけが頼りで、しかし失敗してもだれの責任でもなく、自分一人が頭を抱えればいい。



モノリス(この呼び名もちょっと考えモノのようだ。またの機会に説明しなきゃ)の導入は、

これは私の宿命のようなもので、自分でも避けようがないような気分がする。


モノリスはまだいいよ。

これは突発的な出会いで、ある意味仕方なくやってきたものだ。

こいつとはもはや付き合っていく以外ない。




しかしその出会いの時期が悪い。


現在私はアンプシステム再構築の真っ最中で、

とうとうアンプの総真空管化を進めている真っ最中。

その主役はアンプリトン。




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主役が帰ってきたことは前回書いたが、

これが果たして使えるのかどうかはやってみなければわからない。


日本に入ってきていたのはTS-3000とTS-5000だったようだが、

最終的に私が手配できたのは、TS-3000が二台とTS-5500が二台。

これを中心にアンプシステムを組むつもりだったが、ゲインも含めて不安はいっぱいだ。


先日来TS-3000はミッドロー部とミッドハイ部にあてがって、まずまずの感触は得ていた。

問題はTS-5500で、これでウーハー部を駆動する予定だった。

TS-3000は35W+35Wとの表記があるが、TS-5500ははっきりしない。

TS-5000は57W+57Wのようだから、それに近いだろう。

ドライバーに35Wで、ウーハーに57Wでは明らかにウーハー部の力不足が考えられ、

チャンデバその他でのゲイン調整に苦労が考えられる。

だからではないが、ウーハー部は久々のIDDWを予定した。


VTLやカウンターポイントのSA-4は100Wクラスのアンプで、

こいつたちではゲインに問題が無いことが確認できている。

要は、パラで100Wと、50W+50WのIDDWが同様に使えるかどうかがまずは問題。

音色や駆動力は二の次となる。






アンプリトンTS-5500がとうとう帰ってきて、

しかしぼんやり過ごしていたが、

とうとう始める。



信号ディストリビューターは使わずに、単純にケーブルで二分配してみる。

と言っても、いきなり自作だが、ここは腕の見せ所。

秘密兵器と言っては言い過ぎだが、ウエスタン(?)らしい単線で作る


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グルーガンまで使って、めずらしく本気で。



スピーカーへの配線は、これはずいぶんため込んでる10GAウエスタン。


電源の投入は、何度やってもハラハラする。






ノイズは出ない。

煙も出ない。

焦げ臭いにおいも無い。


よ~し!



先ずはVTLのままのゲインでスタートする。










大丈夫だ!

やった!




全体のバランスを整えて、




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電源投入して今で一時間。



アンプリトンの独特の立体感が出て来た。

うん。


これなら使える。



うれしい!
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by johannes30w | 2015-02-21 01:12 | オーディオと音楽
2015年 02月 15日

主役と、ちょっぴり昔話

主役が帰ってきた。



    。-。-。-。-。-。-。




うちのシステムの大きな変更の一つはもちろんアンプの変遷。

今までの組みあがったアンプシステムには音に関して不満足なものは無かった。

何通りかのアンプシステムを組み上げたが、それぞれに素晴らしかった。


最初はSA640を6台並べて組み上げた。

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4355時代の名残ではあったが、何とも魅力的だったよ。

しかし、こいつは良く燃えた。

30wにあてがった個体は次々燃えた。

何台、何回修理したかわからない。

そのうち修理先のラボにも覚えられてしまって。。。。


こんなことをやっている場合ではないと、

壊れないタフなアンプを選ぼうと、

これも4355時代に試した6290シリーズを導入。

6290は最大8台使っていたが、

そのうち6260や6230も使い分けてアンプシステムを構築した。

6290は流石に強力で、壊れるなんてことは無かったが、

代わりに30wが燃えた。

仕方がないので、燃えないように30wをダブル(ステレオで合計4本)にした。

音はシングルの方が好きだったけれど。

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6290シリーズで組んだアンプシステムは実に安定していて、これでもういいやと考えていた。

しかし、少しづつおっくうになっている自分に気が付いた。

ステレオを聞くのにいれるスイッチの数が嫌になったわけではない。

6290のトランスの唸りとファンノイズがどうしても気になりだしていた。

仏壇とか棺桶とか言われた自作静音ラックも作ったが、

それでも気になっていた。



こんなことが気になって音楽が聴けないなんて本末転倒だと、

6290シリーズで組んだアンプシステムを捨てる決心をした。




次に組んだのがアムクロン。

アンプ遍歴の中でどうしても出てくるのがアムクロンではある。

PSA-2など、使ってみては売り、また買っては売り、いったい何台使ったことか。

ただ、アムクロンも使いたいアンプはほとんどファン付だった。

良い音のアンプは熱なんか気にしてないからファンが付くのが当然なのかもしれないなんて考えた。

しかし、アムクロンの中にも昔から気になっていたファンレスアンプがあり、

それがK1、K2シリーズ。

実際に手に入れてみて、使えそうな感触を得たから、走った走った!

丁度製造中止になったころで、日本の在庫を総ざらえのような感じになっちゃった。

そう、こいつらは、ほとんどが新品で買ったんだ。

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当たり前だが、アンプからのノイズは消えた。

静かさがどれだけありがたいモノか、改めて気が付いた。

しかし、



音としては納得できたものの、

素晴らしい音には違いなかったんだけれど、

これはどうしても私の音ではなかった。


悲しいかな、アムクロンに愛着が湧くことは無かった。

放出に躊躇は無かった。




次に来たのがラブグルッペン。

これだって聞いたことも見たことも無かった。

しかし、風の噂は何となく聞いていた。

アムクロンで文句は無いが気分が浮かない私は、ある場所でこれを見つけて飛びついた。

これだって当然新品しか無かった。


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これはそれぞれが4チャンネルアンプだから、台数はなんと3台で済んだ。

3台なら静かだろうと期待したが、なんのなんの、最近のこの手のアンプのファンは実に強力で、

つまり、実にうるさい!

当時、他のアンプの冷却ファンを交換したりして遊んでいたが、

さすがに新品のこいつらをナントカする気にはなれず、

上から毛布やらなんやらをかけて炬燵にしていた。


音は、

これは実に素晴らしかった。

これこそ何の文句も無く、

私は大満足だった。


しかし、

やはり炬燵は嫌だったんだ。









   :-:-:-:-:-:-:-:-:-:






昔から、真空管アンプに興味が無いはずは無かった。




しかし、


多くのアンプが必要な私のシステムの場合、

もし真空管アンプを使うとなれば、

その立ち並ぶ真空管で、部屋が狂った博士の実験室みたいになっちゃうんじゃないか?

ダークサイドは寒くて暑い。その暑い夏にそんな台数の真空管アンプを使っちゃったら、、、、。

なんて、自分が使わない言い訳ばかりを考えてた。



しかし、

なによりメンテなんだ。



我々のオーディオが問題なく使える大前提は何よりもメンテナンス環境にある。

継続的なメンテナンスが出来ない環境では、オーディオなんて成り立たない。


トランジスタアンプだって同じことだし、メンテをする人に言わせれば、

真空管アンプは汎用部品が多いのでまだ治せるが、トランジスタアンプは専用部品が多いので、

かえって修理が困難なことが多い、云々。。。

まあそれは良い。



問題は、その人なんだ。


真空管アンプのメンテをしてくれる人も多く知っている。

ラボみたいなところも知っている。

お店を構えているところももちろん知っている。



しかしだ。



そのほとんどが、オーディオ好きのシロートが、好きが高じて店をやったり、ラボを開いたりしているところばかり。

それが悪いとは言わないが、

そうなると、その人間の勝負が始まる。



悲しいかな、

私は信用できる「人」をほとんど知らない。

信用して、嫌な思いをした経験だけが山のように積みあがっている。

ギアドライブやカッティングレースを自分でメンテするのはそのせいだ。

こういうメンテできちんと出来る「人」を私は知らない。



もし真空管アンプを買ったところで、

私が買うようなアンプは当然メンテ前提になる。

信頼できる「人」がいない限り、私は真空管アンプには踏み込めなかった。




それが、

とうとういらっしゃった。


直接は存じ上げない。

松下さんとおっしゃる。

BUNJINを介してお願いを受けてくれた。



もう一年以上前になるが、

私はアンプリトンのアンプと出会った。

これが良かったのかどうかはわからない。

松下さんの存在を知っていたから、

私は決心した。



真空管アンプでやり直そう。





アンプリトンを探した探した。


こんな中途半端なアンプはなかなか見つからず、

それでも友人たちの協力もあって、現在6台集まった。



昨年に先ずは集まった3台をBUNJINに持って行き、メンテを頼んだ。

3台で、上手く特性を合わせて2台作ってもらった。


出来上がりは、実に素晴らしいものだった。

アンプが帰ってきて、その梱包を見た時、確信した。

この人なら何もかも信頼できると。


ビスの一本一本にも気が配られている。




もう私は何の心配もしていない。



さらにお願いしていたアンプが帰ってきた


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もはや作品と言っていい。

フランスのおんぼろアンプが、素手で触るのももったいないほどのアンプとなって帰ってきた。




こいつはウーハー部にあてがう。


つまり、

新マンハッタンシステムの中心は、4台のアンプリトンに任せるつもりなんだ。

ゲインも含めて上手くいくかどうかはわからない。






オーディオもつくづく人との出会いが大切。

自分一人で出来ることなどたかが知れている。


私も多くの人に支えられている。


感謝しかない。
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by johannes30w | 2015-02-15 01:11 | オーディオと音楽
2015年 02月 13日

お客様

モノリスを導入し、新マンハッタンシステムが始動しはじめて3週間あまり、

アンプは日替わり状態のこの時期にお客様を迎えた。



いきなり言い訳になっているが、私のシステムなんてこんなものなので仕方がない。



久しぶりのお客様。

最近は、ダークサイドは外部の人の訪問を受け入れていないので、

身内の近しい人以外は来なかった。



お客様となれば気合も入りそうなものだが、

これもいつものようにバタバタしている私であるから、

システムの調整どころか、部屋の掃除をするのに深夜までかかってそれで準備は終了。。




当日は、愚にもつかない話しで終始し、実に楽しかった。




不思議なことに、

お客様と一緒に聞いていると、

何故だか自分のシステムがよく見える。



お客様には申し訳ないが、

レベル調整も落ち着いていないこの状態ではあるが、

どうも我慢ならないことが見えて来た。


音が美しくない。



演奏家が全身全霊を込めて発したその音が美しくない。

これは致命的な欠陥であって、

これの解決なしに先へ進むことなど不可能だ。







お客様が帰られた後、

早速始める。




実際には原因は解っていて、

ツイータ周辺のドタバタをナントカしなくちゃいけない。


カウンターポイントを得た2404Hツイーター自体はほぼ文句は無い。

要はその下との繋がりで、

やっぱり2450ドライバーの最高域部が問題なんだ。


以前のシステムではこの部分は2440が受け持っていて、

音色はともかく、その最高域の再生能力はたかがしれていた。

ツイーターとのいきなりの受け渡しに我慢がならず、

一旦2420ドライバーで受け渡しを行った後に2404Hを繋いでいた。

こうすることで、JAZZシンバルの実体感を失わずにツイータを使うことができたわけだが、

今回のドライバーは2450。

前の通りのことをするならば、2426あたりを中継ぎとして使うのが間違いないだろうが、

せっかくの2450なので、私にとっては禁断のイコライジングを行ってみる。




2450の最高域部をイコライジングで引っ張り上げるわけだが、

さすがに高域への能力は高く、

2440とは比べ物にならないくらい付いてきてくれる。



2404Hとのクロスが7kHzではどうしても少し谷が出来てしまうのだが、

それも全く問題なく解決できる。



ここら辺は2352ホーンの仕様もあるから一般的な話ではないが、

さすがにJBLの名ドライバーだなと改めて感心した。




イコライジングを私が嫌うのは、

やりすぎると、やはり違和感が出てくることにある。


なぜそうなるのかは良く解らないが、やりすぎたイコライジングは、

たとえそれがデジタル領域であっても位相の暴れを伴ってしまうのだと、

ずいぶん前だがSさんに実験も含めて教えてもらった。



イコライジングが必要悪なのは理解できるので、

その悪影響を最小限にすべく、一発で決めるイコライジングを心がける。


幸いにして今回の2450ドライバー最高域部へのイコライジングでは、

気になるような悪影響は感じられなかったので、

2426を追加することは一旦おあずけにして、このまま調整を進めてみよう。





クロス周辺と、レベル調整を追い込み、

なんとか先ほどから美しさが戻ってきたようだ。



うれしい!



これはお客様のおかげだね。





モノリスを迎えた新マンハッタンシステムは、

やっと評価の舞台に出て来た。


しかし、

ずいぶん前から導入予定の本命アンプがもうすぐ帰ってくる。

楽しみだが、

やっかいなことだ。





ああ、

お客様からお小言もうかがった。


システムの全体像が見えないから何がどうなっているのかわからないと。



たしかにそうだな。


一度、マンハッタンシステムの変遷でもまとめておこうかな。。





不細工だから載せたくないけど、今夜のマンハッタンシステム

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どっちみち黒くて良く解らないかな   (^▽^;)
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by johannes30w | 2015-02-13 01:14 | オーディオと音楽
2015年 02月 09日

某所からの

久しぶりに連絡し、お願いした。

あれを送ってもらえませんか?



快諾いただき、すぐさま送って下さった。

ありがとうございます!


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中身は

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そう、2360ホーンのスロート部

これを何に使うかというと、

まあそれは実際にやってからご紹介しよう。



しかし、

気が付くと梱包された箱の上にサインがある。







あ!


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なんたる励ましか!



涙ものだね





やろう!







ウーハー部にあてがったカウンターポイントのSA-20はどうにも居心地が悪い。



とうとう外して、VTLに頑張ってもらうことにする。

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こいつはやってきた時から一度はウーハー部で使ってみたいとは思っていたのだが、

どうも私の勝手なイメージから第一選択とはならなかったんだ。










今までVTLが担ってきた30w部は、仕方がないのでカーバーを持ってくる。

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こいつをミッド以上で使うのは何故だか気がすすまないが、30w部ならその力が発揮できるかもしれない。








そして、セータも外す。

ツイーター部には


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SA-20。



ざっくり合わせてみる。





うん、これはすわりが良い。

これなら煮詰めてもOKだな。



VTLの強さがありがたい。


それにしても、カウンターポイントのツイーターが良いな。



いけるかもしれない。
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by johannes30w | 2015-02-09 01:49 | オーディオと音楽
2015年 02月 07日

♬ 負けないで もう少し ♬

クロスとゲインの設定に明け暮れている。

今までの経験、ノウハウをすべて注ぎ込み、

それでもさらにとっかかりを求めて、進める。

一昔前の完全な聴感での設定に比べて、

今はお助けグッズは数多く、

助かる。




しかしそれらはスタートに戻してくれるのみ。

迷路に迷い込めば、これは本当にありがたいグッズではあるが、

決して基準にはならない。




最近のダークサイドは妙に居心地が良い。

ダークサイドは暑くて寒く、およそしっとりするには似つかわしくない場所ではあるが、

今はこいつたちがいる。


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こいつたちが部屋の空気をほんのり人肌にしてくれる。


もちろんストーブは昔から常に全開ではあるが、

今年のこの寒い冬に、心は少し楽だ。



夏になればどうなるのかは、

それはなってみないと判らないが、

あのアンプたちには、ちょうどエアコンの直撃を与えてあげられそうだから、

そんなには心配していない。




なかなか良い感じじゃないかと、いよいよオーケストラを鳴らし始める。



うんうん、

良いねとにんまりしだした時、



突然右のウーハーが止まった。

同時にバチンと音がした。



なんだ?  と目を向けると、

右のカウンターポイントSA-4から煙が立ち上っていた。







おお!

セーフティー回路は見事に働いた!



などと喜んでいる場合ではない。







煙が立ち上ったということは、何かが燃えたんだ。

コンデンサの破裂か、抵抗が燃えたのか、

天板を外して眺めても、シロートの悲しさゆえ何もわからない。


このアンプは裏側にも配線や部品があり、そうなるとひっくり返して確認しないといけないが、

問題の部分が解ったところで、そうなった原因がわからなければ部品交換の意味も無い。


私に出来るのは、真空管を刺し直し、もう一度電源を入れてみることだけ。

当然のことながら、アンプは起動しない。



来たか。。




旧マンハッタンシステムの最後の時に、

アンプリトンがへそを曲げたが、今度はカウンターポイントか。

こいつは望外にお気に入りになっていただけに悲しい。


再びの沈黙






















とにかく代役が必要だ。

カーバーを持ってこようか、JBL6233を使うか。。



茫然としていたちょうどその時、

I君から連絡が入っていたのを思い出した。

すぐさま手配をお願いし、

SA-4の運び出しと、代打の搬入を行った。



代打は、

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同じカウンターポイントのSA-20


こいつはハイブリッドアンプだが、SA-4でご機嫌だった私には今最も期待できるアンプ。

これの600Wモノラル使いというのを、昔からぜひとも試したいとは思っていたんだ。

今は一台でステレオ使いだけど、良い個体と出会えれば。。。




問題なく動作することを確認し、

ざっくりレベルを合わせた。










あれ?




このSA-20って、

なんだかすごくナイーブじゃないか。

SA-4との入れ替えだから余計にそう感じるのだろうか。




カウンターポイントと言えばだーだちんを思い出すが、

このナイーブなアンプとだーだちんって、どうにも似つかわしくないじゃないか!



と、思ってから一呼吸おいて、

SA-20とだーだちんが、実に相性が良いに違いないと確信できた。

うんうん、そうだよね。





しかし、

SA-4とこんなにキャラが違ってしまうと、

これはもう代打どころではない。

ゲイン調整くらいじゃ追いつかないじゃないか!



かくしてまたゼロからの調整が始まる。


SA-4が帰ってきたらどうするの?

まだきていない本命だって、もうすぐ到着するという連絡が来ている。



今、こうやって合わせ込んでる調整は、完全に無駄になるだろう。




でも、

今、音楽が聴きたい私は、

それでも調整を続けている。





マイスキーのチェロが少しは魅力的に響き始めた。



うん。




負けるもんか

負けるもんか
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by johannes30w | 2015-02-07 02:13 | オーディオと音楽
2015年 02月 06日

クロスは 2

JBL5674システムは、現代の大型シアターで、おそらく標準機として使われているもので、

言ってみれば、現代のvoice of the theatre と言える。

アルテックA4システムの現代版と言っても良い。

ただ5674の使用は大型シアターに限られ、最近よく有る小さなシアターではもっと小さい(と言うのもおかしいが)システムが使われている。






5674は、3ウエイで完結されている。

シアターではサブウーハーを使うのが当たり前じゃないかと言われるかもしれないが、

念のために付け加えると、シアターで使われているサブウーハーは、

メインシステムの帯域を伸ばす為に使われているのではなく、

一時期以降の映画でよく使われる、効果音としての特殊な重低音を再生するために特化して使われており、

我々がオーディオで使う使い方とは全く別物である。

私は当初、このモノリスを使い、新しいマンハッタンシステムは4ウエイで完結できないものかと考えていた。

5674の最高域部は2352ホーンと2450のスナウトレス版である2451が使われている。

2450は、JBLの新世代(それでも既に長い時が経つが)ドライバーで、

これはネオジウムマグネットとチタンダイアフラムを持つ。

ちなみにこれの民生用バージョンが475と呼ばれた。



この2450の登場は、我々を大いに興奮させた。

カタログでのその再生可能周波数レンジは実に20kまで伸びていた!

4インチダイアフラムのドライバーを使いながら、ツイーターが要らないという夢のようなことが現実となったんだ!

現実に、JBLの純正大型シアターシステムの最高域は、この2450(2451)が使われている。



それはアルテックA4システムの高域よりははるかに伸びており、

確かにイコライジングさえきちんと使いこなせば、現場ではハイパワーでワイドレンジの完璧なシステムに違いない。

しかし、これを家庭でオーディオでなんとか手懐けて使うとなると、

いかに2450でもツイーターが欲しくなる。


私自身も過去にマンハッタンシステムのツイーターとしてこの2450を使ったこともあるが、

やはりそこで完結させるのは流石に物足りなく、さらにその上に(スーパー)ツイーターを重ねた。

私が2450ツイーターを止めたのはその性能が物足りなかったのではなく、

その下を受け持っていた2440との音色の統一が難しくて諦めたんだ。



今回は、同じチタンダイアフラムの2490が下を支えることになるから、

違和感は無いだろうと予想していたし、その通りだった。


しかし、

2450(2451)なんだ。








    -・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-







5674システムは、3ウエイ。

クロスは297Hzと2500Hz。

もちろんメーカーは、非常に緻密なイコライジングを指定している。


それはともかく、

ミッドの2392ホーン(2490ドライバー)が、実に大きな帯域を受け持つ。

これがこのシステムの最大の魅力ではある。


しかし、ざっくりセッティングしてみて一番気になるのはやはり2451の帯域。

広大な空間でガンガン鳴らされるシアターでの使い方ならかえって邪魔になるだろうが、

家庭で使うにはやはりツイーターが欲しい。


2352ホーン(2451)の上を受け持つツイーターは、まだまだ選択できないが、

とりあえず旧マンハッタンシステムで使っていた2404H×2で間に合わせてみる。


e0080678_04926.jpg



パワーアンプにはセータを使って、完全に間に合わせだが、これで先ずは普通に聞ける。






新しいツイーターのことを考えながら、

じっくりクロスとレベルを合わせ込んでいく。

最終的にはイコライジングも必要になるかもしれないが、

それは最後のひと匙になるようなところまで追い込まなければダメだ。







最近、さらにデータシートの読み込みを進めている。

しかし、

検索をかける度にODさんのサイトばかりがヒットする。

なんたることか!

邪魔でしかたないが、さすがODさん、それを読めば、よくぞあの時にここまでのことを書いていたのかと、感心してしまう。

しかし、元来むらっけのある人だから、自分の気に入ったことだけ書いて(当たり前だ)終わってる。

なんだか悔しいが、今や私のシンクタンクと化しているODさんのサイトだが、

もう面倒なので電話して質問したりする。

先日も東京へ行ったおりに会っていろいろ教えてもらっていた。

ついでのバカ話の方が多かったが、それでも解った気になっている。

しかし後で思い出しても、何を解ったのかは良く解らない。




データをファイルで送ってくれるというので待っていた。

届いたデータを見て、さらに構想を練る。




しかし、

一緒に詰め込まれていたファイルが面白くて、

オーディオどころじゃないなこりゃ。
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by johannes30w | 2015-02-06 00:14 | オーディオと音楽
2015年 02月 03日

クロスは

新マンハッタンシステムは、モノリスの導入で始まった。

このモノリスと私が勝手に呼称しているのは、JBLの5674システムのホーンセクション。

全体ではこんな感じ


e0080678_0145363.jpg



ウーハー部は2226×4となっているが、私の興味はこのウーハー部ではなくて、

ミッドを受け持つ2392ホーンと2490ドライバー。

そう!

このミッド部こそマンハッタンシステムのアイデンティティーなんだ。

前のマンハッタンシステムではこの部分は2360ホーンと2482×2ドライバーが受け持っていた。




   。-。-。-。-。-。-。-。-。-。-。




マンハッタンシステム構築の最も大きな動機は、このミッドロー部(およそ300Hz~1000Hz)をホーン+コンプレッションドライバーで受け持たせること。





話は10年以上前のことになる。



このミッドロー部をホーン+コンプレッションドライバーで受け持たせたいと考えた時、

選択肢は非常に少なくなる。

使える可能性があるのは2360系ホーンと2392系ホーンしか無い。

しかもこの二種のホーンは使えるドライバーが異なる。

300Hz前後まで楽に使おうとすれば2392系しか無いが、

これはスナウトレスが前提で、ドライバーは2490以外は合わない。

しかも、スナウトレスを選択すれば、それに合わせる上の帯域のホーンも当然スナウトレスを選択せざるを得ず、

ハイは2352ホーン+2451ドライバーと、これも決まってしまう。

言ってみれば、2392を選択した瞬間、システム構成の半分が決まってしまうことになる。




対して2360系は、375に始まる伝統的なドライバーが使えるが、

2360ホーン自体が300Hzまで耐えてくれるかどうか不安が残る。

しかし、2360系は伝統的なスロートを持ち、使えるドライバーは数多く、

その他の帯域で使うホーン等の自由度も高い。




頭の中では2392と2360がグルグル回っていたが、

当時その両方のホーンとも見たことも聞いたことも無く、

したがってシステム構築を進めようにもどうしようもない状況だった。



仕方なく私は決心した。

先に出会ったホーンを選択し、それを中心にシステムを組み上げよう。




最初に見つけたのは2490ドライバーだった。

ヤフオクだった。

とにかくこれを買って、2392ホーンでのシステム構築を始めようと考えた。

しかし、

なんとしたことか、

落札し損ねた。


オークションで負けたのではなく、

オーディオ関係のお客様がうちに来ていて、入札するのを忘れていたんだ。

2490は、スタートの値段で落札されていた。




かなりショックだったが、これはもう縁が無かったんだと自分に言い聞かせた。



そしてその数日後、2360ホーンと出会った。

もう迷いは無かった。

私はすぐさま手に入れた。


2482ドライバーも、見つけるのには苦労したが、それでも何とか探し出して、

私のマンハッタンシステムの構築が始まった。






それ以来、私は2360を使い続けて来た。

不思議なことに、最初に手に入れて以来、私は非常に多くの2360と出会った。

出会うこと自体がうれしくて、どんどん買ったりしていた。

仲間の中にも2360を使う人も増えて来た。


2365も数ペア手に入れ、様々に試してきた。


出会うはずもないと思っていた2366までやってきた。




こんなに使いつくしたオーディオ機器も無い。

つくづく縁を感じる。





十数年2360と付き合って、

マンハッタンシステムの構成も、とうとう安定してきた。

ここ数年は、このスピーカー部はもう弄る余地も無く、自分でもほとんど不満も無くなっていた。



システムのデジタル化も、カッティングレースの導入も、アンプの真空管化も、

実は私には枝葉末節に近く、やはりオーディオは先ずスピーカーありきなんだ。



それぞれが納得のいく方向へ安定して走り出したその時、

モノリスが現れたんだ。




十数年前のあの時が蘇る。




とにかく、何が何でも手に入れた。

しかし、このモノリスをシステムに導入するということは、

2360を捨て、いままで積み上げて来たものを捨て、この十数年を捨てるということと同義。

悩んだ。






ご家老と話をした。

「それがあなたのオーディオなんですよ」と、また諭された。

私はモノリスを導入する決心を固めた。



























うーむ、

話が前へ進まん。。。。
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by johannes30w | 2015-02-03 01:08 | オーディオと音楽