2005年 10月 10日
2005年 10月 08日
一昨日、ごんた大明神がちょろっと来たので、米軍、独軍をちょろちょろっと鳴らした。その時に、独軍が、かなりこなれてきているのに気付き、昨晩から独軍に絞ってチューニングを開始。 何がこなれてきたかって、強烈な頑固さがすこし穏かになってきているように感じたんだよね。それで、とにかくは、独軍に焦点を合わせてチューニングしていこうと。結局、どちらかに決めて合わせこんでいかないと、最終的な結論は出せないし、PASS+SPATIAL軍は、おおむね解ってるしね。 さあ、先ずは独軍指揮の元に、スピーカーシステムのバランス取りから始まる。前述したように、独軍は強烈な中高音のエネルギーを持っている。それが代え難い魅力でもあるんだけど、結局そのエネルギー溢れる中高音と少し暗めで重い低音のバランスが取れるかどうかに、まずは事の成否がかかっている。で、先ずはホーンセクションのバランスをどうとるかをぼんやり考えていたら、思い出した。あ、うちのミッドローはダブルにしたんだった! 早く思い出せよ私、、、。で、この時問題になるのはダブルにしたことによるエネルギーの増加じゃなく(エネルギーは増加したが、そのことによってうちの場合はエネルギー的にはフラットに近づいた)、振動板の位置の変化。こいつがくせものなんだよね~ ありさ、ごさ丸両氏を迎え、2360ホーンのダブルスロートの設計について意見を聞いていた時に問題になっていたのがこの振動板位置の問題。ホーンのスロートとして、音が出る方向に無理が無く設計するのは当然として、無理なく音が出るだけならそれこそいろいろな形態が考えられる。JBLやアルテックのダブルスロートの全長は、シングルのものと同等もしくは長く(?)なっている。しかし、ダブルドライバーを振動板面積の増加と捉えた場合、ホーンの全長は、短く、振動板位置は、ホーンの開口部方向に近づくはず。「ウエスタンでは、まったくそうなっている」との指摘もあり、今回のダブルスロートはシングルに比べて音道は短くすることになった(2360はスロートが長くて大きいからこんなことも可能。他のJBLホーンではちょっと難しいだろうな~)。スロート長を短くすることが決定し、後は、音道がまっすぐ抜けていることを条件に、それが物理的に可能かどうかということになった。いろいろな形態が考えられていたが、この2つの条件(+物理的条件)だけで、ほぼ形態は固定してしまったたようで、ここから、ごさ丸さんは早かったな~(ありがとね~!!!)。 ホーンセクションは、2360を2段に積んでおり、下はミッドロー、上がミッドハイ。両方ともシングルドライバーの時に位置決めをした。試聴位置から等距離とすると、上の2360が少し前に来る。現在、下のミッドローがダブルドライバーとなりスロートが短くなって、ホーンの全長自体が短くなった。上と下の振動板の位置を合わせようとすると、今まで以上に上の2360を引っ張り出す必要がある。そして、、、 夕べ、一人でごそごそやってました。しかしね~、いつも思うけど、でかいは重いは、死角からホーンの角が頭につきささるわで大変だよ~。 でもね、ものすごく改善。振動板の位置を合わせることで、ミッドローとミッドハイのつながりが俄然よくなった。今までダブルにしてミッドローのエネルギーの強さと上のエネルギーのバランスをどう取ろうかな~と漠然と考えていたんだけど、うん、これではっきりバランスが取れることが解った。スムーズに行く時はこんなもんだね~。あ~でもない、こ~でもないとやってる時は正解じゃなく、正解は、「あ、これでいい」とはっきり解るもんだ。 さらに、独軍の中高音のエネルギーの強さも、これで制御可能な感触。低音部の重苦しさも、そこらへんを弄ってやれば、かなりいけるんじゃない? で、うれしくなってレベル合わせに励む。落としどころが見つからないと言っていたけど、今度は落ち着いてきたよ! うんうん、バイオリンも俄然よくなってきた。SPATIALの、あの濡れるような魅惑的なバイオリンにはまだまだ程遠いけど、そこそこ魅力的になってきた。 しかしね~、真面目だね~、独軍は。もうちょっと、とっちらかってもいいんじゃない? とっちらからせる方法を、これは追々考えることにして、まずまずのバランスが出来てきたから、今度は左右で整えていく。と、と、と、と、、、あ~あ、肝心の帯域バランスがメタメタになちまったじぇ。 あ~あ、あ~あ、やりなおし (~_~;) Ureiチャンデバのボリューム、いいかげんなんだよな~。でも、音がいいからやめられにゃい。困ったもんだ。 #
by johannes30w
| 2005-10-08 14:42
| オーディオと音楽
2005年 10月 06日
まだまだやってる。昨日の好感触を確かめたくて、ノイマン+テレフンケンから聞き始める。スピーカーシステムのバランス取りをしながら。夕べは少し興奮して、音の印象を書けなかったから、まずはそこらへんから。第一にこのペアは、非常に硬質。7~80年代の独逸スピーカーのことを思い出す。ただ、この強固とも言える硬質さがなじんでこないかぎり、バイオリンはきついかもしれない。ちょっと聞くだけなら、いい個性と言えるかもしれないけど、大曲など聞くには、このままでは少し疲れそう。鋭くて、キンキンするわけじゃないけど、中高音のエネルギーが強い。このエネルギーに負けないように、ウーハー部のゲインを上げていくと、重苦しさが目立ってくる。バランスが難しい。単体で使った時ほどの腰高じゃないけど、やはりその傾向は残る。変な話だけど、リンの新しいパワーアンプ(クライマックスだったっけ?)の音を思い出した。一聴、ものすごく新鮮に聞こえる。まさに全開!っていう感じ。リンのアンプは、全開だけどエネルギーが来ないように聞こえた(私が聞いた時は、ひどい電源環境だったからそのせいだと思うけど)。超高回転まで回るけど、トルクのないエンジンのような。こっちの独逸エンジンは、トルクもある。このちょっと細身で、でもエネルギーのしっかりした音っていうのは、かなり好みなんだよな~。バランス取りに四苦八苦して、落としどころがみつからないまま疲れてきて、もう一度SPATIAL+PASSを聞いてみる気になった。 夕べは不安定なSPATIALのために、CDP、スチューダーA730の出力は、アンバラのバリアブル(CDP本体にボリュームがついている)からとって、最適なボリュームがあるのか探ったりしていた。ちょっと気になって、今夜は以前のように、アンバラ・フィックスからとってみる。と、かなりいい。バカな話だが、昨夜の音は、スチューダーのアンバラ・バリアブル出力の音だったのかもしれない。それほど印象が違う。ここではっきり宣言。スチューダーのアンバラ・バリアブル出力は、音が悪いよ。今夜はいいよ。ぼんやりしていないし、SPATIAL独特の最低域までスムーズに伸びた音の表現力が帰ってきた。バイオリンも絶妙。 さ~難しくなってきたぞ。このプリ部の比較は一筋縄ではいきそうにない。自分のノイマンも、まだ出来上がってこないし、じっくりやりますか #
by johannes30w
| 2005-10-06 01:14
| オーディオと音楽
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