SPLの8チャンネルボリュームがやってきたことは、先日報告させてもらったね。
ボリュームなんて、すぐに試してみればいい様なものだが、
出来なかったんだ。
こいつは横幅が216mmほど。2台並べてやっと19インチラックサイズ。
つまり、
8チャンネルの入出力端子を並べるだけの躯体の大きさを持っていない。
では接続をどのように行うかと言えば、
2つのDB25コネクタが見えるだろうか?
これに、いわゆるブレイクアウトケーブルを接続する。
本体を取り寄せた時に、一緒に入っているかなと淡い期待を持っていたが、
案の定、ケーブルは別売だった。
本体だけでは接続も出来ない。
そのブレイクアウトケーブルがやっとやってきた。
デジデザインのケーブル。
一つのブレイクアウトケーブルの箱が、本体よりも大きい。。。
中身は
立派なもんだ。
本体に接続すると
九尾の狐どころじゃない。
ケーブルの重みで前が浮き上がりそうだ。
ともあれ聞いてみる。
我がノイマンスケルトンと置き換えてみる
実に地味な印象だ。
でも、肌合いは悪くない。
聞き込むうちに、そのデリケートな感触にどんどん魅了されていく。
リッキー・リー・ジョーンズって、こんなにニュアンス豊かだったっけ?
あれ?
いいんじゃないの?
出来すぎじゃないの?
ちょっと驚いて、ノイマンに戻してみた。
触れれば弾かれそうな強烈な音のエネルギーだ。
圧倒的な楽器のエネルギー。
あっぷあっぷしてしまいそうな、それは強さ。
しかし、SPLで聞こえたニュアンスは、そのエネルギーの陰に隠れて感じにくい。
どちらが良いかなんていう判断はナンセンスだが、
ノイマンと比較しても、性格は違いこそすれ遜色は全く感じられない。
想像以上に、SPLが素晴らしくて、
私はご機嫌だ!
これなら使える!
ブラームス ピアノ協奏曲第二番 第二楽章