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johannes30.exblog.jp
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2005年 11月 11日

ああ、スチューダー

 いろいろやってて、ブログで報告する時間もない。

プリは、単純に、一長一短。自分なりに選んできたもの同志のひかくなんだから、当然といえば当然。まず、マランツ7。心配したのは線の細さだったが、杞憂に終わる。太い音じゃ、もちろんないが、神経質なそぶりは意外と見せなかった。これが球の利点かもしれない。しかし、低域のニュアンスは出にくい。必要にして十分な低音で、文句もないが、嬉しくもない。ここら辺の印象は、このプリに固定してチューニングしていけば、かなり変わるかもしれないけど。次いで、ごんたC22。私はマッキンは基本的に好きじゃなく(遠い過去に、強烈な悪いイメージを持ってしまっている)、正直あまり期待はしていなかった。しかし、これはなかなかのもんだった。低域もニュアンス豊か。なんとなく楽しくなる音楽。しかし、雑味が混じってた。この雑味が絶妙な味付けになってる気もするが、これを暫く聞いていると、マランツの品のよさを思い出してしまう。この2台は真空管ということもあり、セッティングによってかなりの変化を示しそうだけど、今回はここまで。でも、やっぱりライバルなんだね。あ、「ごんたVSかまじい」ってことじゃないよ。続いてJBL・SG620を聞く。以前の印象とまったく変わりはない。線が細い。しかし、ちゃんと下まで出してくれる。このアンプの場合、線の細さは短所にはならず、絶妙なデリケートさとなって感じられる。音としては大好き。でもちょっと奥行きが出にくいか?さらにPASS。相変わらず不思議なアンプ。すっきり見晴らしのいい音場。音の粒立ちも細かく、低域への伸びはすばらしい。音場再現に優れているくせに、よくわからないエネルギーも併せ持ってる。自分としては、下品にならないのが一番嬉しい。で、どれを選ぶのかといえば、どうしてもSPATIALになる。なんの面白みもない結果。

 
ああ、スチューダー_e0080678_222151.jpg


 スチューダーは、本当に気に入っちゃった。
これをホーンセクションに使って暫く追い込み、メタリックさもとれて落ち着いて聞いてみると、なんとすっきりした音なんだろう。もちろんすっきりしすぎてギスギスするわけじゃなく、適度な肉感はちゃんと持ってる。音像も滲まずかっちり出してくる。すばらしくエレガント。いや、シックと言うべきか。しかもおしゃれ。シックでおしゃれというと、これは本当に得がたい音。こんな魅力的な音は経験したことがない。しかし、、、、

他のアンプと合わない。JBLアンプを使っている他の部分と、追い込めば追い込むほどその質感の違いに悩まされる。すべてのアンプをスチューダーにしたい。そうすれば、うちのシステムは一変するだろう。音色が合わないので、スチューダーをウーハー部にブリッジで使ってみる。6290の強烈な駆動力が、あれはバカ力だったとさえ思える。理知的な低音。乱れない。


一方で、JBLアンプの魅力の再確認にもなった。6260のとろけるような高音(下に使うと、もこもこするが)。6290の底なしのエネルギー。6290は、6260よりすっきりした音(意外と高音にも使えるんだよ)。やはりマルチのアンプは揃えなければ話にならん。

スチュ-ダー、どうする?
ああ、スチューダー_e0080678_22401434.jpg


by johannes30w | 2005-11-11 22:42 | オーディオと音楽


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