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2012年 06月 23日

ぼちぼちやっていかねばならないこと

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ひこさんがapiのサミングミキサーを手に入れられたと聞き、

お願いして聞かせていただくことにした。

せっかくお借りするのだから、スチューダー692と、アンペックスAM-10との聞き比べをすることとして、

ひこさん御本人にも来て頂いた。



午前10時くらいから始めようと思っていたのだが、

起きるとすでに11時!

相変わらずルーズで周りに人に迷惑ばかりかけてる。。。



直ぐに連絡し、迎えに行った。


この聞き比べに少しは興味もあるかなと思えたkenplinさんにも連絡し、

先ずは音出しを確認。。




私のシステムでは現在大きく2系統の信号の流れがある。

言わずとも解るだろうが、デジタルとアナログだね。



デジタル関係は、CDPとPCで、その両方ともデジタルのまま伝送し、パワーアンプ直前までデジタル処理。

アナログ関係は、いったんミキサーで集約し、一本のアナログ信号として、AD変換してデジチャンへ導く。



アナログ関係と言ったって、ターンテーブルの無い現在は、オープンリールテープしか無いんだけどね。





で、初めて接続されるapiの音出しの確認は、テープで。





今回の聞き比べは、当初テープで行おうと考えていたので、ひこさんにもテープの音になじんでもらうためにも、

しばらく聞いてもらった。







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最初はテープで聞いていたんだけど、

テープでは同じとこを繰り返し聞くということが、非常に難しく、

急遽CDによる試聴に変更した。

kenplinさんも到着し、合流した。




それまでスチューダーを聞いていたせいか、はたまた電源投入直後だったせいか、

ぱっと繋いだapiは、少々もっさり感じた。

う~ん、これは予想と違う。。

私はapiは、バリっとあか抜けて鳴ってくれるもんだと思い込んでいた。

少し肩透かしをくらった気がした。

しかし、

ふと気が付いてみると、

なんだか上質な雰囲気がする。

もっさり聞こえたのは、それまで聞いていたスチューダーの「癖」に耳がなじんでたからじゃないか?



ここら辺の判断が難しい。

所詮人間は、ついつい比較することで物事を判断してしまうからね。





聞き進んでいくと、解ってくる。

apiは、実はエレガントと言いたくなるような上質さを持っていた。

しかも力感は、全ての帯域で申し分ない。



う~む、魅力的だ。







心配だったのはこいつ


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AMPEXのAM-10

私は使わない機器はたいてい放出するのだが、

その中で、何度も放出しようと決心しながら出来ないものが数点ある。

こいつもその一つ。




菅野録音にも使われた名ミキサーで、だからではないが、私のお気に入りなのだが、

いかんせん古いのには違いない。

トランジスタ黎明期のミキサーなのだから、

今回のように、現代(?)の機器と聞き比べれば、

音はともかく、その古さが目立ってしまうのではないかと心配していた。




つなぎ変えた瞬間、

古さなどというものは、全く感じなかった。

それより強く感じたのは、

ああ、これもアメリカの機器だったんだという当たり前のこと。




スチューダーからapiに繫ぎ変えて、

その音の大きな変化に驚いていたのだが、

さらにアンペックスを聞いてみると、

メーカーの違いはあるにしても、

それらは先ずは、作られた大陸が違うことを強く感じた。


apiとAMPEXが似ているなどと感じたわけではないが、

それらは明らかに同じ大陸で作られたもので、

別の大陸で作られたスチューダーとは根本的に何かが違う。



ひこさんに意見を伺ったが、全く同じ意見だと言ってくれた。

(バカを哀れんで同意してくれたのかもしれないが)






この段階で、

しかしアンペックスは何故だか分が悪かった。

apiを聞いた後では何故だかピリッとしない。

しょぼしょぼ鳴っている。

私が知っているAMPEXの良さが全く感じられない。


音像の一つ一つのあの立体感、陰影の深さ、独特の空気感がほとんど感じられない。


ま、とりあえずは、古臭く感じなかっただけでも良いとしようか。。。





そして、スチューダーに戻る。




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あれほどニュートラルと感じていたスチューダー962だが、

こういう風に完全に同条件で聞いていくと、さすがにその癖(?)が見えてくる。



一般にはそんなふうには思われていないみたいだが、

スチューダーには当然スチューダーの音がある。



それはある意味ヨーロッパ系の機器を代表するような癖と言えるかもしれない。

中高音のあるところで音がうわずる。

(もっと言えば、DGのレコードにもこれが酷いものがある)

私の知っているヨーロッパの機器は、大なり小なりこの癖を持っている。


もちろん比較の上での話しなんだが、

不思議なことに、アメリカの機器にはこれは全く無いんだ。
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by johannes30w | 2012-06-23 22:26 | オーディオと音楽


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