最も若い友人の
4BAちゃんが、家を建て、専用のオーディオルームを作った。
彼はまだ25歳、私のちょうど半分の年齢だ。
私は25歳の時、まだ学生で、オーディオはもちろん、家など夢の中の話だった。
私の周りのほかの仲間も、ほとんどが似たようなものだろう。
しかし、4BAちゃんにしてみれば、そんな比較は迷惑なだけで、何にも面白くないに違いない。
ただ彼が羨ましいのは、自分の倍の年齢のオーディオの友人が居ることで、
これは我々が言うのもおこがましいのだが、何よりの彼の財産だろうな。
もはやあのような練られた音を「出してしまって」、これから大変だ。
しかし、未来はいかようにも広がっている。
彼が50歳、私がもし生きてて75歳になった時、
この日の音を、どう思い出すのだろうか。