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2013年 03月 23日

続き

デジタル臭さなんていうのはいったい何だろう。



それはジッターだと良く言われるが、



そんなに単純なものなのだろうか。











アナログをデジタル変換する時、



それがどんなに高位なフォーマットであっても、



元々のアナログ信号以上のものが出来るわけではないのは当然のこと。



必ず欠落が起こるのは自明の理ではある。





だから、アナログソフトの再生においては、アナログ回路を通していくのが最善である。





と、誰しも考える。



私だって、先ずはそう考える。







しかし、オーディオというものは、そんなに単純な話で終わるほどつまらないものではない。















大まかに、誤解を恐れずに言えば、



ソフトの録音、再生、もしくは信号の伝送、増幅と言うものには常に、いかなる場でも、欠落が生じている。



ストレートワイヤー ウイズ ゲインなんていうのはやはり夢なのであって、



逆に、様々な意味での「補完」が無ければ「ストレートワイヤー」にはならない。



この「補完」を「色づけ」などと称してあくまで嫌い、



まさに見た目だけの「ストレートワイヤー」に拘って、欠落だらけの不自然な音を、



カラーレイションを排除したなどと讃えている人もいるようだが、



それは音楽を聴いたことが無いということと同意になる。







結局、音楽を聴くには、頭でっかちの机上の空論に惑わされない柔軟な姿勢と実践が大切なのであって、



そこに我々オーディオファンの苦しみと喜びがあると言ってもいい。









少し補足すると、



こういう見方は我々のように、オーディオによって音楽を再生しようとしている者からの見方なのであって、



それぞれの機器を製作している人たちは、こんなことを考えているわけはない。



少なくとも、きちんとしたメーカーであれば、彼らが目指すのは、



ソフトに含まれた音楽信号を、十全に再現しようというだけのものであるに違いない。



そもそも、ソフトに含まれている以上のものを再現することなど不可能なのだから。





























と、



話が飛躍しているが、



さて、今回のAD問題。


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やってきたアポジーAD(型番は覚えてない)である。





話を降り出しに戻すと、



アナログ信号をデジタル化「せざるを得ない」時に先ず考えてしまうのは、



出来る限り高位のフォーマットで変換したいということだね。



48kHzより96kHz。



96kHzより192kHzのフォーマットで変換したい。



だって、同じ時間内での信号のサンプル数が、倍、さらに倍になるということだもんね。



サンプル数が増えれば増えるほど、より元のアナログ信号に近づくということは、



誰が考えても判る。



つまり、高位のフォーマットになればなるほど、よりアナログライクな変換が出来る。



はず。









なのだが、











やはりオーディオは面白い!











今回、聞いたアポジーAD、実にアナログな音がする。



言い方が悪いかな?



デジタル臭さを感じない、実に生き生きとした音がするんだ。





今までの、H+S(ひこ&スチューダー)ADがデジタル臭かったわけではないが、



その躍動感、パワー、音楽エネルギーの再生において、アポジーは圧倒的能力を見せる。



どうだろうかと気にしていた粗さやきつさも全く存在しない。

















結局のところ、



我々が十全に聴きたいということにおいて、



フォーマットの問題というのはほとんど関係しないと言い切ってもいい。



もちろん違いは厳然と存在するのに違いはないのだが、



その違いよりも、もっと重要なことがいくらでもあるんだ。







だから、我々が機器を選ぶ時も、そのフォーマットのカタログ数値にプライオリティをおくのではなく、



やはり全体としての音を聞くべきなんだね。









思い出してみれば、フィリップスのLHH2000も、スチューダーも、大したカタログ数値は持っていないもんね。



改めて気付く。









というか、



やっぱり実際に聞かないと判らないんだな。



(なんだか話がずれてしまったが、まあいいことにしよう)
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by johannes30w | 2013-03-23 01:30 | オーディオと音楽


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