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2013年 07月 01日

仲間と共に

私のスカーリー・カッティングレースはMGMスタジオで実際に使われていたものだが、

当然のように大型ゴミ同然でやってきた。

いや、まさに重量級の産業廃棄物状態であった。

それを売り物にするのも凄いが、わけもわからず買うほうもどうかしてる。



でもまあなんとかやってきたわけだが、

部品がそろっている保障など無いし、こっちだってさほど期待もしていない。

揃っていればラッキ~くらいの感覚だ。


それに、その肝心の構造も解らなかったから、

やってきてからも部品が揃っているのかどうかなど定かではなかった。




いろいろ苦労しながら組み上げに成功したわけだが、気が付いてみれば、重要な部品の欠品は無かった。

だから私はあのニューヨークのじいさまを、かなり信用している。







ただ、

メカはともかくエレクトロニクスは当然壊滅状態ではある。

私の場合、単にターンテーブルが回ればそれで良いわけだが、

これを本来のカッティングレースとして復活させるのは、

エレクトロニクスの完全な再構築が必要だね。

メカは恐ろしく完全なものだから、それを頑張る値打ちはあるとは思うが、

もちろん私はやらない。



将来、この怪物を引き継ぎたいという人が出てくるなら、その人が判断すればいい。







私はターンテーブルが回れば良いだけなのだが、

それでも本体に仕組まれている操作パネルはウソでも使ってみたい。

要は、ONとOFFだけでいいのだが、

新たにスイッチを作るのではなく、本来の操作パネルでON/OFFを行いたい。




これとて、私自身ではいかんともしがたいので、

自分のスキルがそこまで上がればやりたいな   くらいに考えていた。



それをひこさんがまるのまま引き受けてくださって、

瞬く間に仕上げてくれた。




それがこれ。


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こいつはリレーユニット。

ここから制御ケーブルがパネルまで伸びる。

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本来の制御パネルが生き返った。

私はカッティングエンジニアと同じボタンを押す。



    -・-・-・-・-・-・-・-・-


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先日、思わず考え込んでしまうような経験をした。




私のシステムのソースは現在4種ある。

レコード、テープ、CD、そしてPC



デジチャンが心臓部であるうちのシステムの場合、

アナログソフトはAD変換が必要なわけではあるが、

その前段階として、とうとうノイマンコンソールがありささんのおかげで完成して、

万全の状態にある。


問題はいつもCDの再生で、

これは大きく二通りの再生方法がある。



1)CDPのアナログアウトから出し、他のアナログソースと同様の扱いをする方法

2)CDPのデジタル出力から出し、SRCで96Kにアップサンプリングしてデジタルのままチャンデバへ入力する方法




様々な実体験を経て、アップサンプリングの弊害がどうしても嫌で、

総合的に判断して現在は1)の再生方法を選択している。






で、

先日、久しぶりにmonさんが遊びに来た。

彼は所謂PCオーディオにも非常に強く、私の周りでは非常に貴重な人材となっている。






私はPCでのソースは、ベルリンフィルのアーカイブ放送を聴くためだけのものであった。

CDのリッピングでの再生も、その手間がどうにも面倒に思えたことと、

我が家でのリッピング再生における音が、スチューダーA730のリアルタイム再生に全く歯が立たなかったため、

もはやPCはベルリンフィルのストリーミング再生以外のことはしなくなった。



その後、PCのサウンドボードにLynxを導入し、96k伝送を実現した。

クロックも当然96kとなったため、それまで試験的にリッピングしたCDの再生は、

いわば早回し状態となり、出来なくなった。

まあ、音もたいしたことが無かったため、どうでもよかったんだ。






で、



monさんがせっかく来たのだから、

もはやうちではCDのリッピング再生が出来ないことを話した。


彼はやにわにPCに向かい、弄り始めた。

さすがの彼も、現状のソフトでの早回し再生(44.1kの信号を、96kで回すのだから早回しになる)を解決することはなかったのだが、

新たにフーバー2000というフリーの再生ソフトをダウンロードし、

どういうわけか、きちんとした再生が出来るように仕上げちゃった!



先ずはきちんと再生できたことに驚いたのだが、

本当に驚くべきはその音だった。



リッピング再生の音は、私も何度も聞いており、

その良さも違和感も十分知っているつもりだが、

いや、今回はなんだか今までとはわけが違うように感じる。



ちょっぴり焦って、スチューダーを聞きなおす。

うんうん、それぞれの良さはある。


しかし、驚くべきはそれからだった。



monさんは、リッピングソフトと再生ソフト(フーバー2000)の設定をどんどん煮詰めていく。

設定を変えるたびにいちいち聞いて確認していくのだが、

そこはさすがにデジタル内での設定変化であって、音の変化もきちんとはっきり出る。

これを煮詰めるのは、カートリッジのセッティングを弄るよりはるかに明快だ。


どんどん煮詰めていって、

さすがに何度かは悪い方向へ傾きかけたが、

それでも最終的には相当な所まで登った!。




改めてスチューダーのリアルタイム再生と聞き比べる。


愕然とする。




もはやリッピング再生におけるお手軽な軽薄な欠落した音ではない。

充実し、伸びやかに歌う。





これはどういうことだ!










私は本気でPCオーディオにも取り組む決意をした。










その晩、いろいろ考えた。


リッピングしたとはいえ、44.1kのCD信号を96kで出しているのだから、

PCの中のどこかでアップサンプリングしているはずだ。

SRCの仕事がなされているはずだ。

しかし、今回の音には、あれほどイヤだったSRCの音が無い。

デジタル接続の良さだけが聞こえていた。

不思議だ。








後日、

本で知った。

単体の機器としてのSRCの動作と、PC内におけるSRCの働きは、

根本的にその動作理論が違うようだ。



なるほど、

だからあの嫌なアップサンプリングの音が無かったんだ。




私なら、

SRCの動作をさせるためにDDコンバーターを買うなら、そこだけでもPCにさせるべきだと確信する。









monさんにオーディオ専用PCについていろいろ質問しながら、

お勧めのパーツを揃え、

いよいよ組み上げていく。


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当然ファンレスを狙うから、

マザーボードにもCPU冷却用ファンが無い仕様を選ぶ

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このCPUヒートシンク、オーディオ好きが見ても、なかなかかっちょ良い!

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ネジにも非磁性体を使う

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メモリーも、既にヒートシンクのあるものを選ぶ。

こいつはシールドの役目も兼ねるはずだ。

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それだけでは物足りないから、

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さらにヒートシンク。

出来る限りノイズの悪影響を防ぐ

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心臓部たるLynxのボード

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リッピングでどれだけ溜め込むか判らないので、HDも用意したが、

その選別にも心を配る。


用意したのは左のHDだが、

回転軸の太さが右とは違う。

配線の太さも違う。


現物は、持ってみてもまるっきり違う。

こんなに違いがあるとは思っていなかった。



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配線を束ねて、

とりあえずは組み込み終了


でも、まだまだ終わらない。。。




頑張ろう!
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by johannes30w | 2013-07-01 01:08 | オーディオと音楽


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