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2013年 08月 29日

面倒なやつ

マーラーを聴こうと思った。

最初に聴くものも、ブルックナーの5番にしようかマーラーの7番にしようか迷ったんだ。



クレンペラーの指揮にしようと考えていたが、

いつものようにそのCDが見つからないので(本当に買ってないんじゃないか?)、

バーンスタインは敢えて避けてシノーポリの演奏で聴こうと思った。



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全集の中からピックアップし、リッピング、変換を行い聴いた。






どうも良くない。

私の聴き方が悪いに違いないが、どうにものめり込めない。

シノーポリの指揮は、謂わば細部にそのもっとも聴くべきデリケートな部分が潜んでいて、

そこを汲み取るように聴けるかどうかでその演奏を好きになれるかどうかが決まる。

この7番の演奏も、確かに美しく流れ、ニュアンスに富んではいるが、

そのデリケートな積み重ねが訴えてくるはずの何かが全く感じられない。


音楽は、泣き喚くものだけが訴えてくるのではなく、

静かな、いや、沈黙がもたらす強い訴えもある。


それが伝わってこない。






非常に欲求不満が残った。






このままでは終われない。





もっと積極的にエモーショナルな音楽を聴こう!






ショスタコーヴィッチの5番

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いろんな意見はあるだろうが、

この曲に関してはこの演奏が圧倒的だと思っている。


1979年の来日公演のライブ。




この演奏も長年聴きこんできたもの。




再びリッピングし、変換し、そして聴く。








だめだ!


どうなってるんだ?

PCオーディオが良くないのか?

たしかにCDのリアルタイム再生に比べれば、

より緻密になる分、粗さが取れて、聞きやすくなるような印象はある。

しかし、

あんまりといえばあんまりだ。






ショスタコーヴィッチは途中で聴けなくなった。






悲しくなった。










ショスタコーヴィッチのCDを棚に戻しに行って、

思い出した。


このCDは買い足した分じゃなかったっけ?





このバーンスタインの演奏を最初に買ったのはもちろんレコード。

派手にデジタル録音と帯に書いてあった。

デジタル云々じゃなく、SONYが相当気合を入れて行った録音らしく、

その出来栄えは、大したもんだと思う。

全体のマイクアレンジなど私には解らないが、もちろんマルチ録音らしく、うまくピックアップもされている。

「自然な音場」を求める向きには気に入らないかもしれないが、

その演奏をよく伝える良い録音だと思う。


その後、CDというものが登場し、

この演奏もCD化された。

ほ~、この演奏がCD化されたんなら買っておかなくちゃと手に入れたのは実はこれだった。

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そう。

聴きこんでたのはこちらのCD。

最初にリッピングしたのは、ずーっと後に買ったSACDのハイブリッド盤だった。

ジャケットが、レコードのものを復活させていたので思わず買っちゃったんだった。







古い最初のCDをリッピングしなおした。

変換を待った。

待った。







すると、

音楽のエモーショナルが帰ってきた。

心を揺さぶる音楽





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しかし、

こんなに違ってしまっては困るではないか。

アナログ時代の録音なら、その「リマスター」とかで全然違ってくるのは解るよ。

でも、元々がデジタル録音だぜ?

どうなってるんだ?







どうなってるか、さっぱりわからないが、

ともかく、

音楽が聴けて、安心した。
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by johannes30w | 2013-08-29 23:18 | オーディオと音楽


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