2014年 04月 16日
hasegawaさんとのお話は実に楽しかった。 クラシックファンというのは何故だかとても孤独で、 いつも友達を探している気がする。 私にしても音楽の話ができたのは高校のイットキだけで、 後はほぼ皆無だった。 クラシックを聴く人は意外に多いようだが、 ヘビーに聴く人となると途端に少なくなり、 さらにそういう人は、大概偏屈な「好み」を持ってしまい、 その自分の「好み」から外れる人間に対しては、悪意さえ抱くようなケースが多い。 相手の人格さえ否定するようなケースだってある。 面倒なことだ。 私がクラシックにのめり込んだのは、まだまだ楽界の華やかかりし頃。 カラヤンが厳然と君臨していた。 プロ野球と同じで、巨人が強ければ、アンチ巨人も元気になって、 球界も盛り上がる。 うーむ、話がそれる。。 とにかく、 hasegawaさんとの話は実に楽しかった。 彼はヘビーリスナーであるにもかかわらず、ニュートラルで真っ直ぐな方で、 私はほんとに嬉しかった。 3時間ほどの訪問だったが、あっという間に時間が過ぎた。 お客様をお見送りして、 私は自分の席へ戻った。 おもむろにCDを鳴らしてみて愕然となった。 実にもごもごしてる。 下はボーボー言ってるし、上はキャーキャーしてる。 「下はボーボー、上はキャーキャー」なんて、昔話のかちかち山なんかにそんなフレーズがあったっけ~? なんて、遠くを見ている場合ではない。 ちょっと恥ずかしかったが、いやいやオーディオを聞いてもらうなんていうのはこんなもんだと自分をなだめつつ、 もう少し聞いてみる。 レベル調整を進めてみるが、どうも落としどころが無い。 う~む、アンプの選択を誤ったか? またいずれ紹介しようと思うが、 今回の新たなアンプ群の主力は、とうとう真空管アンプなんだ。 ただ、30wを受け持つ最低域と、ツイーター、スーパーツイーター(と言っても、2420と2404なんだけど)にはトランジスタアンプを当てがっている。 今まではっきりと紹介しなかったのは訳があって、それもおいおい説明しよう。 これらの真空管アンプは、単独で、もちろんしっかりチェックして納得している。 チェックには4Fのシアターで活躍中の4520システムを使った。 真空管アンプだから、私が今まで使ってきたような駆動力のバケモノのような鳴り方はしない。 だから少々低域がぼけるのは仕方ないとも言える。 しかし、 これではさすがに酷すぎるじゃないか。 ぼけてにじんで我慢がならん。 レベル調整でも追いつかない。 やっぱりウーハー部も6233をあてがうべきか。。 なんて考えながらいろいろ聞いていた。 中島みゆきを聞いてみよう。 う~む、これはなかなか良い。 これならアンプの一新も意味がある。 「あたいの夏休み」 私はこれがかなり好きで、良く聞く。 鳴りだして、 酷い違和感を覚える。 なんだ? ベースが遅れるぞ? 気持ち悪いぞ? バスドラも遅れるぞ? なんじゃこりゃ? どうも30wが遅れる。 もしかしたらアンプのレイテンシの違いがもろに出てるのか? デジチャンdbx4800を弄る。 こいつは各チャンネルのディレイを調整できる。 何かの計測器など持ち合わせていないので、 設定は完全に耳で行ったのだが、 その設定は思いのほか簡単で、すぐにポイントが見つかった。 ツイーター、スーパーツイーターの部分も少しばかり調整。 すると、 実に気持ちよく鳴りだした。 時間軸が合うとはこういうことなのか! 気持ちいいが、レベル調整はもう一度必要だね。 時間軸が合っていない時の最適なレベルと時間軸が合った時の最適値は全く違う。 面白いのは、 音楽の鳴り方がはっきり違って聞こえること。 30wが遅れていた時にはのんびり聞こえていた演奏も、 時間軸が合ってくると、実にはつらつと聞こえてくる。 今までも、義務的な調整は加えていたが、 ここまで明確に感じられたのは初めてだな。 面白い。 私はもう一つの調整アイテムを手に入れた。 ユニットの位置やそのマスだけではなく、アンプのレイテンシも含めた調整が必要だ。 問題は複雑に絡まるから、計算や測定は参考にしかならないだろう。 でも大丈夫。 ディレイの調整は、実に耳に解りやすい。 レベル調整とディレイの調整で、私のシステムはさらに追い込める。 ワクワク!!!
by johannes30w
| 2014-04-16 01:11
| オーディオと音楽
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