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ダークサイドへようこそ

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2015年 02月 13日

お客様

モノリスを導入し、新マンハッタンシステムが始動しはじめて3週間あまり、

アンプは日替わり状態のこの時期にお客様を迎えた。



いきなり言い訳になっているが、私のシステムなんてこんなものなので仕方がない。



久しぶりのお客様。

最近は、ダークサイドは外部の人の訪問を受け入れていないので、

身内の近しい人以外は来なかった。



お客様となれば気合も入りそうなものだが、

これもいつものようにバタバタしている私であるから、

システムの調整どころか、部屋の掃除をするのに深夜までかかってそれで準備は終了。。




当日は、愚にもつかない話しで終始し、実に楽しかった。




不思議なことに、

お客様と一緒に聞いていると、

何故だか自分のシステムがよく見える。



お客様には申し訳ないが、

レベル調整も落ち着いていないこの状態ではあるが、

どうも我慢ならないことが見えて来た。


音が美しくない。



演奏家が全身全霊を込めて発したその音が美しくない。

これは致命的な欠陥であって、

これの解決なしに先へ進むことなど不可能だ。







お客様が帰られた後、

早速始める。




実際には原因は解っていて、

ツイータ周辺のドタバタをナントカしなくちゃいけない。


カウンターポイントを得た2404Hツイーター自体はほぼ文句は無い。

要はその下との繋がりで、

やっぱり2450ドライバーの最高域部が問題なんだ。


以前のシステムではこの部分は2440が受け持っていて、

音色はともかく、その最高域の再生能力はたかがしれていた。

ツイーターとのいきなりの受け渡しに我慢がならず、

一旦2420ドライバーで受け渡しを行った後に2404Hを繋いでいた。

こうすることで、JAZZシンバルの実体感を失わずにツイータを使うことができたわけだが、

今回のドライバーは2450。

前の通りのことをするならば、2426あたりを中継ぎとして使うのが間違いないだろうが、

せっかくの2450なので、私にとっては禁断のイコライジングを行ってみる。




2450の最高域部をイコライジングで引っ張り上げるわけだが、

さすがに高域への能力は高く、

2440とは比べ物にならないくらい付いてきてくれる。



2404Hとのクロスが7kHzではどうしても少し谷が出来てしまうのだが、

それも全く問題なく解決できる。



ここら辺は2352ホーンの仕様もあるから一般的な話ではないが、

さすがにJBLの名ドライバーだなと改めて感心した。




イコライジングを私が嫌うのは、

やりすぎると、やはり違和感が出てくることにある。


なぜそうなるのかは良く解らないが、やりすぎたイコライジングは、

たとえそれがデジタル領域であっても位相の暴れを伴ってしまうのだと、

ずいぶん前だがSさんに実験も含めて教えてもらった。



イコライジングが必要悪なのは理解できるので、

その悪影響を最小限にすべく、一発で決めるイコライジングを心がける。


幸いにして今回の2450ドライバー最高域部へのイコライジングでは、

気になるような悪影響は感じられなかったので、

2426を追加することは一旦おあずけにして、このまま調整を進めてみよう。





クロス周辺と、レベル調整を追い込み、

なんとか先ほどから美しさが戻ってきたようだ。



うれしい!



これはお客様のおかげだね。





モノリスを迎えた新マンハッタンシステムは、

やっと評価の舞台に出て来た。


しかし、

ずいぶん前から導入予定の本命アンプがもうすぐ帰ってくる。

楽しみだが、

やっかいなことだ。





ああ、

お客様からお小言もうかがった。


システムの全体像が見えないから何がどうなっているのかわからないと。



たしかにそうだな。


一度、マンハッタンシステムの変遷でもまとめておこうかな。。





不細工だから載せたくないけど、今夜のマンハッタンシステム

お客様_e0080678_1135840.jpg


どっちみち黒くて良く解らないかな   (^▽^;)

by johannes30w | 2015-02-13 01:14 | オーディオと音楽


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