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2015年 02月 15日

主役と、ちょっぴり昔話

主役が帰ってきた。



    。-。-。-。-。-。-。




うちのシステムの大きな変更の一つはもちろんアンプの変遷。

今までの組みあがったアンプシステムには音に関して不満足なものは無かった。

何通りかのアンプシステムを組み上げたが、それぞれに素晴らしかった。


最初はSA640を6台並べて組み上げた。

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4355時代の名残ではあったが、何とも魅力的だったよ。

しかし、こいつは良く燃えた。

30wにあてがった個体は次々燃えた。

何台、何回修理したかわからない。

そのうち修理先のラボにも覚えられてしまって。。。。


こんなことをやっている場合ではないと、

壊れないタフなアンプを選ぼうと、

これも4355時代に試した6290シリーズを導入。

6290は最大8台使っていたが、

そのうち6260や6230も使い分けてアンプシステムを構築した。

6290は流石に強力で、壊れるなんてことは無かったが、

代わりに30wが燃えた。

仕方がないので、燃えないように30wをダブル(ステレオで合計4本)にした。

音はシングルの方が好きだったけれど。

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6290シリーズで組んだアンプシステムは実に安定していて、これでもういいやと考えていた。

しかし、少しづつおっくうになっている自分に気が付いた。

ステレオを聞くのにいれるスイッチの数が嫌になったわけではない。

6290のトランスの唸りとファンノイズがどうしても気になりだしていた。

仏壇とか棺桶とか言われた自作静音ラックも作ったが、

それでも気になっていた。



こんなことが気になって音楽が聴けないなんて本末転倒だと、

6290シリーズで組んだアンプシステムを捨てる決心をした。




次に組んだのがアムクロン。

アンプ遍歴の中でどうしても出てくるのがアムクロンではある。

PSA-2など、使ってみては売り、また買っては売り、いったい何台使ったことか。

ただ、アムクロンも使いたいアンプはほとんどファン付だった。

良い音のアンプは熱なんか気にしてないからファンが付くのが当然なのかもしれないなんて考えた。

しかし、アムクロンの中にも昔から気になっていたファンレスアンプがあり、

それがK1、K2シリーズ。

実際に手に入れてみて、使えそうな感触を得たから、走った走った!

丁度製造中止になったころで、日本の在庫を総ざらえのような感じになっちゃった。

そう、こいつらは、ほとんどが新品で買ったんだ。

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当たり前だが、アンプからのノイズは消えた。

静かさがどれだけありがたいモノか、改めて気が付いた。

しかし、



音としては納得できたものの、

素晴らしい音には違いなかったんだけれど、

これはどうしても私の音ではなかった。


悲しいかな、アムクロンに愛着が湧くことは無かった。

放出に躊躇は無かった。




次に来たのがラブグルッペン。

これだって聞いたことも見たことも無かった。

しかし、風の噂は何となく聞いていた。

アムクロンで文句は無いが気分が浮かない私は、ある場所でこれを見つけて飛びついた。

これだって当然新品しか無かった。


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これはそれぞれが4チャンネルアンプだから、台数はなんと3台で済んだ。

3台なら静かだろうと期待したが、なんのなんの、最近のこの手のアンプのファンは実に強力で、

つまり、実にうるさい!

当時、他のアンプの冷却ファンを交換したりして遊んでいたが、

さすがに新品のこいつらをナントカする気にはなれず、

上から毛布やらなんやらをかけて炬燵にしていた。


音は、

これは実に素晴らしかった。

これこそ何の文句も無く、

私は大満足だった。


しかし、

やはり炬燵は嫌だったんだ。









   :-:-:-:-:-:-:-:-:-:






昔から、真空管アンプに興味が無いはずは無かった。




しかし、


多くのアンプが必要な私のシステムの場合、

もし真空管アンプを使うとなれば、

その立ち並ぶ真空管で、部屋が狂った博士の実験室みたいになっちゃうんじゃないか?

ダークサイドは寒くて暑い。その暑い夏にそんな台数の真空管アンプを使っちゃったら、、、、。

なんて、自分が使わない言い訳ばかりを考えてた。



しかし、

なによりメンテなんだ。



我々のオーディオが問題なく使える大前提は何よりもメンテナンス環境にある。

継続的なメンテナンスが出来ない環境では、オーディオなんて成り立たない。


トランジスタアンプだって同じことだし、メンテをする人に言わせれば、

真空管アンプは汎用部品が多いのでまだ治せるが、トランジスタアンプは専用部品が多いので、

かえって修理が困難なことが多い、云々。。。

まあそれは良い。



問題は、その人なんだ。


真空管アンプのメンテをしてくれる人も多く知っている。

ラボみたいなところも知っている。

お店を構えているところももちろん知っている。



しかしだ。



そのほとんどが、オーディオ好きのシロートが、好きが高じて店をやったり、ラボを開いたりしているところばかり。

それが悪いとは言わないが、

そうなると、その人間の勝負が始まる。



悲しいかな、

私は信用できる「人」をほとんど知らない。

信用して、嫌な思いをした経験だけが山のように積みあがっている。

ギアドライブやカッティングレースを自分でメンテするのはそのせいだ。

こういうメンテできちんと出来る「人」を私は知らない。



もし真空管アンプを買ったところで、

私が買うようなアンプは当然メンテ前提になる。

信頼できる「人」がいない限り、私は真空管アンプには踏み込めなかった。




それが、

とうとういらっしゃった。


直接は存じ上げない。

松下さんとおっしゃる。

BUNJINを介してお願いを受けてくれた。



もう一年以上前になるが、

私はアンプリトンのアンプと出会った。

これが良かったのかどうかはわからない。

松下さんの存在を知っていたから、

私は決心した。



真空管アンプでやり直そう。





アンプリトンを探した探した。


こんな中途半端なアンプはなかなか見つからず、

それでも友人たちの協力もあって、現在6台集まった。



昨年に先ずは集まった3台をBUNJINに持って行き、メンテを頼んだ。

3台で、上手く特性を合わせて2台作ってもらった。


出来上がりは、実に素晴らしいものだった。

アンプが帰ってきて、その梱包を見た時、確信した。

この人なら何もかも信頼できると。


ビスの一本一本にも気が配られている。




もう私は何の心配もしていない。



さらにお願いしていたアンプが帰ってきた


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もはや作品と言っていい。

フランスのおんぼろアンプが、素手で触るのももったいないほどのアンプとなって帰ってきた。




こいつはウーハー部にあてがう。


つまり、

新マンハッタンシステムの中心は、4台のアンプリトンに任せるつもりなんだ。

ゲインも含めて上手くいくかどうかはわからない。






オーディオもつくづく人との出会いが大切。

自分一人で出来ることなどたかが知れている。


私も多くの人に支えられている。


感謝しかない。
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by johannes30w | 2015-02-15 01:11 | オーディオと音楽


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