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2006年 10月 28日

再び ショパン

再び ショパン_e0080678_1332825.jpg


最近このショパンのピアノ協奏曲をよく聞いている。
こういう曲も、昔は見向きもしなかったんだけど、今はこだわり無く聞ける。

感傷に陥るぎりぎりのところにある音楽だとは思う。

「感傷」というレッテルをべたべた貼られたチャイコフスキーと違って、ショパンはそんなに酷い言われ方はしていないね。

私としては、別に「感傷」にどっぷりはまった音楽でも、それはそれでいいとは思うんだが、、。



ショパンは「感傷」じゃないと強く言う人もいる。
ショパンは「男性」じゃないと弾けないという人もいる。


それぞれに言いたいことはわかる。

でも今は、そういうことも含めて、できるだけ先入観を取り払って、そこにある音楽だけを聴いてみたいと強く思う。



毎日のようにこのCDを聴いている。

聴くたびに、どんどんいろんなものが見えてくる。

ますます好きになっている。



だが、

こんな聴き方でいいのかという思いも頭をよぎる。

レコードやCDの最大の能力は、音楽を繰り返し聴けるということだとは思う。
しかし、音楽というものは、時間とともに消え失せてしまうもので、何度も聴くということは、本来ありえないもの。

天才と言われる作曲家が、膨大な時間を費やして作り上げた作品を、演奏家が作品を研究し、その才能とテクニックを振り絞って奏された演奏を、我々凡人がたった一回聴くだけでその全てを理解できるとは、私はもちろん思っていない。
何度聴いても味わい深いCDというのはそういうものだとは思う。


しかし、やはりしっくりこないものは残る。



逆に、

モーツァルトやベートーヴェンの時代、いや、R.シュトラウスやマーラーの時代であっても、作曲家はその作品が、一期一会、音が放たれて、すぐさま消えてゆき、そのせつなの中での存在として作品を作っていたはず。

あの複雑なマーラーの7番を、一度聞いて理解できるなんていうことが在り得るんだろうか。

それほど、当時の聴衆はハイレベルだったのか。




では私はどうするのか。

いつも「今しかない」と、神経を集中させて聴いていたい。



現実は、とんでもないが、少なくともその気持ちは忘れてはいけないと思う。




しかし、、、、、

A・リサーチのピアノはいい。

厳しく、品位は崩れない。


本当の勝負は6260が修理から帰ってきてからにはなるのだが、

はやくもう一台を箱から出さなきゃ。



あ、真空管パワーアンプ聞き比べ大会やろうか。

みんなの集めりゃ
 A・リサーチ2台
 マッキン275(復刻限定版と復刻版)(モノブリッジも試せる)
 アルテック1568(?)
が聞けるな~

  スピーカーはディットンでいい?

by johannes30w | 2006-10-28 13:32 | オーディオと音楽


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