2007年 05月 15日
これを見て、何か解る人は、、、 別に説明しなくても良いんだろうけど、、 私のシステムには、プリとチャンデバの間にディストリビューター(ラインアンプ)が入っている。 なんでそんなものが必要か、面倒だから説明しない。このブログか、以前のヤフーのブログの何処かに書いてある。 このノイマン475-Bを使ったディストリビューターには電源が必要。 以前、hide。さんが電源を作ってくれた。 ありがとうございました m(__)m その後、うちに名古屋軍が攻め込み、2つの電源を投下していった。 一つはスチューダーの恐らくでかいミキサー用と思える電源。(上) もう一つは1950年代(?)のものと思われるアメリカ軍の軍用電源。(下) (もちろんどちらも現在の使用に問題ないよう、A氏の手によって綿密に、丁重に、リファインされている) 当日、この2つをパッと聞き比べた時、明らかにスチューダー電源が好ましかった。 (プリプリ効果である)生々しさの向上はもちろん、独特の音場感、弦の艶、トランペットの叫び、いずれも素晴らしいと感じた。事前評価がいまいち芳しくなかっただけに、かなり驚いた。 軍用電源(軍用君)は、、、、 この日、ノイズが乗っていた。ありゃ?悲しいな、、、と、この時点で私の耳は悲しいかな拒否反応を示していたのかもしれない。 ノイズと共に聞いた軍用君の音は、まず地味。ついで力感。 しかし、スチューダー電源に驚いてしまった耳には正直に言ってピンとこなかった。 持ち前のものぐさで、そのまま(スチューダー電源のまま)数ヶ月が過ぎていった。 他の部分のシステムも落ち着いてきて、さあ、最終(?)組み上げをやる時期が来た。 最終的には手元にCDP、レコードプレーヤー、プリ(部) スピーカーシステムの間に立ってるアンプラックの中に、ディストリビューター(ラインアンプ)、チャンデバ、パワーアンプをセッティングする予定。 手元に置いている間はいいが、アンプタワーに組み込んでしまえば、うちの場合弄っていくことは非常に困難になる。したがって、アンプタワーに組み込む前に細かい(?)仕様は決定しなければいけない。 ということで、先日からディストリビューター(ラインアンプ)の詳細決定を図っていたわけだ。 オペアンプを決定し、いよいよ電源を決定しようと比較試聴を改めて始めた。 聞きなれたスチューダー電源だったが、これを再び軍用君に変更してみる。 ちゃんと24Vが安定確保できていることを確認し、繋ぎ換えてみる。 以前、ノイズが出た軍用君であったので、つなぎかえる前にA氏に連絡してみた。 すると、ノイズ対策はすでに確立されている由(すごいな)。ノイズが出るようだったら改良できる。この言葉に後押しされ、躊躇無く繋ぎ変えることができた。 が、 今回はノイズが出ない。 ?? どうなってるんだ? まあ、出ないことはありがたいわけで、、、 でも、以前との変更点と言えばオペアンプだけであるから、オペアンプの種類によってノイズに強い弱いがあるとしか思えない。 真偽のほどはともかく、私なんざぁノイズがなければそれでOKなわけで、勇んで聞いてみる。 繋いで聞いて驚いた。その低域での力に。特に30w領域の圧倒的なパワー。いや、力だけではない。はっきりとレンジが伸びた印象。やはり、特に最低域に向けて。原理的にそんなことはあるはずもないのだが、いや、エネルギー分布の変化のせいか聴感上たしかにそう感じる。 最低域から中低音に至る圧倒的パワー。しかもそれがダブつかない。確実なエネルギーを持って私を圧倒する。 息苦しくなるほどのエネルギー。いきなり深海に放り込まれたように、低音のエネルギーが全身を圧迫する。30w領域を出しすぎると三半規管を直接ゆすぶられるような感覚に陥るのだが、今回のはそれに全身への圧力が加わっている。 ごんたどんじゃないが、その圧力で食べたものが口から飛び出しそうだ。 暫くその状態で聞いていた。 しかし、こいつは身体に悪い。いくら爆音に慣れている私でも堪えてきた、、、。 中高音は相変わらず地味だ。キャンキャン叫ばない。 弦など、なんともしっとりといい感じ。 しかし、艶が無いなぁ~。 と、 ここまで聞いて思い出した。 この高域での感覚は、6260に似ている!! 亡霊のように現れる6260のイメージ・・・・・。 一息つきたくなって、スチューダー電源に戻してみる。 ああっ、、、、と思った。 スチューダーの音がする。 当たり前だが・・・・。今までは意識していなかった。 私はスチューダーの製品では共通の音を感じている。 不思議なことにCDPのA730だけはスチューダーの音はあまり感じていないのだが・・・・ (あれはフィリップスの音なのか?) パワーアンプのA68も、ありささんのスチューダーミキサーも共通の音。 全体にかっちりしていて高域に華がある。悪く言えば、高域がメタリック。この高域をうまく使えば実に艶っぽい魅惑的な音となる。 このスチューダー電源もまったく共通の音がした。 びっくりした。電源でも共通の音がするのか?(良く考えればあたりまえだね) やっぱり電源っていうのは、その機器の性格の主幹をなすものなんだね。 しかし、 だ。 スチューダーの音がすると感じてしまったということは、これは色を感じてしまったということ。 色づけが無いことがいいことだとは思わないし、どのみちどんなものを使ったところで色づけからは逃れられないものなんだけど、明らかに、この「色づけ」という点においても軍用君の方が好ましく感じてしまった。 -・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・ あー、、、、、終わらなくなってきたな~ 読みづらいことこの上ないブログだねぇ~ -・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・ 「音色」という点で、スチューダーが落ちたのは意外だった。上述のとおり、どんな機器でも固有の音色を持っており、自分の好みに近い方を、もしくは自分の考えに寄り添うものの方を「色づけ」が少ないと感じるものだ。周りからはとてもそうは見えないだろうが、私のシステム構成だって、私にとって「色づけ」の減る方向へ進んできた。しかし、もっと言えば、もはや「色づけ」などどうでもよく、逆に色が付いても別に関係なく、自分にとって自然に感じる方向へ走ってきた。 ふと気が付けば、自分のシステムにはレコードプレーヤーを除いて民生機と言えるものが無くなっている。一般にプロ機などと呼ばれているものばかりだ。この状態は、プロ機が優れていると考えたからそうなったのではない。一つ一つ選んでいったら勝手にそうなった。 私は「色づけ」の無い音を望んでいるのではない。そんなものは幻想で、機器を使う限り「色づけ」は出る。 もっと言えば、CDやレコードに入っているものを足したり引いたりせずありのままに再生したいなんていうことも考えていない。もしそんなことが可能であったとしても、CDやレコードに入っているものは、すでに弄繰り回され、製作者の意図がたっぷりたっぷり入っているもの。スタジオで弄繰り回すためにモニターしているわけではない我々が、ありのままの再生を目指して何になるのか。 私が望むのは、自分の部屋で音楽を聴いて、その音楽に浸れること。 比較試聴をやっている時はともかく、普段はけっして「ああ、このアンプは綺麗な音だ」とか、「このケーブルは色っぽい」なんて感想が、頭に浮かんで欲しくない。 「このヴァイオリニストは何て美しい響きを奏でるんだろう」・・・と感じたい。 となればだ。 何かを意識させる機器は使いたくない。 それが「美音」であっても、その美音がその機器を意識させるものであるなら使いたくない。 変な音であっても、何も意識させないほうがありがたい。 私だって名機と言われる機器を使った経験もある。ほれぼれするような美音を聞かせてくれた機器もあった。が、捨ててしまった。引き取りに来てくれた次の所有者に、なぜこれを売ってしまうのか尋ねられ、「美しい音がするから」と答えたら、何を考えているのかさっぱり解らんと呆れられた。 そりゃまぁそうだわな、、。 -。-。-。-。-。-。-。-。-。-。-。-。-。-。-。-。- そんな観点も含めて機種を決めていくと、私の場合はほとんどプロ機を選ぶこととなった。 最新ハイエンド機に比べて安いのもありがたいしね (^_-) あえて言えば、そんなスチューダーであったわけなのだが、そのスチューダーの電源が、軍用電源の前では姑息に音作りをしているように聞こえる。 かなりショッキング。 確かに軍用電源、まさかオーディオに使われるなどと考えて作られているわけじゃないだろう。 しかしその構成部品はヴィンテージウエスタンと同じもしくは同等品が使われている。 私はヴィンテージウエスタンなど聞いたことも無く、そのすばらしさもその神話も知らないが、確かに凄いんだなと思わせるふしがこの軍用電源からも聞かれる。 それは、圧倒的なクオリティーの高さ。 スチューダー電源と比べても、その質の高さは圧倒的で、相手にならない。 そりゃまぁそうだわな。こいつは軍用。コストなんぞほとんど度外視した状態で作られている。 私が最も驚いたのはこの点で、これを感じてしまえば音色がどうのこうの言うことさえバカバカしくなってくる。 「素」の音を目標としたプロ機より遥かに「素」である軍用機、、、ということか。 しかしねぇ~。 この「素」かげんはもちっと何とかならないもんかねぇ。 いくら私だって、もう少しは愛想も欲しくなったりする。 無いものねだりなんだけどねぇ~ 軍用電源の圧倒的な低域の力はすばらしい。 力があるのだが滲まない。ぼやつかない。 私の聴く音楽などは、まずは低域のボリュームが必要で、これが無いと何もかもが始まらない。 というバランスにしているわけだが、そのまんまJAZZなど聞くと、だーださんが言うように鬱陶しくてしかたないということも出てくる。全てがうまく鳴ることはどこかであきらめているわけだが、それでも自分なりの回答を模索している。 この軍用電源を使うことで、低域に圧倒的な充実感が得られるようになった。 充実感が得られたことで、絶対的なボリュームを絞ることが可能になる。 バランスの取り直し。低域のボリュームを絞る方向で、、、 うまく行きそうで、思わずお気に入りの2枚を聴いた。 トーキングヘッヅとクリムゾン これ、好きなんだよなぁ~。 2枚を取り持つのはエイドリアン=ブリュー 久々のロック爆音。 気分を良くしてベートーベン これも以前にも書いたけど、大のお気に入り。 演奏もいいけど、録音も好きだな。 よくコンサートに行っている人は、なるほどなるほどと思うこと請け合いだね。 ロックバランス(自分にとっての話だけど)のままヴァイオリンソナタが聴ける。 すばらしい。 さらに気を良くしてボーカル・・・・ だめだ、、、上ずってる 低域のボリューム若干修正 あ~~~~、おぼれる (*。*) 難しい・・・・・・・・・
by johannes30w
| 2007-05-15 00:19
| オーディオと音楽
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