2007年 08月 02日
いろいろやってた まずケーブル 今、3種のケーブルを試していた。 ベルデン、ノイマン、バイタル CDPからプリまでに使って試してみた。 意外にも、ノイマンがまず落ちた。 ノイマンは、硬質な高音と少しファットな低音で、魅力は大きい。 しかし、その魅力は癖ともとれる。魅力が大きい分、その魅力が気になったりする。 現在手に入りやすいノイマンケーブルは、この細身で柔らかいマイクケーブルだが、もしかしたら古い太いノイマンケーブルなら少し話が違ってくるのかもしれない。 でもねぇ~ ケーブルってその太さとか柔らかさとかがそのまま音に出るんだねぇ。。 暫くバイタルで聞いていた。 これをベルデン8412に換えると、音がしっかり締まる。奥行きの表現が素晴らしい。 バイタルに比べると、若干細身の高音となるが、しっかりした低音と相まっていいバランスを持っている。艶と力強さを併せ持った高音が、やはり素晴らしい。 改めてバイタルに戻すと、なんとも野放図だ。 奥行きの表現はベルデンに比べて目立たないが、左右の広がりがなんとも広大。 ぎゅっと締まった定位など考えていないかのような音像。 しかし、決して神経質にならない高音と、全域にわたるバランスのとれた力感と、これまた全域にわたる音色の統一感がいい。 ただ、イギリス風に、どこか曇り空。カリフォルニアは見えない。 さあ、何をとるか、、、 実は一番問題ありげなバイタルをとる。 こんなもんは、装置と部屋によって変わってくるもんだろうから、絶対評価はできないな。 で、プリ部の選択もしつこくやっていた。 自分としては、やはり、クワドエイトより、ノイマン444Aより、若干アンペックスがいい。 アンペックスからクワドに換えると、いつも、、、あ、こっちがいい!と感じる。 凝縮されたかのような密度感、力感、さらに意外と暗くならないその音色。 どれを取ってもこれがいいと感じてしまう。 しかし、もう一度アンペックスに戻してみると、息を詰めていたものがうわっと呼吸し始めるように音場が広がる。ギリギリと握った拳からすっと力が抜ける。 音色や力感ではなく、まずこの広がり感で私はアンペックスをとってしまう。 ノイマンも、実はこの空間表現が素晴らしい。 モノブロックなんだから、当然とも言えるのだが、アンペックスをはるかに越える見事な定位感を持つ。 実はノイマンは、あんまり期待していなかった。 過去、それまで使い続けてきたノイマン444Aをアンペックスは追いやってしまった経験があるから、、、。 今回も聞き比べれば、同じ結果が出ると思い込んでいた。 しかし、どうも違う。 以前アンペックスと比べた時にどうしても気になったノイマンのカタクナさ、硬質さがさほど気にならない。無くなったとは言わないが、気にならない。それどころか実に好ましい。 アンペックスに比べてやはり硬質な感触はあるが、いや、こちらが正しいと思わせる音を出してくる。 ドイツの嫌な癖じゃなく、素晴らしいドイツの音。 なぜこんなふうに感じるようになったんだろうと、暫くわからなかった。 思い出した。 今のこの444Aは、そのボディにA氏によるハイブリッド補強が施されているんだった。 こんなことがあったから、プリ部は決定できなかった。 アンペックスとノイマンを何度も何度も聞き比べていた。 どちらも捨てられない。 自分としては珍しく、2つの機器を手元に置くことになるのかなぁ~なんて考えていた。 仕方が無いから(?)ラインアンプの選定に入った。 とりあえずプリはノイマン444Aとした。 当然最初はノイマン475ラインアンプから入る。 やはりラインアンプは必要だと感じる。 これ無しでは音楽の生々しさの表現が弱い。 しかし、やはり硬質なノイマン色が強くなるなぁ~ が、 ここで思いついてしまった。 ノイマン444A>アンペックスはどうだ? これは以前試してみて、あまりパッとしなかったはずだが・・・・。 なぜこれを思いついたかといえば、 ケーブルをバイタルにしたから。 プリ周辺はバイタル(欧州)、プリ以降はベルデン(米国)となって、ある意味納得できる流れができる。 以前はパッとしなかった組み合わせも、ノイマン444Aがハイブリッド補強された現在となってはいけるんじゃないか? で、 スチューダーA730>バイタル>ノイマン444A>バイタル>アンペックス>ベルデン>Ureiチャンデバ>ベルデン>アムクロン というラインアップになった。 なかなかいける
by johannes30w
| 2007-08-02 02:58
| オーディオと音楽
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