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2007年 11月 17日

博多の夜 Ⅲ やまかさ邸

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やまかさ邸を訪れるのは何年ぶりか。

非常に楽しみにしていた。

あの独特の繊細な音が忘れられない。



しかし、良く考えてみると、現在やまかさ邸で鳴っているのはやまかささんのスピーカーじゃないんだよね。


そう!

この写真のブツ、ほとんどがやまかささんの友人であるIさんの所有ブツ。。


やまかささんのブツは2365ホーンと46センチダブルのサブウーハー。

4550+2220×2も、ヴィンテージ375(鍋蓋?)も、ヴィンテージ075もIさん所有のブツ。

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アンプはウエスギの管球アンプが主力。
ただ、球はドライバー部を担当し、ウーハー部は石のアンプ(QUADやM5)があてがわれている。

この使い分けは私も非常に納得できる。
自分が出した最良の組み合わせはウーハー部に6290、ドライバー部に6260をあてがい、同じシリーズなんだけど、その中での音の違いを生かしたものだった。

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ブランコは健在。

試しに乗ってみたら、おしりがきつかった。

妙に悲しい  (/_;)



小さい頃、「歩行器」が楽しかったことを思い出し、引っ張り出して入ってみたら、きつくて歩けなくて悲しかったことを思い出した。。。

博多の夜 Ⅲ やまかさ邸_e0080678_144513.jpg


このヴィンテージ375もIさんのブツ。

これって「なべぶた」って言うの?


しかし、このドライバーには驚いた。

こいつは素晴らしいよ。

JBLのドライバーは、375にかかわらず、常に「エネルギーが・・・」とか、「気迫溢れる・・・」とか、いわば言い訳を必要とするコメント、感想が多い。

はっきり言えば、それぞれのコメントの頭に「音は悪いんだけど・・」と付けてもいい。


私もそういうコメントにいちいち肯いてきたほうだ。

うちの2440は、それでも美しい音がするほうだとは内心思ってきたのだが、いや~、このヴィンテージ375には驚いた。

言い訳など一切必要ない。


特に中域(ってどこあたりを指すのか人それぞれなんだろうが・・・)の音の「張り」と「艶」は凄い。

純粋に音として美しいと感じられるJBLドライバーがここにある!


いや~、まいったな   (^_^;)




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出番を待つやまかささんの愛機2450。

戻れる?

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懐かしのEAWも今は休眠中。。。

どうなるんだろうか。。。。


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前から非常に気になっていたL-200とタンノイ

今回初めて聞かせてもらった。



タンノイは、、、

タンノイだった。



当たり前だが、結構このことに驚いた。

製品が、間違わずにその音を出す。

これって意外と凄いことなんじゃない?


ただ、私は今回タンノイ久しぶりにを聴いて、「高いところでクロスさせてるな~」なんて思っちゃった。

なんたる耳になってしまったんだろう  (>_<)

悲しいね~



L-200は、、、

もちろんハイへの伸びがが物足りない。

一昔前なら、即座に拒否してしまっていただろう。

しかし、今は非常に魅力的に感じる。



つまるところ、100点満点のスピーカーなど存在せず、常に長所短所を併せ持っているのがスピーカーなのであるならば、ハイを伸ばすことで失う魅力もあり、その両方を獲得することがオーディオファンの夢であるにせよ、一歩引いて、ハイを諦めることで得られる魅力に酔うのも一つのスタンス。


「これからお前はこのスピーカーしか使ってはいけない」と、神様が決めてしまったとしても、
私は相当幸せなんじゃないかと心底思った。




いろんな思いが交錯する友人たちと過ごす夜

by johannes30w | 2007-11-17 14:05 | オーディオと音楽


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