ガウスの1502ツイーターをオークションに出した。
5年前に出会っていたら、こうはならなかったのかもしれない。
以前から、最も気になるツイーターだった。
うちのシステムを構築する途上で、その概要が決まってくる時にこいつを聞いていれば、
もしかしたらシステムのあり方は、まるっきり違うものになっていたのかもしれない。
オークションに出品したものの、入札が入るのが恐くて、
流れてくれないかな~なんてぼんやり思っていた。
現実はそんなに優しいものではなく、しっかり落札された。
もう聴けなくなる。
バッハを聴こう
しなやかで、気品を保って、
でもしっとりと優しく
こんな音は、ついにJBLツイーターからは得られることはなかった。
はるかに巨大で、センスが良いとはとても言えないこのツイーターが
世間では、そのパワフルさばかりが話題になる。
たしかにそういう性格も持ってはいるのだけれど、
しかし、それはこのツイーターのある一面だけを声高に言っているにすぎないな
シューマンの森の情景
クララ・ハスキルの古い古い録音
優しく、しなやかに
かわいいな
あと一日だけ
今夜はゆっくりゆっくり聴こう
語らうように