2009年 01月 25日
ベッドに潜り込む時は4520を鳴らすという悪癖は未だ続いていて、 それが出来なかった二三日は、眠りにくかった。 朝(?)起きると、そこに居るので安心したりして。。 この位置に持ってきて先ずは鳴らしていたが、 ハムではない残留ノイズが大きいことが気にはなっていた。 年代もメーカーも違う、さらにプロ機と民生機の混成部隊だから、 いろいろ考えてやらないとノイズまみれになるのは当然だが、 まあそれでも鳴ってくれることが嬉しくて、そのまま聞いてた。 朝(?)起きると、そこに居てくれるのはいいのだが、 「ザー」とか「ヴー」とか言ってる。 そんな中でよくもまあ寝れるもんだと自分でも思うが、 いやいや、なんともすやすや眠れてるようだ。 昨夜は、ぼつぼつノイズを取っていこうかと、配線を変えたりアースをチェックしたりした。 プリとなるボザークは、このまま居ついてしまいそうなので(ノイズの元凶はこいつだが)、 とりあえずチャンデバを変えてみた。 うちにはアムクロンチャンデバが2台ある。 アムクロンの表示があるように、両方ともヒビノが正規で日本に入れたもの。 シリアルは、一台が5000番台で、もう一つが7000番台。 そんなに離れていないのだが、結構違う。 後ろのボディの色も違うし、中も違っていたと記憶しているが、パッと見て一番違うのは、外付けになっているトランスの取り付け方だね。 新しい方は、無理やり浮かしてある。 この2台、音も違うが、ノイズの出方も違う。 予想される通り、浮かしたトランスを持つ方が、明らかにノイズレベルが低い。 この改良(?)って、ヒビノがやってたのかな? 新しい方は、ノイズレベルが低く、でも古いのに比べると音は若干すっきりした感がある。 ま、とりあえずこっちを使うことにした。 落ち着いたらもう一度比べてみたいが。。 クロスも弄ってみる。 それまでは、650Hzあたりのクロスで鳴らしていた。 2ウエイなら、私はここら辺が好きなのかもしれない。 アルテックの時も、結局650周辺で落ち着いていたっけ。 3ウエイなら、話は変わってくるんだけどね。 でも、私のこのシステムの主役は4520なのであって、 その他の全てのものは、サポートにすぎない。 音だって、少々なら悪くても、4520を鳴らす方向に照準を合わせたい。 本当は、音自体もその方向での勝算は大きいんだけどね。 よって、クロスさせないことにした。 4520はスルー(全帯域を鳴らす・フルレンジ駆動)。 2360ホーン+2441は、ツイーターとしてちょっぴり足してやるだけ。 見にくいけど判るかな? ローパスのスイッチを「FLAT」に合わせてある。 これで全帯域が出力される。 ハイパスのクロスは、高い方からじりじり下げていく。 3,5KHz~4KHzあたりで落ち着いた。 こんな位置でのクロスは、JBLはやっていない。 500,800,1200,2400,7000,8000あたりがJBLが良く使うクロスポイントだね。 でも、スピーカーユニットのこんな変な、そして贅沢な使い方は、JBL自身はやっていないので、 メーカーのクロスポイントは、まったく参考にならない。 鳴り始め、 そのモゴモゴくぐもった音に、やっぱりそうなるよね~と、少しがっかりした。 でもまあこれで行こうとハイパスのクロスを弄り、パワーアンプのレベルを弄り、 これくらいかな~と落ち着かせた。 少しボリュームを大きめにして、 寒くなって、トイレに行った。 ふと気が付くと、扉の向こうから妙に生々しい感覚が届いてくる。。 急いで戻ってみると、 たしかに妙な音なのかもしれないが、ライブのあの生々しいエネルギーがバンバン出始めていた。 2220が目を覚まし始めたんだね。 そういえば、この2220は、長い間300Hz以下でしか使っていなかったし、 最近にしても、650Hz以上の帯域は鳴らしたことは無かった。。 ご満悦。。。 中島みゆきもちょっぴり鳴らしてみた。 4520って、本当はものすごく優しいのに改めて気が付いて、ちょっとドキドキした。 チャンデバはもう一台余ってるので、それも確認した。 エレクトロボイスのEX24 このチャンデバも好きなチャンデバで、一度はKJラボに出稼ぎに行っていたが、 戻ってきた後は、使わないのに何故だか放出できなかったものだ。 その高域のピュアな響きが独特のもので、やっぱり好きなんだな。 アムクロンチャンデバもその伸びやかな高域が魅力なんだが、 アムチャンは艶かしいのに比べて、このEX24はストイック。 エレボイのチャンデバといえば、XEQ-3がどうしても思い出されるが、 世代が違う。 よく知られているのはEX-23だが、あれはどうもダルな印象で、すぐに放出しちゃった。 このEX-24は、CDホーン用のイコライジングモードを持っている。 2ウエイでCDホーンを使うときには必須とも考えられるが、 実はそうでもないんだな。。 イコライジングの無い方が、素直に感じられることも多い。 ただ今回は、本当に2ウエイ完結、10K以上の帯域にはハイの伸びている2441を使うにしても不安は残る。 このイコライジングが役に立つ場合も考えられる。 クロスは、アムチャンのようにFLAT(スルー)ポジションなど無い。 630Hzクロスで試してみた。 流石にノイズレベルはさらに低い。 そんなことよりも、音は、 品がいい。 このEX-24は、エレボイのチャンデバによく感じる「ホット」な感触が少なく、 そのハイのピュアな響きもあいまって、全体としてもクール。 このクールで美しい響きは貴重なもの。 だから私はこのチャンデバを手放せなかったんだ。 このチャンデバにして、きちんとしたクロスを取って鳴らす。 頭で考えるきちんとした再生がこれで出来る。 オーディオ的には、プロが仕事で使う上では、 正しい再生が出来ているんだろう。 何を聞いても文句は出ない。 しかし、 アムクロンチャンデバでの4520フルレンジを聞いた耳には、 物足りない。 4520は、こんなによそよそしくなかったはずだとどうしても思ってしまう。 夜が明けて、チャンデバをさっさとアムクロンに戻してホッとしてた。 思いついて、ざっと特性を測ってみることにした。 これは、4520フルレンジ駆動 4520の天板の高さ、約1mの距離でのデータ 100Hz以下が下がってるのは、4520の場合150Hz以下はホーンから補強される性格上、 測定位置によってはこんなものになるが、 それにしても予想以上に素直な特性を持ってるね。 こっちは3,5kHzでハイパスした2360ホーン+2441ドライバー これにはびっくりした。 こんなに上まで伸びてるとは思っていなかった。 もちろん通常(?)のように、500Hzや800Hzでクロスさせた場合には、ここまでハイが伸びないのは誰もが知っているとおり。 目論見どおり、いやそれ以上の成績をとったような気分で嬉しくなる。 両方足すと 立派なもんだね。 ご機嫌だ。
by johannes30w
| 2009-01-25 15:12
| オーディオと音楽
|
アバウト
フォロー中のブログ
人狩り日記 Audio Warehouse ARISA4550 JBLと私の遊び場 Studio Okamo... SoundYorkへようこそ johannes4550 Monaural Rev... うつし世は夢、夜の夢こそまこと 航海日誌 ぼくばい日記 音の憧れ 如雨慈庵日乗 C嬢の物語 Record & Aud... リンク
ブログパーツ
検索
以前の記事
2015年 03月 2015年 02月 2015年 01月 2014年 12月 2014年 11月 2014年 09月 2014年 08月 2014年 05月 2014年 04月 2014年 03月 2014年 02月 2014年 01月 2013年 12月 2013年 10月 2013年 09月 2013年 08月 2013年 07月 2013年 06月 2013年 05月 2013年 04月 2013年 03月 2013年 02月 2013年 01月 2012年 12月 2012年 11月 2012年 10月 2012年 09月 2012年 08月 2012年 07月 2012年 06月 2012年 05月 2012年 04月 2012年 03月 2012年 02月 2012年 01月 2011年 12月 2011年 11月 2011年 10月 2011年 09月 2011年 08月 2011年 07月 2011年 06月 2011年 05月 2011年 04月 2011年 03月 2011年 02月 2011年 01月 2010年 12月 2010年 11月 2010年 10月 2010年 09月 2010年 08月 2010年 07月 2010年 06月 2010年 05月 2010年 04月 2010年 03月 2010年 02月 2010年 01月 2009年 12月 2009年 11月 2009年 10月 2009年 09月 2009年 08月 2009年 07月 2009年 06月 2009年 05月 2009年 04月 2009年 03月 2009年 02月 2009年 01月 2008年 12月 2008年 11月 2008年 10月 2008年 09月 2008年 08月 2008年 07月 2008年 06月 2008年 05月 2008年 04月 2008年 03月 2008年 02月 2008年 01月 2007年 12月 2007年 11月 2007年 10月 2007年 09月 2007年 08月 2007年 07月 2007年 06月 2007年 05月 2007年 04月 2007年 03月 2007年 02月 2007年 01月 2006年 12月 2006年 11月 2006年 10月 2006年 09月 2006年 08月 2006年 07月 2006年 06月 2006年 05月 2006年 04月 2006年 03月 2006年 02月 2006年 01月 2005年 12月 2005年 11月 2005年 10月 2005年 09月 その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
ファン申請 |
||